なかなか脱出できないスキーのワイパー操作 弊害が減点に繋がる 改善を心に決めよう!


スキー狂のみなさん

スキーの級別テストやプライズテストの合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
ワイパー操作が悪いと言われていますが・・この理由について自論を展開します。

ワイパー操作について

ワイパー操作が悪いと言われますが、
ある程度滑り降りてきてるし いいんじゃない。

なんて感じてしまいますがなぜ改善が必要なのか。

検定で点数がでないから。・・・・そうなんですけど
検定で点数がでないのは結果ということで根本的なところについて展開します。



滑りへの弊害

ワイパー操作が及ぼす滑りへの弊害を記載してみます。

1.動きが止まって見える

2.山回り中心の滑りとなる

3.綺麗なターン弧を描けない

4.スキーの特性を生かせてない

5.悪い雪質の時に弱い

こんな感じではないでしょうか。。

1.動きが止まって見える

「動きが止まって見える。」とは、板を横方向につかってそのまま
斜面を真っ直ぐ降りてしまっていると思います。

特に急斜面ではブレーキング要素も大きくなってしまいます。

板を横方向にして滑る要素が多く斜面の左右にターンをして滑る要素が少ないために
下から見ていると、下方向に真っ直ぐ落ちている時間が長いために動きが止まって
見えてしまいます。

2.山回り中心の滑りとなる

「山回り中心の滑りとなる」については、
ワイパー的に板を横方向にして滑っている期間は山回りとなります。

多くみられるワイパー操作は山回りで板を横方向にして、
次のターンの山回りに一気に板を回転させてしまいます。

急斜面であるとブレーキング要素が多くなり、板を横方向にブレーキング
してしまうと、板の反発により弾んでしまい谷回りを越えて山回りとなります。

このブレーキングが顕著になるほど反発も多くなり、
山回り から 山回りの滑りとなってしまいます。

気持ちの面からも急斜面でスピードを抑えなければならないという意識が
強くなると板を縦に使う余裕もなく板が横 から 横の操作となると思います。

3.綺麗なターン弧を描けない

「綺麗なターン弧を描けない」については、
綺麗なターン弧とは例えると電気の交流の正弦波のようなシュプールとなりますが、(少し違うかな・・?)
ワイパー操作では板を横にしている山回りではそのまま下方向に滑っているので、
左右に滑る期間が無く、太いザーっというようなシュプールの連続となってしまうと思います。

図1.綺麗なターン弧のイメージ


図2.ワイパー操作のイメージ




4.スキーの特性を生かせてない

「スキーの特性を生かせてない」については、
スキーの板は縦方向に滑り易い板の特性に仕上げてあると思います。

スキーを選ぶときには回転半径で板を選ぶことが多いと思いますが
横方向の要素が多いとスキー板の長さは関係すると思いますが、
あまり特性を有効に活用できていないと思います。

5.悪い雪質の時に弱い

「悪い雪質の時に弱い」では、
春先のぐさぐさの雪などでは、雪面がぼこぼこしています。
また雪は重く抵抗があります。

この雪面を滑るときにワイパー操作で滑った場合、
板を横向きにしていく期間が長いと、、
板が横向きの状態は雪面に対して抵抗が大きく
雪面のぼこぼこを板で受け止めてしまい引っ掛かります。

これがリスクとなり詰まってしまいます。
抵抗が大きいと滑走性も悪くなります。
また、雪に滑走性があり雪面が荒れている状態であれば
荒れている状態の雪面の抵抗を受け止めて転倒するリスクもあります。

図3.抵抗の大きさのイメージ

まとめ

以上のようにワイパー操作により様々な弊害が出ます。
このため検定では減点要素となっているのではないでしょうか。

しかし、全てワイパー操作がだめだというわけではなく、
斜面を降りてくることを優先するのであれば、
滑走性を除外して安全に山回り中心で降りてくるワイパー操作は
有効だと思います。

できて無駄ではないのですが滑りの質や美しさを求めるときには
改善が必要と思います。

もしワイパー操作を多用しているのであれば、
改善した滑りを身につけることで滑りの質は上がると思います。
板の縦の要素を多く使いだすと、横の要素が多くなってしまうと滑っていて
すぐに「やってしまった・・・」と気が付きます。

しっかり身についていると改善には苦労するかもしれませんが、
改善できると滑りのイメージも意識もターン弧も一気に変わってくると思います。

検定でワイパー要素で減点となっている受験者も多いため
引き続きこのネタは投稿で扱っていこうと思います。
以下に関係のある投稿を示します。時間があれば参考してください。

スキーのワイパー操作によるブレーキング 原因とプロセスを理解して改善する

テクニカル受験必見 ワイパーからの脱出

スキースクールのレッスン時でもワイパー要素からの改善については
比較的多く盛り込んでいます。
高鷲スノーパーク SAJスキースクールもご活用ください。。
また宣伝で終わってしまった・・・・。

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