テクニカル受験者必見シリーズ スキーの横向きの度合いは抵抗 抵抗の度合いでスピード制御


スキーの級別テストやプライズテストの合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさま
板をずらしてますか・・・・
自論を展開してみます。

は???あっさり展開開始していますが、
そりゃずらさないとスピード制御できないですよね。
私の別の投稿でもずらす・・・ずらす・・・って毎回に近いくらいでてきますが、
このずらすについてちょーっと考えならがずらすように意識を変えてみましょうか。




まずはずらしの代表的なすべりであり、
ずらすことで安全に一番導入しやすいプルークボーゲンと
上級者のみなさまが普通に滑っているパラレルターンを見てみましょう。

図1.二つの滑り

図1にプルークボーゲンとパラレルターンの滑りの概略図を示しておりますが、
どちらがずらしているか?
と聞かれれば・・・プルークボーゲンと回答できると思います。
ずれが それぞれどれくらいなの?
ど・・・どれくらい?

単純にずれの要素が大きいほどスピードを制動する要素が大きいと考えてもいいと思います。
では・・どのように滑るのが適正な制動要素なのか視点を変えてみて見ましょう。

では・・同様にプルークファーレンで確認してみます。

図2.プルークファーレン

図2にプルークファーレンの板の様子を示しておりますが、
どちらが制動要素が大きいか・・・。
図2の ロの方が制動要素は大きいですよね。
初心者にブレーキングを教えるときに 「三角の後ろを広げてブレーキね!」
なんて教えるように三角の角度が大きいほうが・・沢山脚を開くほうがブレーキがかかりますよね。

では・・・さらに図2に板が進行方向に滑っていくときに雪面から受ける抵抗が分かるように
記載してみました。

図3.プルークファーレンでの抵抗

雪面から受ける抵抗ではイの黄色のマーキングより ロの赤色マーキングの方が長いと思います。
(ざっくりとしたマーキングなので二つの板の真ん中の隙間は省略してマーキングを繋げています。
以後同様となります。)
このマーキングが長いほうが抵抗が多く制動要素が大きいと考えられます。

さあ、それでは・・また最初のプルークボーゲンに戻ります。

図4.プルークボーゲンの抵抗

連続して、、、パラレルターンも以下に示します。

図5.パラレルターンの抵抗

図4のプルークボーゲンの抵抗の目安の黄色のマーキングと図5の
パラレルターンの水色のマーキングでは圧倒的に黄色のマーキング・・プルークボーゲンの方が
抵抗は大きいですよね。
(図5のパラレルターンは板がべたっと接雪しているしている状態のマーキングの幅ですが、
カービング気味にエッジに乗っている要素が大きい場合はもっと水色のマーキングは短くなります。)

プルークボーゲンでどんなに がんばっても パラレルターン にスピードで勝ったなんて
ことはないですよね。

さあ次にはパラレルスタンスでずらしてみたときの比較をしてみます。

図6.パラレルスタンスでのずれ

図6にはパラレルスタンスで進行方向に対して板の横に向け方で抵抗
がどのようになるかを示しています。
図6の①は ほぼ板を横向きにして進行していく場合で、ワイパー操作の山回りでは
このような状態になると想定します。
③は直滑降状態ですね。
見てすぐに分かるようにマーキングの幅は③→②→①の順番で大きくなります。
大きくなるほど抵抗は大きくなり制動要素は大きくなるので・・。
進行方向に対して板を横に向けるほど抵抗は大きくなり制動要素が大きくなります。

ん?????
気がつきませんか?
進行方向に対して板を横に向ける向きを変えてやれば抵抗が変わり、
制動要素が変わる・・・・・。
ということは、  板を横に向ける向きを変えてやれば制動要素を調整できる
もういっちょう、 板を横に向ける向きを変えてやればスピードを調整できる
なんていってもいいのではないでしょうか・・・。


図7.板の向き調整

図7では左からプルークボーゲン、パラレルターンです。
一番右は  プルークボーゲンの外足の角度はそのままで内足をパラレルスタンス  
としました。するとパラレルターンのマーキングの水色より緑色のマーキングのほうが
長くなります。
緑色のマーキングのほうが制動要素は大きくなります。
これを普段のすべりの中で使っていけば板を横に向けないでもターン全体の中で
スピード調整を行うことができるようになると思います。

図6の②の板を横に向ける向きを変えてやればその度合いにあわせて
抵抗も変わり制動要素も変わる。・・・でスピードも調整できる。
自論展開しまくりですが・・・ 分かったですか?

スキーの技術は連鎖していると思います。
プルークボーゲンはプルークボーゲンで完結しないで、、
その後の洗練されたところでも活用されます。

一度遠回りと思いながら低速で滑りを確認していくと近道かもしれませんよ・・・。
私も低速から練習開始です。。
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