スキーは外力によって楽しめるスポーツ 外力を知ることでスキーヤーが何をすればいいかを考える
Own Logical Index
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト（バッチテスト）やプライズテストの合格に向けて
取り組んでいるスキー狂のみなさん
外力があるからスキーを楽しむことができていると思います。
外力について自論を展開します。
外力とは
外力とはスキーヤー自身が動いて働きかける力ではなく
スキーヤーに外部からかかってくる力を外力といいます。
外力には
１．重力
２．遠心力
３．慣性
の３つがそれであると考えます。
図１．外力のイメージ
図１に外力のイメージを示します。
この３つの力について展開します。
１．重力
重力は正確な意味を調べていくと
「物体の重さの原因となっている力」や
「地球上で物体が地面に近寄っていく現象」など
いろんな表現がされておりますが、
スキー的にいうと斜面の下方向にスキーヤーが
引き寄せされる力 と考えればいいと思います。
この力があるからスキーを楽しむことができるわけですが、
この力はスキーヤーの体重の重さに関わりがあります。
体重が重い人ほど重力も大きくなるため
スキー場でよく見かけるのは、
小さい子供が凄いスピードで滑っていたかと思うと
プルークで上手に止まったり、
コブをプルークでスイスイ滑っていたりするのは、
体重が軽いので重力の受ける影響が少ないからだと思います。
大人が同じ重力で同じ筋力を持っていたら
コブなどもっと簡単に滑れるのだろうなとも感じます。
重力があるからスキーで雪の上を滑り下りることが
できます。
スキーはこの滑り降りるときスキーヤーが体を動かして
スキーの板を制御することでスピードをコントロールして
滑ります。
スキーの上達の過程では、
斜面を滑り降りる爽快感 をたまに忘れてしまうことがあります。
この重力・・・によりスピードが過剰に出過ぎるのを必死に
制動させる方向に考えてしまい、
この結果止めるエッジングの多様であるとか、板と一緒に滑り降りる
ことができず後傾になり、
本来斜面を滑ることが楽しいはずが、十分に楽しみを味わえていない
ようにも感じます。
もっと板をすいすい滑らせて、体もスキーと一緒に落下していけば
更に上達もすると思います。
２．遠心力
遠心力は円の外方向に向かって働く力ですが、
スキーはこの力があるからスキーヤーは円の外、
ターンの外に放り出されないように体勢づくりをしていきます。
遠心力がなく ただ真下に向かって真っすぐ板の上に乗っているだけで
左右に曲がれてしまっては、
なんか面白みに欠けるような気もします。
遠心力があるから板を中心に体を左右に動かし
スポーツとして成立するのではないかと感じます。
３．慣性
動いているものが動き続けようとする力です。
この力によりスキーでターンを深く回したりも
できるのではないかと思います。
この力がないことを想像すると
スキーが横を向いた瞬間にいきなり滑らなくなるなんて
全然楽しくないですよね。
斜度があれば重力でスキーは滑るけど、
斜度が緩くなった時点でいきなり止まってしまうと
楽しくない。
ＷＡＸが合っていなかったり、雪質によっては
斜度が無くなると板が全然走らなくなることありますよね。
あれ楽しくないですよね。
重力や遠心力により板にたまった力、加速した状態を
維持しようとする力である慣性を上手く使って
滑ってみてください。
今の動きを次の動きに活かす。
ターンは一回ではなく繰り返し行うので
この力も活用したいですよね。
まとめ
スキーでターンをする時にはスキーヤーの力でターンを
している感じがしますが、
スキーヤーは遠心力に耐える体勢をつくりこれにより
板がたわみ、板の特性によりターンができていると思います。
上達の過程では自分の力でスキーをするイメージから
外力を上手く使うイメージに変えて使う力を過剰に使わない
用にして滑ってみてください。
イメージを変えると身体の動き自体も外力に耐えるという
理由があるので、これに反する動きはあまりしなくなると思います。
外力を理解することで滑りの質も変わると思います。
自分がどのように動くかの前に一度考えてみてください。
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