スキーの級別テスト1級・2級 の検定員が観ているポイント 難しく考えないで


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(バッジテスト1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

営業が終わってしまうスキー場も多くなり、
級別テストの受験では限られたスキー場で受験する季節となりました。

高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
できるかぎり検定会を計画していくと思われます。
http://takasu-spss.whitesnow.jp/category3/entry11.html

級別テストの検定における
検定員が見ているポイントについて自論を展開します。




検定員が見ているポイント

検定員が見ているポイントですが。。
検定員は事前講習を担当することが多いのですが、
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
大概、、、主任検定員が級別テスト1級の事前講習を担当して
残りの検定員のどちらかが級別テスト2級の事前講習を
担当します。

主任検定員というのは、
検定会の責任者みたいなものです。

検定会は検定員3人の3審でのジャッジの結果が
検定会での採点結果であり合否を決定します。

この中でも主任検定員は
検定会を実施するための種目毎の
検定バーンを決定して、実際に検定を行うための
スタート位置やゴール位置。。
検定する種目の順番。
ローテーションの順番も決定します。

さて・・・
話を戻しまして。
検定員は検定会での滑りを確認して
採点します。

雪の状況、斜面の状況などの条件を
考慮して採点します。

検定員3人は受験者の
最初の3人程度の滑走後に採点を行った
結果を持ち寄り、、種目毎に採点結果の
目合わせを行いレベル合わせを行います。

検定員は事前講習から受験者の滑りを観ているのですが
検定会の採点は事前講習の滑りは全く考慮されず
検定会の滑りだけで採点されます。

それでは。。。
各種目毎のポイントを以下に示します。

1.級別テスト 1級

①大回り

②小回り

③横滑り

④不整地小回り

2.級別テスト 2級

①大回り

②小回り

③シュテムターン

以上を展開します。







1.級別テスト 1級

①大回り

大回りですが。
1級ともなると多くの受験者がカービング要素を
用いた大回りで滑走してきます。

しかし、カービングで滑らなければ合格できないと
いうことはありません。

板のエッジをたてるだけの滑りでなく
板を操作することでターンを行って下さい。

基本的には暴走せず、ある程度のスピードを
保ちながら斜面に合わせた制動を行いながら
滑ることができれば合格です。

もう一度いいますと。。
カービングでないと合格できない。。
ということはありません。




②小回り

小回りですが。

大回りと同様に板のエッジを切り替えるだけの
ターンではなく、、
斜面に合わせてずれを使い制動をしっかりおこない
ターンをしてくる必要があります。

暴走をしてしまったり、、
止めすぎてしまうと 減点となります。

ターン弧が少し大きくなっても
板を動かしてターン弧を描いて滑り降りてくる
ところを見せるといいと思います。







③横滑り

横滑りですが。。
検定員からみると最初の1~2ターンは
斜面の状況から横滑りなのか、、、斜滑降なのかが
判断がつかないことがあります。
このためしっかりずらした滑りを見せるのがいいと思います。

斜滑降であると減点となります。
しっかり、板の横方向へのずれを見せるようにしてください。

谷側の脚に重心が乗り、、しっかりずらしてきていれば
合格と考えてもいいと思います。

絶対斜滑降とならないように。。




④不整地小回り

不整地小回りですが。。
検定バーンとしてコブが準備されていたなら
コブをがんばって降りてくる というより
滑り降りてくると認識できれば合格だと思います。

止まらない。。ばらばらになっている印象がなく
スムーズに滑り降りてきている印象であれば
合格だと思います。

非圧雪のバーンで検定となった場合には
ターンができずにほぼ真っ直ぐ降りてきてしまうと
減点となります。

どのようなバーンでも板を操作してターンをして
滑り降りてくることができるかを見ています。

ある程度ターンをしている!!というところを
見せることができるといいと思います。







2.級別テスト 2級

①大回り

大回りですが。
暴走しないでスキーヤーが制御して滑り降りてきている
ところを見せる必要があります。

ずれが多くても問題ありません。
ゆっくり過ぎず。。爽快感が伝わってくるように
滑り降りるのがいいと思います。

1級と同じように上体を傾けてエッジを切り替えるだけの
ターンではなく、、ずれを活用してもスキーヤーが
板を操作した結果ターンをしているところを見せる方が
いいと思います。

後傾となり暴走しないように。。




②小回り

小回りですが。。
大回りと同様にエッジを切り替えただけの
ターンは減点となると思います。

ずれを多く活用しても板を操作してターンしている
ことを見せるのがいいと思います。

スピードが出ないように板を横方向に向けすぎて
止めすぎないように注意が必要です。

ターン弧は細かくなりすぎず。。
中回り手前ぐらいとなっても板を制御して
滑り降りてくることを見せるのがいいと思います。




③シュテムターン

シュテムターンですが。
2級のシュテムターンは内脚の引き寄せが
山回りで引き寄せても問題ありません。。

イメージとしては
谷回りをシュテムーターンで滑り、、
山回りに入った時点で内脚を谷側の脚にそれえて
パラレルスタンとして横滑りをするイメージで
滑ればいいと思います。

ターン中にはしっかり外脚に荷重して、、
スムーズに脚を揃えてずらすことができれば
合格だともいます。







まとめ

級別テストの合格と考えると
滑り方について凄く難しく考えてしまうと思います。

スキーヤーの意思で求められた種目で軽快にターンができれば
合格と考えてもいいと思います。

小回りは降りてくることを優先してターン弧が縦長になってしまったり
小さくなるより、、中回り手前位まで大きくなっても
操作してターンしていることを見せることに注力するのが
いいと思います。

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