アイソメトリックで意識を変える


スキーって自分の力だけではうまく滑れないんですね。。
(いきなり。。なんのこっちゃ・・て感じの書き出しですが・・。)

スキーは平らな地面の上で演技をするのと違って、
基本的に雪の斜面を滑り降りていく中でどう綺麗に、早く滑って行くかという感じですね。

自論ですが・・・。
スキーを上手に滑るには重力に引かれて斜面を滑り落ちていく中で
雪面からもらう力をどうやって、どの程度もらって行くかを体を使って
調整しその体制づくりを上手にやるスポーツだと思います。。。。

またまた・・訳の分からないこと言っていますが、、
スキーを滑るときに関わる力は

・自分の力
・重力
・雪面抵抗(状態・形状も含めて)
・遠心力
・道具による力

と思っています。
雪面抵抗は雪質やWAXの影響、さらには新雪、融けてグサグサの雪などの雪質。
また、コブ斜面、さらにはエッジの噛み方やずらし方で抵抗が変わってくると思います。

道具による力は、板の硬さによる反発であるとか、エッジ、板の長さなどが関係していると思います。

これらの力が滑っている瞬間ごとに、雪面の状況毎に刻々と変化する状況で体を動かして滑っています。

内傾角を多くとれば遠心力に耐えられるし、エッジをかけることで雪面からもらう力
(エッジをかませて力を 「与えている」 と考えてもいいかもしれないですね。)も増します。
あまり内傾角を沢山とると倒れて転んでしまいます。
内傾角を取るだけだと雪面との力の調整を上手にできないので、脚や上体を調整して適正な状態を作り出します。

雪面からもらう力以上に力をかけたり、もらえる体制を調整できないと、ずれが生じたり、
想定したライン取りができなかったりします。

必要な力をやり取りするための体制づくりを瞬時に繰り返し行っていく。
これがスキーの本質のような気がします。

唐突ですが「アイソメトリック」を繰り返しいろいろな体制で行っていると考えてみるのはどうでしょうか。

アイソトリックとは静的な運動です。
見た目は動いていないが内部では力を必要とする運動です。

例えば壁を押し続けていても壁は動きません。でも押している人の内部では押すという力を使っています。

図1.アイソメトリック均等

壁が動かない状態であれば与える力と、壁からもらっている力の大きさは同じとなります。
壁に寄りかかっているときより、踏ん張って壁を押しても壁は動きません。
このときには力の大小はありますが与える力と壁からもらう力の大きさは同じとなります。

図2.押す力が強い

もし力持ちが壁を猛烈な力で押して壁が倒れたのならば、与える力の方が大きいということになります。

これをスキーの滑りに展開すると、
滑っているときには、スキーヤーがどのような体制・スピード・方向で体制づくりをするかによって雪面から
うける力も変わってきます。この力を沢山もらうか、ちょっともらうかはスキーヤーの体制次第です。
もらう力を自分で調整して滑る感じです。
もらう力に対してそれに耐えるために力をかけていきます。

雪面からの力とこれに対して耐える力これらの力が同じであるときにロスの少ない滑りができていると思います。

自分が力を使って、動いてスキーを動かして滑るという意識から、
もらう外力を調整しながら滑るというように意識を変えるとあまり力を使わないでも
滑ることができるのでは・・と思います。

自論です・・・・。
イメージできたでしょうか。
みなさまの上達のイメージアップにつながるといいのですが・・・

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