スキー のテクニカル・クラウンプライズ合格のためのポイント


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

スキーシーズンも終盤となり、、、
今シーズン トップシーズンには着ることが無かった
カッパ(雨具)も雨により着る機会が増えてきた。

雪が多く、、シーズン終盤まで雪の心配がなく
滑れる最高のシーズンです。

シーズン終盤となればシーズンの成果を確認するため、
目標達成のため検定会の受験が完了 または これから受験
というスキー狂も多いと思います。

高鷲スノーパーク SAJスキースクールでも
先日に最終のテクニカルプライズ、クラウンプライズの
検定会が終了しました。

検定会についてのレポートも別の投稿で展開しておりますが、
プライズテストの検定受験で何が必要かを検定員を担当させていただいて
感じたことを展開します。




検定合格で必要なこと

検定合格で必要なこと・・ですが。。

私のブログでは基本的に上達・・検定会の合格について
自論を展開しているので、、、重複した内容を
今回も語ってしまっているかもしれませんが、、、

検定の合格に向けて
何を意識すればよいか、何をやればよいか、
何を習得すればよいか。。。。

自分で検定会受験や検定員を担当した経験から
自論を展開します。

1.種目の理解

2.検定員の視点を理解

3.基本に忠実に

以上の項目を展開します。




1.種目の理解

種目の理解なのですが。。

テクニカルプライズ・クラウンプライズの検定種目は

①大回り
②小回り
③不整地 小回り
④総合滑降

となります。

まずは、それぞれの種目がどのような種目か
どのような滑りをすればよいかを理解して滑る
必要があると思います。

基本的にプライズテストは高い操作技術により
ハイスピードで安定した滑りをする必要があります。
斜面や雪質に合わせて安全に滑ることも付け加えておきます。

以下に各種目について展開します。




①大回り

大回りですが。。。
ハイスピードで安定した滑りとなれば、
カービングで滑ることとなります。

カービングで滑るということはずれの要素を少なく
ハイスピードで滑るということ。

早いスピードで大きくターンをする。。。
ずらさないで大きくターンをするにとどまらず,

スキーヤーが操作することで
早いスピードでターンを構築する。

基本的に高いスピードの次元で滑ることが必要となるが、
出しているスピードでスキーヤーが制御しきれているか
対応範囲内のスピードか・・ということになる。

検定バーンの斜度も厳しくなり
スピードは出そうと思わないでもスピードは
出る環境での滑走となるが。。

滑走スピードは速いが、、、
横方向の移動ばかりだと落差が無く
ターン数も増えてしまう。

適正なターン弧、ターンサイズでの滑走も
必要となる。
山回り中心のターンではなく
切り替えから谷回りで雪面をとらえることで
安定したターンができる。

4種目の中では比較的
合格点を獲得できる受験者が多い種目であると感じる。




②小回り

小回りですが。。

小さくターンする種目なのですが。。
小さくを意識しすぎて、、、
細かくなりすぎると落差が無くなかなか
ゴールしなくなってしまう。。。

さらに。。暴走を避けるため、、
スピードオーバーをしないように
板を横方向に多用して止めてしまう操作は
丸いターン弧が描けなくなる。

なんとなく間違ってとらえている
受験者もいる感じがする。。。
高い次元のスピードを維持して滑る必要があるが、
カービングで・・・とか・・
ずれないようにを意識して滑り降りてくる
受験者が少なくない。




全然ずれてもいいと思う。。。

ずらし方だが山回りで板の横方向に
ずらしてしまうと丸いターン弧が描けない。。

トップ方向に板が進み続けて
ターン弧を描く。。

トップ方向に板が進み続けながら
ずらして制動する。。

山回りではずれてはだめなことはなく、、、
ずれながら、フォールラインに落ちて行きながら
落差を持たせる。

山回りで余裕があれば
カーブ・・切っていけばいい。

トップ方向に板が進みながらターンをするのだが、
フォールライン方向にトップが向き続けて
テールを振り出してしまっても
ターン弧が描けない。

しっかり回し込む!!

回し込むが
回し込むことによって滑走スピードは
落とさない。

フォールラインに対して板を横に向ける
ではなく、回し込む!!




③不整地 小回り

不整地 小回りですが。。

まずはスムーズに滑り降りてくることが
最低条件となると思います。

メジャーな滑りとしてはコブを越えてから
コブの溝やコブの裏を削って
制動をすると思いますが、、、、

コブを越えた後に削ることが中心に
なってしまって板をフォールラインに対して
横を向けてそのままずれ落ちていくような
滑りではなく、、、

コブを越えてから若干でも板のトップ
方向に進むことが必要だと思う。

バンクで滑るのも悪くないが
あまりにも大きく外側を滑ってしまうような
バンクよりは、溝の若干外のバンクを
滑るのがよいと思う。

コブを真っすぐ滑るラインもあるが、
ターンをしないで真っすぐよりは、
若干コブを越える位置を左右にずらして
ターンをして滑り降りる方が
よいと思う。




④総合滑降

総合滑降ですが。。。

普段あまり練習をしない種目だと思う。

出せる限界までスピードを出して
小回り、大回り、中回りを織り交ぜて
気持ちよく滑る。。。というイメージだと思う。

実はここに落とし穴がある。。。

まずは検定バーンに合わせて
どのようなライン取りで滑るかを
考える。。。。

なるべくスピードの減速が無いように。。
斜面状況が荒れている場合には
自分のスピードのキャパが越えないように。。
・・というか板をずらしてしまうような
構成とならないか。。。

出たとこ勝負で滑走してしまうと
繋ぎが悪くなってしまうことも。

全体の構成を設定してから滑る方がよいと思う。




基本大回り系から入り、
コース全体を使うような構成で
中回りや小回りに切り替える。

構成は滑走スピードを落とさないような
構成で・・・

有りがちなのが、小回りを
板を左右に振るように・・とにかく小回りを
入れた!!とか・・
小回りでずれてしまうことで減速してしまわないように。

小回りを入れるのがリスクなら
入れないで中回りまでの構成でもよいと思う。




2.検定員の視点を理解

検定員の視点を理解。。。
ですが・・

プライズテストに限らず、
指導員系や級別テストでも検定員の視点を
理解したうえで演技、滑走するのがよいと思う。

各種目の観点を理解するのがよいと思う。

テクニカルプライズやクラウンプライズとなれば
級別テストに比べて高いスピードの対応能力や
安定性を実現するための技術が必要になる。

スピード・・といっても早ければいいというものではない。

ターンをすると言っても曲がればいいというものではない。

正しいポジションで正しいプロセスで動き滑りを実現する。

ポジションが悪いと正しいプロセスで動くことができない。
動けないと別の動きで補填してしまう。。こうなると減点になると思う。




級別テストからのプライズテストでいきなり
はじけた滑りをする必要はない。

一つ一つ確実にターンを構成する一連の操作を
落ち着いて行っていけばいいと思う。

基本的なところで、、、
外脚のスキーをしっかり踏むための荷重するための
ポジション。。

余計な先行動作でターンを始動していないか。

後傾ではないか。。。内倒していないか。。

検定員が見ていて普通にさらっと目に留まるところが無ければ
減点にはならない。

気になるところがあると減点につながると思う。
逆に加点にもつながる場合もある。

板にしっかり荷重できるポジションを保ち、
スキーのトップ方向に常に進み。。。
高いスピードの次元で滑る。
このような滑りをして検定員の気にならないように・・
アバウトな感じではこんなところだろうか。。。




3.基本に忠実に

基本に忠実にですが。。。

ターンをするためには基本となる
板の操作や動きがある。

足元・・板を操作しながら、
足元に荷重できる体勢をとるように動く。

荷重できれば板の特性でターンもできる。

このように動くための基本となる
動きを確認するのが基礎スキーのような気もする。

級別テストの更に上の資格となる
プライズテストにおいても基礎スキーの
検定でありまずは基本となる動きが
できていることが必要だと思う。

基本となる動きはスキーを初めたその日から
同じ基本であり。
この基本のレベルがスピードや斜面、
止める動きから、滑走する動きへの発展により
応用しながらプライズテストで実践される。

プライズテストで求められる滑りを
想定して、形やイメージを追いかけてしまうと
基本以外の動きで実現してしまうことがある。

外脚への荷重、、、そのための体勢づくり
これは級別テスト2級から求められていることは同じ。




基本に忠実に滑れないと
プライズテストの合格は難しいと思う。

これは、プルークボーゲンが正しくできるとか、
シュテムターンが正しくできるとかではなく、
正しいプロセスで動き板に荷重してターンする。

何度もプライズにチャレンジして点数の変化がないとか、、
合格できないスキー狂は
一度、基本の動きを再確認・・習得するのがよいと思う。

基本は滑りのベースであり、全てのターンの基本。
全ての種目への底上げとなる可能性もある。

簡単に基本・・・と考えてしまうが、、、
長い間今の動き、操作、体勢で構築しているベースは
凄く染みついている。
基本を修正するためには苦労する可能性もある。

もしかしたら、基本の操作の概念がないだけで、
やり方が分かれば切り替えられる可能性もある。

左右バランスや苦手な左右どちらかも
この基本が絡んでいる可能性もある。

基本は初心者のためでなく、
全てのスキーにつながる基本であり
レベルが上がるほど基本が顕著に滑りに現れる。

基本・・・見直してみてください。。。




まとめ

プライズテスト・・・

テクニカルプライズとなれば
級別テストを受験しているスキー狂からすると
神の領域だと思う。

高速でどんな斜面もさらっと滑ってしまう。

どんな風に体を動かし、板を操作しているか。。
怖くないのか???
・・神の領域。。。

・・と思ってしまうのですが、、、
上達を目指して取り組んでいれば
少なからず見えてくると思う。

取得のために凄く苦労する級別テスト1級だが、
スキー業界の中では・・・資格を取得するためには
級別テスト1級の合格はスタートライン。。。

あんなに難しかった級別テスト1級がスタート、、
山の麓とは恐ろしい。。
と思うが取り組みを進めていくと
求めているレベルを見てもそのように
設定されている。

級別テスト2級と1級のレベル差に比べて
級別テスト1級とテクニカルプライズのレベル差の方が
大きいと思う。

難易度が高い。。。




でも。。。級別テスト1級とテクニカルプライズ
の検定会で求められているレベルは違うが
スピードの次元や斜度違うが
級別テスト1級の延長線と考えてもよいと思う。

派手に滑る必要もない。。

地味にさらっと上手に滑ればよい。

級別テスト1級を合格したなら
一度受験してみると現実が見えてくる。

受験者はテクニカルプライズ保持者ではなく
級別テスト1級合格者。。。
受験者のレベルの差も広い。
受験し雰囲気を味わうのもよいと思う。

プライズテストはエキスパートの領域
滑りまくる・・だけでなく考えて滑ることが必要だと思う。

プライズテストの合格は取り組み方次第で
達成できると思う。

取り組み方を間違えないように・・・・。

高鷲スノーパーク えりたろう39コラボのテクニカル・クラウンプライズ 

2022年第二回 高鷲スノーパーク テクニカルプライズ検定の結果

2022年第一回 高鷲スノーパーク テクニカルプライズ検定の結果


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