スキー の級別テスト1級 養成講習会を高鷲スノーパークで初実施


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

高鷲スノーパーク SAJスキースクールで
級別テスト1級養成講習会を実施しました。

講習会の内容について自論を展開します。




級別テスト1級養成講習会

級別テスト1級養成講習会・・ですが。。

当初・・予約が少ない状態で
やはりよくわからない題目の講習は
敬遠されるのか・・と思っていましたが、、

最終的には7人の申し込みにより実施しました。

実施したレッスンについて以下に展開します。

1.レッスン想定対象者

2.レッスンの内容

3.結果

以上の項目で展開します。




1.レッスン想定対象者

レッスン想定対象者ですが。。。

今回の級別テスト1級養成講習会は・・級別テスト1級の合格に向けて
のレッスンは間違いないのですが・・
レッスンの内容に関して通常のレッスンとは対象年齢が若くても・・というか
対象年齢が低くても上達に導けないかという想定のレッスンとして
実施しました。

最近には小中学生の級別テストの受験も多くなっています。。
スクールでのレッスンは年齢に関係なく大人と同じ
レッスンを受講することとなります。。。

スキーの上達には滑りを見て真似をするだけでなく、
動きを、滑りを、操作を頭で理解して
進めるのが早く上達すると思います。




このため・・基本の動きをストーリーだてて
一つ一つ滑りを発展させながら目的とする滑りに
引き上げていくレッスンを行っていますが、、、

できる限り分かり易くとは考えてレッスンを組み立てて
いますが頭で理解してから、ということもあり、、

スキーの動きを実現するための見えない部分の
理解により滑りに反映してもらうことを考えると
どうしても口頭による説明も多くなります。。

理解をしてもらおうと・・説明をするのですが、、
小中学生には難しい・・のか
もしかしたら説明がくどいのか??

ストックで雪をちょんちょんしたり・・
理解する方向に届いていない感じが
することも少なくありません。。




小中学生はどちらかというと
説明少な目で組み立てる方がよいのでは??

ということで・・通常行っている
レッスンではスキーの制動の原理や
動きの根幹など動きを組み立てているものの
一つ一つの理由を説明していますが、、
これらを一切行わず・・

実施するパーツ練習などの
何をやるかだけの説明にとどめて
進めることで・・・

滑る・・繰り返し、、
により小中学生でも何が級別テスト1級には必要か・・だけ
理解してもらうレッスン構成で進めました。。




2.レッスンの内容

レッスンの内容ですが・・・

このレッスンは最初はレッスンではなく
級別テスト1級合格のための必要な要素をできるか、できないか?
の認定方式で実施することも想定していました。

認定方式だと講師一人で実施することも難しく、、
認定するための種目の動きを説明するだけでも
多くの言葉を必要とするので・・

レッスン方式で構想しました。




なるべく説明は少なく
分かり易く・・パーツ練習を行っていくことで
級別テスト1級合格のレベルまで引き上げることができるレッスン。

レッスンの内容を検討する際に
級別テスト1級で必要な技術・要素・検定員の着眼点を
考えてみた。

検定会で採点するときに
級別テスト1級であれば各種目の平均が70点以上となることで
合格となるが、、
点数を足していって点を付けるというよりは、
基本的には70点からの減点法で点数を付けていると思う。

もちろん良い滑り、、レベル以上の滑りには
プラス・・加点となる。。




どのようなところで減点されるかを考えると
・ローテーション
・内倒
・後傾
・山回りでの止めるエッジング操作
が多いように感じる。。

山回りでの過剰な制動・・
そもそも滑り降りないような操作。

このため、、まずは斜面をフォールラインに向かって
落ち続ける・・滑りつつづけること。
山回りではなく谷回りでの制動。。
板の回しこみ、、トップ方向に滑り続けることで
奇麗なターン弧を描く・・

そして・・大回りでのカービング。




というような視点で
検定員側から見ると減点するところが見えないと
合格となるというような発想で
滑りの要素を向上するレッスンとした。。

レッスンの一番最初には
必ず意識し続ける お約束として・・
センターポジションと足首ロック
ずれを活用するときの股関節の捻り。。
基本的に守ってもらいたいことを伝えてから
レッスン開始。。。

午前中は小回りで重要なずれの要素を組み立てながら小回りを・・
午後からは大回りで加点にもつながるカービングを中心に
レッスンを実施。。。




3.結果

結果ですが。。。

最初に受講者に小回りをしてもらい
現状把握をしました。

聞いてみると小回り系が苦手な受講者が多い。。

小回り は多くの受講者が回旋多めで
山回りで止めるエッジング。。
回旋多めのためターンは細かくターン数も多い
このため落差も左右幅も小さい。。。

想定どうりの減点要素を多く含んだ滑りからスタート。。




多くの受講者の意識として
滑走時には滑り落ちていかないように・・
スピードが出すぎないように
暴走しないように
・・という意識から止めに行く操作を多く行っていると思う。

受講者に検定員の気持ちになって
斜面下で回旋多めのターン数が多い滑りと
ずれが多めで落差を設けて滑ったものを
比べてみてもらうと・・・

後者で違和感がなく高得点になることも確認してもらい、、
斜面下方向に落下し続ける・・滑り続ける意識に替えてもらった。

このときに滑り続ける意識と
一緒にエッジをたてる意識を無くして・・
ずれ続ける中でターンするイメージとしてもらった。




こういった意識を持つことで
落差のあるゆったりとしたリズムで
一つ一つの動きも丁寧になり
減点の要素がない滑りになったと思う。

大回りに向けてはカービングの確立を行った。

午前のずれ中心のレッスンと打って変わって
エッジングすること・・ずれをなくすことを意識する。。

脚を大股開きして・・エッジセットの角度を作る。。。
さらに強くエッジセットの角度を作るために
内脚を曲げる・・

受講者間でお互いの滑りを見てもらいながら
感覚の共有やアドバイスも行ってもらい
全員がカービングターンができるまでに・・

午後からも斜面によっては
カービングやずれを織り交ぜながら進めてみた。。

大回り・・小回り共に級別テスト1級
合格に向けた対策はできたと思う。




まとめ

斜面下方向に向けて滑らないように・・
直ぐに回旋し山回りを多く活用し
スピードの減速・・止めることを中心にしていた
ターンに比べて・・

斜面下方向に滑り続ける意識を持つことで
スキーは楽に楽しく滑れるようになると思う。。

山回りで止めることを中心に操作していた
ターンでは雪面からの圧も多く
反発も多くリスクもある。
直ぐに回旋してしまうことから谷回りが無く
山回りだけのターンになってしまう。。
谷回りがないと制動するずれを活用する
ところがなくなってしまう。。。




山回り中心で滑っていると
雪面からの圧や跳ね返りがあり
スキーの醍醐味のような感じにも捉えてしまいがちで、、、

谷回りでずれを活用して落差を設けながら
滑ると・・・ガツンとした醍醐味のなくなるので
この滑りでちゃんと滑れているように見えるのか??

という不安にもなるが・・
本来基礎スキーは雪の斜面を
楽に楽しく、カッコよく滑るための滑り方。。

過酷でカッコよく見えるというものではないので

全て該当するという訳ではないと思うが・・
正しい滑り方を身に着けると
筋力的、体力的にも負担が少なくなり
滑りもカッコよくなり・・検定会での減点もなくなると思う。。




本来スキーの楽しい部分は滑ること・・
斜面を滑り降りることの爽快感。。

これを一生懸命止める動きをして滑らないようにしてしまう。。
安全に斜面を滑走するという制動は必要だが
止めないように滑り続ける。。

意識を変えることで楽しく楽にカッコよくなると思う。。

今回の級別テスト1級養成講習会だが、、、
小中学生の受講もあり・・感想を聞くと
分かり易かったという嬉しい感想もあり・・

恐らく来シーズンもこの企画レッスンは継続すると思う。

スキー テクニカル検定 高鷲スノーパーク で2月4日に実施の検定 合格5人!! 

スキー の谷回りは難しいが重要 山回り切替谷回り山回り切替谷回り山回り 勢いを生かしてターンする

スキー の上達の鍵は谷回りにあり 谷回りの滑り方でターン全体が変わる

スキーの 谷回り を物理的にイメージ 加速度を抑えてスピードを上げない

https://www.facebook.com/Gakuro23/

Twitter でも Gakuro Monologue で投稿しています。
https://twitter.com/Gakuro23
***フォロー・リツイート大歓迎です!****

にほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへ
にほんブログ村

スキーランキング