スキー の級別テスト 高鷲スノーパークでの実施録!!<2023年・2024年>
Own Logical Index
<2024年3月31日>
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
シーズンオフが近くなってきた。。
いつまで滑れるのか??
ということが凄く気になる季節。。
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
2023-24シーズン最終の級別テストが
3月31日に開催されました。
実施した級別テストに関して展開します。
最終の級別テスト
最終の級別テストですが・・・
級別テストに関しては何としてでも実施する感覚で、、
できる斜面を探して実施する・・そんな感じでした。
この季節(3月中旬以降)は検定会を実施する
検定バーンを設定するのに悩みまくり・・
3月31日には融雪も進み・・
チャンピオンクワッドも動いていない状況・・
そしてダイナミックコースにはバンクコースが設定されていたので
検定会を実施する検定コース・・悩みまくりです。。
検定会の予約では級別テスト1・2級合わせて10人程度だったのが、、、
結果20人を超える受験者でした。。
実施した級別テストに関して展開します。
1.検定バーン
2.検定
3.検定結果
以上の項目にて自論を展開します。
1.検定バーン
検定バーンですが・・・
当初・・ダイナミックコースが滑れる情報から
ダイナミックコースでの実施・・と想定してましたが・・
チャンピオンクワッド降り場から下に
バンクドスラロームが設営され、、
受験者の導線が上手く確保できないことも考え・・
再考した感じです。。
昨シーズンでの最終回の検定ではダイヤモンドコースを使用して
実施もしたのですが・・安全第一の観点と一般のお客様への
影響も想定して できるかぎり、
一般のお客様の少ないコースで設定しました。
主な実施はパノラマコース上部を活用。。
小回りは 高鷲テラスから左に落ち込む一つ目の中斜面での
実施を想定しましたが、最終的にはもう一つ先に右に落ち込んだ先の
長い中斜面で実施・・・
見下ろして右端で 小回り の後に左に移動して 不整地小回り
もう一度 右端に戻り 大回り 、その下で シュテムターン。
シュテムターンが終了しダイヤモンドクワッド乗り場をすり抜けた
ダイナミックコース下部で総合滑降を実施しました。。。
小回りは級別テストにしてみると少し斜面的に
難易度が高かったかもしれない。。
級別テスト1級から開始して、その後に級別テスト2級が滑走。
最初はグサ雪で滑りにくかったが、、、
1級受験者が17人滑り終わったころには
多く滑ったところが固くなり、
その周りはグサ雪で凄く滑りにくいバーン状況だったと思う。
不整地 小回りは丁度滑りよいコブの大きさで
斜度も厳しくなく、、、深すぎない状況。
不整地が苦手な受験者にはどんなコブでも差はなかったのかもしれないが、、
若干でも不整地が滑れる受験者であれば滑り易いコブであったと思う。
なにより・・春の雪・・コブには最適だったお思う。
大回り は斜度は緩いが、、、
若干グサ雪であったためカービングで滑ることは
難しかったと思う。。
総合滑降ではグサ雪のため大回りと同様に
雪が重くて埋まることからカービングで滑るには
若干難しかったかもしれない。。。
春の雪なので全体的に重く。、、埋まってしまう雪質での実施でした。。
2.検定
検定ですが。。。
一番難しかったのは 先にも記載したように
小回りだったかもしれない・・
比較的 大回りに比べて小回りが苦手な受験者が多い・・
苦手が多いプラス 斜面が難しい。。。
斜面が難しい場合は採点時に緩和されることもあると思うが、、、
ミスは発生しやすい。。
雪質が検定受験者が滑っている間に変わっていく感じ。
最初の受験者が滑ったときには
春の雪という感じのグサ雪で、、
それから受験者が滑っていったところが
ラインとなり・・・
多くの受験者が滑った後は
ラインが固くなり滑りにくかったと思う。
この時の検定会では
級別テスト2級の前走を担当したが、、、
プライズテストの前走であれば
このラインに合わせて小刻みにターンをしていくところだが、、
級別テスト2級の前走となれば
ある程度ターン弧を大きく
山回りをずらしていくこととになると思う。
こういった滑りでは
ターン弧の回転半径が固い雪と春のグサ雪を
行き来して、、、でこぼこした中を滑るため
特に級別テスト2級受験者にとっては難易度が高かった思う。。
不整地小回りでは、、、不整地は2ラインあり
好きな方を滑ってよいという感じ。
多くの受験者が滑り切れていた感じだ。。
特にピッチが急に変わるコブや落差があるコブが
あった訳でないため滑りきるという面では
難しくはなかったと思う。
不整地が苦手な受験者は多いが、、、
非圧雪のグサグサの斜面よりは
今回はコブを滑る方が楽だったと思う。
不整地だと滑りの質が多く求められるが、
コブだと完走できれば合格点になったと思う。
**完走と言っても降りてくるではなく滑りきるですね。。
大回りは、
斜度が緩く若干長めに設定。。
雪質が春のグサ雪なので
思いっきりカービングを意識して内傾角を強くすると
板が潜って持っていかれる感じだ。。
どの程度踏めば潜ってしまうか
雪と板のコンタクトを確認しながらの
滑走になったと思う。
しっかりセンターポジションを維持していないと
適切な荷重や操作ができない。。
後傾となっては荷重してターンするというより
傾きだけでターンしてしてしまう。
こうなると減点になっていたと思う。
ずらし過ぎても滑走性が悪くなり
斜度も緩くスピードも遅く減点になっていたと思う。
シュテムターンだが、、
今回の受験者はリベンジでのチャレンジャーが多く
シュテムターンの出来が良かったと思う。
雪が重たいので、、、山回りでずれ続けて
内脚を寄せていくのだが、、
若干トップ方向に板を進める意識で
板を進ませながら内脚を寄せていく滑りとなった。
事前講習では外脚に荷重することはもちろん、、
後傾にならないこと、最後まで脚を引き寄せることを
アドバイスしたが、、多くの受験者がよい滑りができていたと思う。
最後の、、、総合滑降だが、、
春の雪で重く、、細かく、急激な板の操作はできない。。
上手く板を走らせてスピードを維持して滑ることとなる。
荷重や内傾をミスると外脚が埋まってしまったりとなる。。
小回りを入れることで、、、強引にこじってしまったり
ミスに繋がっていたと思う。。
中回り位でとどめて滑走性を落とさない滑りで
合格点は獲得できていたと思う。
全体的に春のグサ雪で雪質は簡単ではないが、、
スピードは出ない・・・
午前中から同じような雪質だったので
午前中の事前講習からの検定会での滑走は
結構、脚がつかれた状態での滑走だったと思う。。。。
3.検定結果
検定結果だが・・・
以下のように多くの受験者が合格した感じです。
級別テスト1級 受験者17名 合格者5名
級別テスト2級 受験者6名 合格者3名
Jr1級 受験者1名 合格者 該当なし
今シーズン最終回の検定会。。。
多くの受験者で多くの合格者、、
毎回シーズン最終はレベルの高い検定会になる。
検定会の合格に大きく作用したのは
やはり小回り系。。
大回りは練習する機会も多く、、、
板の性能に助けられる部分も多く・・もあるが、、
逆に小回りは小さいターン弧を維持して
継続することが大回りに比べて
難しいので・・滑り方としては難易度は
高くなると思う。。。。
春のグサ雪なので基本滑らないのだが、、
ポジションを維持するのが難しい。。
大回りも後傾だと適正な荷重、操作ができないが、、
小回りや不整地小回りだと破綻暴走となり明確・・
ポジションの維持は基本的な部分であるが、、
癖づけるのも難しい。。
今シーズン最後の検定だが、、
多くの受験者が合格しよかった・・
まとめ
今シーズン最終の検定会も終了した。
昨シーズンから開始したオープンジャッジも定着しつつある。
運営においても少しずつ円滑に確実に検定を進める
改善を進めている。
厳正に間違いがなく進めるために
従来の検定に比べて1~2名はスタッフも多く必要となる。
一人でも少ない人数で確実に円滑に進める方向で
検討も進めている。
高鷲スノーパークの検定として定着し
検定員の厳正、公正な採点を行っていることを
疑いもなく実施していると認知されれば
さらに改善もできる。。。
オープンジャッジで進めるにあたり、
3審でそれぞれその場で採点ボードに表示すれば
受験者がその結果を集計して把握することとなるが、
高鷲スノーパークでは3審の集計結果を1つの採点ボードで表示している。
集計前にそれぞれの検定員が採点結果を口頭で伝え、、
集約する必要があるが、、
3人の検定員が近づいて集約していると談合しているようにも見えるかも?
そして、、順番に3人が検定結果を告げるときに後の検定員が
採点結果を合わせるかも???
というような疑いがないように、、
従来のようにジャッジペーパーに採点を記載後に発話することとしている。
円滑に厳正に少人数で行うことができるオープンジャッジ
今後も追い求めていこうと思います。。。
なにもりも・・受験者からオープンジャッジは良い・・と
リフトで乗ったときなどに感想を聞くこともあり
受験者ファーストの方向性に間違いがないことが確認できて
ほっとすることもある。
まずは・・今シーズンも無事に検定会を終了し、、
予定通りに実施することができてよかった。
受験者のみなさん 合格された方はおめでとうございます。
合格を満喫後に来シーズンの目標に向かって走り出してみてください。。。
結果、目標の検定会で合格できなかったみなさんは・・
来シーズンに同じ思いを繰り返さないように、、
残りのシーズン・・オフシーズンに取り組んでみてください。。
場合によっては休憩も必要だと思います。。
合格の一番の秘訣は 諦めないこと!!
継続することだと思います。
高鷲スノーパークは まだまだ 楽しめますよ。。
春のコブでも滑りますか・・
<2024年3月10日>
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
高鷲スノーパーク SAJスキースクールで
3月10日に級別テストを実施しました。
雪が降りました。
ゲレンデもずっと温度が低く降雪機も日中も動いていました。
朝には-6℃と寒く、、、冬がまた来たか・・
という感じでした。
ゲレンデも一度は融雪が進み土が見えていた部分も降雪により、、、
シーズンインという雰囲気。
前の週には3月初にして4月初の雰囲気でしたが、
今週は雪も降りまだまだスキーシーズンが続きそうな
感じがします。。。
ですが、、、また暖かく、雨・・の予報もあり
融雪が進まないことを祈るばかり・・
・・というようなゲレンデの状態の中で
級別テストが実施されました。
いつもは全体で20名くらいの受験者で実施するのでも
少し多いな・・位の感覚での級別テストなのですが、、
この週は多い・・全体で40人程度の受験者があり
プライズテストを思わせるような人数でした。。
検定会の合格を目指すスキー狂たちで賑わった
級別テストについて展開します。
3月10日 級別テスト
3月10日 級別テストですが・・
最近では20人も受験者がいれば多いと感じる
級別テストですが、、
遥か昔のスキーブーム?のときには全体で30人以上の人数での受験が
普通の状態で・・自分が受験していた時のことも思い出します。
賑わった級別テストに関して
以下に項目を示します。
1.検定バーン
2.検定会
3.結果
以上の項目で展開します。
1.検定バーン
検定バーンですが・・・
最近は融雪が進み・・
トップシーズンで実施することの多かった
チャレンジコースでの実施が困難なため
ダイナミックコースでの実施となっています。
ダイナミックコースであればチャンピオンクワッドが使用できるため
凄く都合がよい。。
ダイヤモンドクワッドは高鷲スノーパークのメインコースであり
凄く混む・・比較的空いているチャンピオンクワッドが
検定会ではありがたい。
以前は級別テストでもリフトを2回使って
コブ斜面・・のスーパーコースまで移動して
検定も行ったこともあるが・・
移動での安全と円滑な検定会の進行を考えると
検定中でのリフト移動は無しが妥当・・
このためチャンピオンクワッドを1回乗るだけで
検定会の種目を全て終わらせることを考えると・・・ダイナミックコースなのですが
毎回悩むのが不整地 小回りのバーン。。
どこでやるか・・不整地・・非圧雪でやるか・・
コブを作るか??・・
結果今回の検定ではダイナミックコースの
ダイヤモンドクワッド乗り場から見える
急斜面の見上げて右端の非圧雪ゾーンで実施。。を決断。
検定会前日にはリフト停止ごろにスクールスタッフが
集合してコブをつくる方向で進めていたが、、、
8日は雪が降っていたため、、埋まることが想定され、、
コブ作りを断念・・10日の事前講習で受講者に滑ってもらうことで
コブができれば・・という感じでした。。
各種目の検定バーンです。
検定の実施順というか・・ゲレンデの上からとなります。。
大回り はダイナミックコースの
チャンピンクワッド降りてから二つ目の斜面。。
不整地 小回り は先に記載した
ダイヤモンドコースに迂回する先の
ダイヤモンドクワッド乗り場から見える急斜面。
シュテムターンは
上記急斜面下の緩斜面。
小回りは ダイヤモンドクワッド乗り場先の
林道を抜けてダイナミックコースに合流した斜面。
見下ろして右端で・・
総合滑降 は
小回りが斜面1/3程度降りるので
そこからスタートの逆のコース端・・
見下ろして左側で。。
今後の検定会もチャンピオンクワッドが動く限り、
またはダイナミックコースが滑れる限りは
同じコース設定になると想定します。
・・・多分。。
2.検定会
検定会ですが。。。
私の担当は・・今回は級別テスト2級の事前講習と検定員。。
級別テストの受験者は21人、、事前は18人であり
事前講習の講師は3人で対応!!
級別テスト2級の事前講習では半分以上が検定初心者。。。
何の種目が分かっている受験者が2/3くらい。。
そんな感じでした。
高鷲スノーパークのSAJスキースクールでは
級別テスト2級の検定会で大回り・・小回りが
合格点を獲得している受験者で シュテムターンが
不合格となった場合は。。。
「事前講習を担当した講師の責任」としています。
このため・・という訳ではありませんが、、
一通り検定するコースで各種目を滑った後に
念入りにシュテムターンを事前講習でやりました。。
それと・・小回り、大回りは
ちょっとした時間で合格のレベルに引き上げるのは難しいが
シュテムターンなら全員合格に向けた指導も可能です。。
・・という感じの事前講習からの検定会でした。。
大回りは 一般のお客様と滑りが重なり
緊急停止や回避もありましたが、受験者も含め安全に検定を進めました。
斜度があまり急でないこともあり
暴走する受験者はいなかったのですが、、
ターン数が多い受験者は減点されていたと思います。
不整地 小回り は
事前講習で滑ってもらうことでコブができたようです。
このため事前講習の時に比べるとコブは少し深くなっていたようですが、
滑り易いコブであったためギリギリ滑り降りてきた滑りは
減点となっていたと思います。
小回りは 級別テスト2級では若干 パラレルスタンがばらけていても
外脚にしっかり荷重して滑ることで小回りターンしていた受験者は
合格となっていました。
級別テスト1級でも基本的には外脚荷重を重要視し、
板なりに傾くだけの滑りは減点となっていました。
もちろん暴走も減点です。
総合滑降は 降りてくるだけ・・と感じる滑り。。
ある程度スピードの次元が高い操作ができることが
演技できていなければ減点となっていたと思います。
少し距離が短かったけど、、なかなか降りてこないと
感じると減点になったと思います。
3.結果
結果ですが。。
凄く加点が出た受験者もいました、、、
不整地での減点を整地の加点で合格した受験者もいました。。
結果は以下となります。
級別テスト1級 受験者15名、合格者3名
級別テスト2級 受験者21名、合格者2名
Jr1級 受験者4名 、合格者1名
高鷲スノーパークでは受験者の半分くらい合格となる場合もありますが、
今回の合格者は結果的には少なかったように感じます。
級別テスト1級では不整地 小回り で合格点が出ている
受験者が少なかったこと、、、
級別テスト2級では小回り の合格点が出ている受験者が
少なかったように感じます。
JR1級では全体的に滑走性が良くなかったように感じます。。
なかなか降りてこないな・・という感じでした。。
検定員を担当して点数を付けているともっと沢山
合格者が出ているようにも感じていましたが、、、
結果・・思っていたより少ない感じでした。
まとめ
級別テストにチャレンジする受験者が多いと
嬉しくなりますね。。。
遥か昔の私が級別テストを受験していたころは
25年位前ですが、、
それぞれの級で15人位以上の受験者が毎週受験していて
合格者が1~3人程度。。
私も級別テスト1級では3シーズンもかかりました。
何が上達したわけでないが、、受かりたいという気持ち
ばかりで検定を受験して・・
何度不合格となったことか。
今考えると何もわかってなくて、、何も出来ていなかったと感じる。
そもそも・・暴走しないように・・という程度の滑りだった。。
検定会で上のレベルをひとつひとつ合格して
行くときに たまたま 上手く滑れて合格しても
どこかでレベル合わせ、、底上げしないとどうあがいても
受からない資格にぶち当たる。。
私も不整地 小回り が凄く苦手だが、、
不整地も級別テスト1級以上は必ず種目の一つとなっている。
どこかでは ある程度滑れないと その先に行くことはできない。
取り組み方にはいろいろあると思うが、、
何も考えずに突っ走るより、、
ある程度、滑りを動きを、その体勢の理由を理解して
取り組むことで上達する時間は短縮すると思う。
自論だが、、、級別テスト、、プライズテストは
基礎スキーのレベル確認の検定、、、
スキーの基本は変わらない。。検定会では設定された斜面で
求められた、滑り、正確さ、安定性をスキーの基本の動きで
滑れているかを確認しているに過ぎないと思う。。
これをスキーの基本の動きを別の動きで補填して滑ると
減点になる。。。
たったこれだけのことだと思う。。
スキーの基本に沿って滑ると減点するところがない。。
減点されなければ合格。。
というように基本的にはこんな感じかと・・
ということなので、、、
不合格となっている人の殆どは基本ができていない場合が多い。。
スピードを出した練習、何度も繰り返し練習も必要だが、、
基本を見直すと全ての種目の底上げができるかもしれない・・と思う。
高鷲スノーパークでは雪のある限り
検定できるバーンがある限り級別テストはできる限り実施すると思う。
3月27日、、3月31日。。。
今シーズンに目標とする検定を合格して
来シーズンは新たな目標に向けてスタートできるように
残り少ない期間ですが・・取り組んでみてください。
<2024年2月25日>
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
高鷲スノーパーク SAJスキースクールで
2月25日に級別テストを実施しました。
前の週まではエキサイティングBコースも滑れたのに
今週はクローズ・・
滑れるコースも少なくなってきたのですが、、
できる限り検定会は実施していくと思います。
実施した検定会について自論を展開します。
*2月28日に本投稿を作成です。
2月25日 級別テスト
2月25日 級別テストですが。。
今回は前日の2月24日に級別テスト1級養成講習会を
実施したこともあり・・
受講者が受験することから、
検定員ではなく前走を担当させてもらいました。。
前走・・2級を担当させてもらいましたが、、
前走ゼッケンを付けるのは久しぶりの感じで
なんか新鮮な感じでした。。
いつもは検定員を担当させてもらうことが多いので
ですが、、、
検定会を運営するスタッフ側にはいろいろな役割があり
改めて検定員以外のスタッフの役割の重要さも感じました。
検定会について以下に展開します。
1.検定バーン
2.内容
3.結果
以上の項目で展開します。
1.検定バーン
検定バーンですが・・・
雪が沢山あるトップシーズンでは
チャンピオンリフト側の
チャレンジコースからエキサイティングBコース下部
を活用して検定を実施するのが
高鷲スノーパークでの検定会のお決まりの
斜面と感じていますが。。
これらのコースがクローズになってしまったので
ダイナミックコースで検定会を実施しました。
チャンピオンリフトを降りて
ダイナミックコースを滑り出すとすぐに
短い中斜面があります。。。
その次の斜面で大回り・・
さらにダイナミックコースを滑ると
ダイヤモンドクワッドに乗って左側に
見える急斜面。。
この斜面の端で 不整地小回り
その先のダイヤモンドクワッドへの迂回路を
過ぎた緩斜面で 級別テスト2級の シュテムターン
そしてその先のダイヤモンドクワッド乗り場の
先の迂回路から合流した中級斜面の
斜面を見下ろして右側の上部で 小回り
小回りのゴール地点からコース反対側
見下ろして左側からスタートで 総合滑降
を実施しました。
不整地小回りは スキー場から融雪が進むため
コブの設置の許可が得られないことから
未圧雪での実施でした。。。
2.内容
内容ですが。。。
3連休の最終日で一般のお客様も少なくない中で
規制することなく実施したのですが、、
ダイナミックコースはダイヤモンドコースに
比べるとお客様も少なく・・
安全第一で検定が実施できたと思います。
雪質は前日から降った雪で
少し重い感じの雪ででした。。
春雪のように深く埋まる感じではなく、、
若干埋まる感じの雪。。
大回り は足元が硬くなく
若干埋まることから
がっつりカービングとなると足が取られてしまう感じ
なので注意が必要だったと思います。
斜度的にも急でないことから
落差が取れずターン数が多くなってしまった
滑りは減点されていたと思います。。
不整地小回りは
未圧雪部分を滑るときに
しっかり外脚に荷重され、、板についていくことで
ターンができたと思います。
後傾で暴走や板を横に向けすぎて
詰まった滑りになると減点されていたと思います。
シュテムターンですが。。
外脚にしっかり荷重され・・外脚に乗っていることで
内脚がフリーになり寄せることも可能になる。。
外脚への荷重がしっかりしていない状態で
内脚を寄せることに重点を置いた滑り、、
寄せられない滑りは減点になっていたと思います。
小回りですが。。。
少し重たい雪でしたが、、
しっかり回し込むことでターン弧を描いて滑ることが
必要だと思いますが、
ターン弧が浅くほぼ真っすぐに行ってしまうような
滑りは減点されていたと思います。
総合滑降ですが。。。
スピードに対して安定感がない滑り。。。
求めらているスピードまで上げられない滑り。。
ターンを刻み過ぎてなかなか滑り降りてこないと
減点になっていたと思います。。
普通ではトップシーズンなのですが、、
今シーズンはシーズン終わりがけの雰囲気、、、
滑べり込んでいるなと
思わせる滑りが多く。。レベルも高かったと思います。
3.結果
結果ですが。。
2月25日の検定会での結果は
級別テスト
1級は 15人受験 3人合格
2級は 15人受験 4人合格
JR1級は 5人受験 該当者なし
の結果でした。
合否の差は小回り系のように感じました。
級別テスト1級では
不整地 小回りが苦手な受験者が多いのですが
今回はコブの設定ができず非圧雪となりました。
人によっては逆に難易度が高くなった人もいるかもしれません。
外脚にしっかり荷重して落ち着いて滑ることで
合格点は出ていたと思います。
小回り も比較的ターン弧が浅く
板を左右に振ってしまうような操作で減点に
なっていたと思います。
この季節は雪質は変化し、様々な状況を滑らなくてはならず、
どんな雪質でも対応できるように滑り込みも必要だと思います。
まとめ
小回りでは板を横向きにして制動をかける
操作をしていると重たい雪、深い雪は抵抗が大きく
なってつんのめったり、止まってしまったり、、
スピードが出ていたら板のかえりをもらって
次のターンができなくなってしまいます。。
だからといって、、、
板をフォールラインに向けて
板なりに左右に振るだけではターンになっていない。
トップ方向に板を進めながら
板の横方向の要素を入れて進んでいくことが必要だと思います。
小回りだから、、短いリズムだけを気にせず、
中回りに判定されないレベルの大きさで
ゆっくり確実にひとつひとつターンを仕上げていくことが
よいと思います。
トップシーズンの軽い雪に比べて
3月以降の雪は潜ってしまい重い雪が多くなると思います。
操作が間違っているとごまかしも効かないと思います。
春の雪にやられないように。
重い雪でもさらっと滑れるように。。
スキー場の雪の様子を見ていると
毎年でいえば1ヶ月後の景色を見ているようで
今 何月か分からなくなってきます。
昨シーズンは3月末でも問題なく級別テストが
実施できていたのが、今シーズンは中旬までできるのか??
いつまでできるか?
といった具合です。
思い残すことないように取り組み、、
検定受験を計画的に進めてください。。
追記::
2月28日の平日実施の級別テストでは
1級は 17人受験 2人合格
2級は 10人受験 5人合格 でした。。
<2024年1月14日>
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
スキーのトップシーズンです。
雪が少ない状態でのシーズンスタートで
今も雪が多いとは言えない状態での今シーズンですが、、
滑れます。。楽しめます。
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでも
1月14日に級別テストが開催されました。
この級別テストの内容について
自論を展開します。
1月14日 級別テスト
1月14日 級別テストですが、、
今シーズン第一回目の級別テストです。
昨シーズンまでであれば毎週実施していた
級別テストですが、
今シーズンは実施の回数を減らしています。
毎週実施にて受験者はゼロではないのですが、
受験者が少ない回が少なくないため
回数を減らしても問題ないとの想定です。
1月も正月休みから実施していたのですが、
毎年、、降雪の状態から検定バーンを設定するのが
ぎりぎりの状態であり、
今シーズンはゲレンデの降雪量が安定している想定の
1月中旬からのスターです。
1月14日開催の級別テストについて
以下に展開します。
1.実施の内容
2.検定会の結果
3.総評的
以上の項目で展開します。
1.実施の内容
実施の内容ですが、、、
検定バーンです。どのゲレンデで実施したか・・ですが、、
兎に角、、、雪が少ない。。
安全に効率よく、検定会を実施するには
チャンピオンクワッドリフトを活用して
このリフトに降りるまでのゲレンデで実施する
のがよいだが、、、
雪が少ない。。
いつもなら チャレンジコース や エキサイティングBコース
で検定会を実施することが多いのだが、
雪が薄く・・断念。。。
そもそも・・チャンピオンクワッドリフトを
活用するコースでコブがない・・・
いつもならコブが無ければスクールで
コブを作って検定会に備えるのだが、、、
雪が薄くてコブを作成することもできない・・
このため・・コブを断念し非圧雪箇所による
不整地小回りの設定で妥当な個所を探して回ることに・・
ゲレンデの設定は
雪の状況もありますが、一般のお客様の滑走の影響
なども考慮した安全第一で、
なるべくならリフトに乗る回数を1回で済むように
効率も考慮して設定しますが、、、
今回はゲレンデの状況からリフトは2回乗ることで
設定です。。
種目の滑走順と実施したゲレンデを以下に記載です。
級別テスト1級と2級で大回り・小回りは
同じ検定バーンで実施です。
コース全体での雪質は良好だったと思います。
小回り実施の斜面は若干の起伏があり
不整地はコブはなく、、、滑り出しの
高さだけ設定しどこを滑っても良い感じでの
実施でした。
①小回り(級別テスト1級・2級)
ダイナミックコース 中央部
ダイヤモンドクワッドリフトに乗ってすぐに
左に見える斜面です。
級別テスト2級は若干スタートを下げで実施。
②シュテムターン(級別テスト2級)
ダイナミックコースのダイヤモンドクワッド
への迂回路下の緩中斜面で実施です。
③大回り(級別テスト1級・2級)
ダイナミックコース下部
ダイヤモンドクワッドリフト乗り場から
林道を抜けてダイナミックコースと合流しますが、
合流後の中級斜面の下部で実施。
④不整地小回り(級別テスト1級)
小回りを実施した。ダイナミックコース中央部の
非圧雪部分での実施。
コブはない。
⑤総合滑降(級別テスト1級)
大回りを実施したダイナミックコース下部で実施。
2.検定会の結果
検定の結果ですが、
受験者数と合格者数ですが
級別テスト1級は9人受験中合格者6名。
級別テスト2級は12人受験中合格者4名。
というような結果でした。
受験者は少し多い感じでの実施です。
合格者は級別テスト1級は
結果・・6名も合格。。
級別テスト2級も4名も合格者がでました。
結果、、不合格の受験者はいましたが
沢山の合格者がでた気持ちの良い結果でした。
高鷲スノーパークでは
今シーズンもオープンジャッジを採用しています。
昨シーズンのテクニカルプライズ、クラウンプライズでも
オープンジャッジにより実施し、
採点ボードを受験者の滑走後の確認用と
ギャラリーように2台を設置し
合格点が出た時には拍手やストックを鳴らす
感じで盛り上がった感じだったのですが、、
今回の級別テストでは
最初の1,2種目はなんとなく しらけた感じ・・
でしたが、、3種目あたりから・・合格点が出ると
拍手も・・・
受験者によっては合格点を獲得により
ガッツポーズなどもあり・・
オープンジャッジ・・の盛り上がりも。。
3.総評的
総評的・・ですが。。
今回の検定会の結果からみると
合格者が多い結果となった。。。
級別テスト1級では
毎回の傾向から
小回り系の種目で合格点を獲得できない
受験者が多いが、、
今回の検定会では不整地小回りが
合格点に満たない受験者が少なかった。。
やはり・・コブが無かったのが
合格に繋がったと思う。
単純に検定の斜面設定が易しかったか??
ということも考えてしまうが、、、
非圧雪の斜面をしっかり板に乗って
小回りでターンをしてきていたので
厳し目に見ても合格点になると思う。
もしかしたらコブであれば
合格点を獲得できる受験者は少なかったのかも
しれないが・・
設定された斜面での採点は妥当と思う。
小回りでは・・・
若干、、、の起伏があり、、
斜度は少し厳しかったので考慮して採点は
行なわれたが、、
あまりにも板を横向きにして落ちてしまったり、、
途中でターンが抜けたり、、連続して入れなかったり
した受験者は合格点を獲得できていなかった
と思う。
大回り系は得意な受験者が多いことを感じました。。。
級別テスト1級ではほぼ全員がカービングターンで
滑走し質の高い滑りができていた受験者は
高得点を獲得できていたと思う。
まとめ
今回の級別テストでは
級別テスト2級の事前講習と検定会では主任検定員を
担当した。。。
初めての検定会の受験者も多く、、、
実力を出せるような環境づくりを考慮して
進めました。。。
私が受験していた時には級別テスト1,2級合わせると
30人を超える検定会が普通で、、、
重く、、固い、、独特な雰囲気で、、
猛烈に緊張して滑走したことを覚えています。。。
検定会では滑走時のある程度の緊張感も
必要と思うが、、、、
それ以外の部分では若干の冗談も交えながら、、
リラックスし検定会では100%の滑りを
してもらうことに心がけて進行しました。。
事前講習実施時から受験者はコチコチになって
いました、、、、
初めて受験の受験者は進められ方や
雰囲気もわからない状態なので、、、
コチコチにもなりますね。。。
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
級別テスト2級で受験者の結果で、、
大回り、、、小回りが合格点を獲得し
シュテムターンで合格点が獲得できていない場合は
事前講習を担当した講師の説明不足・・とも考えています。
事前講習は検定バーンを確認し滑りを確認する
講習ですが、、級別テスト2級で大回り、小回り
で事前講習の段階で合格点が出ていない受験者に
滑りの根幹を修正することは難しい・・
シュテムターンであれば指導によっては
合格点に引上げも可能であり、、、
時間の許す限りシュテムターンの合格に向けて
時間を使うことも少なくありません。
今回の結果でも小回り、大回りで合格点を
獲得できていた受験者でシュテムターンが不合格な
受験者いませんでした。。。
検定会の結果発表はオープンジャッジのため
全ての種目滑走後のゲレンデで実施されます。
種目滑走終了後には受験者も合否を認識しており
改めて合格者の発表を行います。
発表までの検定会終了時間は短縮できて、
ゲレンデで発表となるため、、、
今シーズンもこの時間を活用して
無料での検定員による総評の内容を踏まえた
ワンポイントレッスンを希望者に実施しました。
多くの合格者となる結果でしたが、
残念な結果となった受験者もいます。
私も検定会で不合格となったときの
あの感覚は今も思い出せます。。。
何をどう考え思おうが結果は変わらない。。
不合格には原因があります。
その原因を修正し再チャレンジをして
欲しいと思います。。。
こういう不合格からの取り組みは
スキーだけでなく、、、人生の他の場面でも
有益になると思います。。。
諦めない、、、そして合格の喜びと
なるように、
二度とこんな辛い思いをしないように
取り組み、、、チャレンジして欲しいと思います。。。
高鷲スノーパークで受験いただいた受験者の
みなさん。。ありがとうございました。。
そしてお疲れさまでした。。。
<2023年4月2日>
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
シーズン中 雪が安定している高鷲スノーパークもシーズン中に比べると
大分雪がなくなってきてしまった。
昨シーズンに比べて融雪が2週間以上早いような気もする。
ついこの前にシーズンインしたと思っていたら
あっという間にスキーシーズンが終わってしまいそうだ。
スキー狂たちも今シーズンの級別テストやプライズテストの
合格に向けて取り組み成果を出せた人も多いことと思います。
4月2日 に今シーズン最後となる
級別テストを実施しました。
この時の様子について自論を展開します。
↑高鷲スノーパーク SAJスキースクール FBからの引用です。
シーズン最終の級別テスト
シーズン最終の級別テストですが、
岐阜の奥美濃では一番遅くまで
実施できているので、
この時期は受験者も毎年多く今回も受験者は1級・2級合わせて
20人を超える受験者が級別テストを受験しました。
シーズン終盤となると事前講習の受講が無く
検定会だけの受験が多いと想定していたのですが、
殆どの受験者が事前講習からの受験で
受検だけは少なかったです。
級別テストの様子について以下に項目を示します。
1.検定コース
2.攻略
3.結果
以上の項目にて展開します。
1.検定コース
検定コースですが。。
高鷲スノーパークの級別テストは
チャンピオンリフトを活用して実施することが
多いのですが、
チャンピオンリフトも既に営業停止しており
コースにも雪がないため
別のコースで実施しました。
前回の級別テストの検定会は
パノラマコースで実施したのですが、
融雪が進みパノラマコース上部を滑ることもできなくなって
しまったので、
ダイヤモンドコースで実施しました。
ここ何年ではダイヤモンドコースで検定会を実施するのは
覚えがないくらいです。
高鷲スノーパークのメインバーンであり
一般のお客様も多く。。検定会には不向きなコースなのですが、、
検定会をできるかぎり実施するためにダイヤモンドコースでの実施です。
ダイヤモンドコースでの実施するにあたり
大回りや総合滑降の設定が難点でした。
一般のお客様が多く滑る中で
比較的高速で滑る必要があり安全の確保が課題でした。
また、級別テスト1級に合わせた不整地の設定でも
苦慮しました。。
最終的には
ダイヤモンドコースの最上部から小回り
ダイナミックコースからの合流点付近から
大回り・総合滑降スタート。
↑高鷲スノーパーク SAJスキースクール FBからの引用です。
大回りのゴール付近からシュテムターン。
シュテムターンが終わった段階でスーパーコースとの
合流より少し上となりました。
不整地はTAKASU TERRASUからダイヤモンドコースまでの
短い斜面での実施でした。
検定種目の実施の順番は
小回り→大回り→シュテムターン そしてダイヤモンドクワッドにのり
不整地小回り→総合滑降 の順番での実施でした。
当初 大回りと総合滑降のスタート位置は同じ位置で想定していましたが、
一般のお客様や安全を配慮して総合滑降のスタートを少し落として
滑走距離は若干短くしての実施となりました。
2.攻略
攻略ですが。。。
春です。。。雪が柔らかく春の雪となっています。
踏むと板が潜っていく
春の雪への対応が必要になると思います。
上体からターンを誘導してしまうと
思っている以上に板が雪に潜ったり
ターン外側にずれてしまうと思います。
足元から雪と会話しながら
どのように雪面とコンタクトしていくか?
内傾角をどの程度もうけるか?
調整しながら体勢を整える必要があります。
一気に上体から内傾角を求めてしまうと
足場をとられたり、、バランスを崩し倒れそうになったり
すると思います。
このような雪だとずらすことが難しく
凄く力を必要とします。
↑高鷲スノーパーク SAJスキースクール FBからの引用です。
フォールラインに向かって板を横向きに
するような制動を行っていると
板が詰まってしまうし、滑走性も損なわれます。
板もスムーズに動いてくれないので
上体からターンを誘導するようなことにもなりかねません。
当日の雪は比較的滑走性は良かったと思います。
このような雪では特に板を縦方向に進めながら
制動、、ターンをしていくことが最適だと思います。
山回りで外脚に荷重していきますが、
次のターンの外脚に荷重するために
前のターンの山回りの外脚に荷重して足場を作り、
そのまま次のターンの外脚に一気に乗り換えるような
踏み替え操作が出てしまうのも良くないと思います。
前のターンをしっかり仕上げて
切り替えを入れてから次のターンに入っていくことで
エッジをスムーズに切り替えることができると思います。
雪が重たくて板が思い通りに
操作できないなかで、滑走性を求めて
後傾になってしまう受験者も少なくなかったと思います。
まずは、一つ一つの動きを確実に丁寧に
滑っていくことがよいと思います。
3.結果
結果ですが。。
級別テスト1級は 受験者15名 合格者3名
級別テスト2級は 受験者11名 合格者5名
でした。。
毎回検定会で感じることなのですが。。
大回り系の種目を得意とする受験者が多いと感じています。。
今回の検定会では
小回り→大回り→不整地 小回り→総合滑降
の順番で実施し雪質も重く春の雪であり
小回りでは全体の1/4以下の合格者だったと思います。
↑高鷲スノーパーク SAJスキースクール FBからの引用です。
何人かの受験者はマイナスからのスタートで
不整地 小回り や 総合滑降 の加点で合格を
獲得している受験者もいました。
小回り ではしっかり外脚に荷重されないで
板を振るような操作であると減点になっていたと思います。
大回り や 総合滑降などでは
後傾となり制御ができていない滑りは減点になっていたと思います。
シュテムターンに関しては
多くの受験者が外脚にしっかり荷重することで
パラレススタンスに移行できていたと思います。
外脚にしっかり荷重できていないと
内脚を自由に動かすことができていないために
減点となっていたと思います。
不整地小回りは
滑り降りてくることで合格点が出ていたと思います。
若干バランスを崩しながらでも
滑りきるという気持ちの面も凄く伝わってくる
受験者もいました。
シーズン最終の検定会で多くの合格者が出たと感じています。
シーズンオフ近くは練習を念入りにしていることもあり
レベルの高い受験者が多いと感じます。
まとめ
2022-2023年シーズン最後の級別テスト
の検定会を無事終了することができました。
受験者も多かったが観覧者、応援者も多かったと感じています。
今シーズンは休日での検定会の実施は全て
受験者が滑走後即時に採点結果が表示される
オープンジャッジで行いました。
今回の検定会でも盛り上がっていたと思います。
合格点が出た際には拍手されていたと思います。
先の項での結果での小回り での採点でマイナススタートからの
不整地小回りや総合滑降も
オープンジャッジでなければ加点になる気合の入った
滑りができていなかったかもしれません。
採点後の滑走種目の滑走に向けた気持ち、戦略
について考えることができるのも、
点数が明確になることによる利点だと思います。
スタート係の無線のスピーカーに前に滑った受験者の
点数が公表されるため、滑走待ちの受験者にも
前に滑った受験者の滑りが何点かわかるので
目安にもなっていると思います。
シーズン初めはオープンジャッジで進めるにあたり
進行に時間がかかり、検定時間が長くなっていましたが、
改善に改善を重ね。。。
検定会の所要時間としては従来に比べても短縮できていると思います。
採点表示のボードも何度も改良を重ね
表示までのスピードアップと確認し易さが初期型に比べて
格段に向上したと思います。
合格証の発行も検定会終了後に時間を要せず
引き渡しもできていると思います。
また、検定会終了後即時の雪上で
最終の合格発表を行えるため
短縮できた時間を検定後のワンポイントレッスンとして
そのまま雪上で実施することができました。
スキー業界の発展と受験者ファーストで
取り入れた オープンジャッジですが
今シーズン 運用に問題のないところまで
改善できたと思います。
引き続き各検定会において受験者ファーストで
改善を進めます。
今シーズン検定に合格したスキー狂のみんさん
おめでとうございます。
引き続き目標とする合格に向けて取り組む
スキー狂のみなさんは 諦めず進めてください。
道に迷ったら高鷲スノーパーク SAJスキースクールに
ご相談ください。
残り少ないスキーシーズンですが
雪がある限りスキーを楽しみましょうか・・・。
<2023年1月15日>
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
高鷲スノーパークでは毎週のように級別テストが
実施されています。
1月15日に実施した級別テストに関して
自論を展開します。
1月15日 の級別テスト
1月15日の級別テストですが・・
級別テスト1級 4名
級別テスト2級 6名
の受験でした。
最近の傾向で級別テスト2級が多い感じです。
また、受験者の年齢的にも
ジュニアの挑戦者が多いようにも感じます。
私は20歳からスキーを初めたので
小学生の段階でジュニアテストの合格ではなく
級別テストが合格できていたなら
個人的に羨ましい感じです。
1月15日の級別テストに関して以下に項目を
示します。
1.検定バーン
2.検定結果
以上の項目にて展開します。
1.検定バーン
検定バーンですが・・
受験者が気になるところだと思います。
級別テスト1級の不整地小回りで使用するコブについて
1月15日にはエキサイティングBコース上部が
滋賀県連の技術選手権で使用されていたため、
コブを常設しているエキサイティングBコース上部の
コブは使用できず、
前日の1月14日にエキサイティングBコース下部に
検定用のコブを準備しました。
このため、検定バーンは
級別テスト2級は
大回り チャレンジコース下部
小回り チャレンジコース中腹
シュテムターン チャレンジコース・エキサイティングBコース合流部
級別テスト1級は
大回り チャレンジコース下部
小回り チャレンジコース中腹
総合滑降 エキサイティングBコース下部
不整地小回り エキサイティングBコース下部
にて実施しました。
雪質は朝一は固かったのですが、
気温が暖かかったため
検定時には少し緩んだ雪質での検定でした。
気になる不整地小回りのコブですが、、
前日に作り少し深くなっていましたが
当日にコブの溝に何度も雪を落として
なるべく滑りやすい状況を提供できるように心がけました。
検定時には有志により
級別テスト2級受験者にコブの整備に
ご協力いただいたり。。。感謝です。。。
コブの形状は斜度が緩いのですが
若干細かいリズムのコブでした。
このレベルのコブなら滑り切れば合格だと思います。
全体的に雪質も良く滑りやすかったと思います。
2.検定結果
検定結果ですが。。。
級別テスト2級は
6名受検にて2名合格
級別テスト1級は
4名受検にて3名合格 です。
合格された方おめでとうございます。。
合否の差ですが。。。
級別テスト2級では
事前講習で念入りにシュテムターンの滑り方と
観点を説明し大部分の受験者が
検定員の観点を理解して滑れていたと思います。
全体的に合格者は外脚の荷重、、
板へのスキーヤーの働きかけによりターンされていた思います。
不合格となった受験者は
スキーの板への荷重ではない方法でターンを始動、構成
していたために合格点を獲得できなかったと思います。
級別テスト1級に比べて
級別テスト2級では基本と異なる動きで
ターンしていても合格点を出ていると思いますが、
基本と異なる動きが先行して、メインでターンを構成
してしまうと不合格になっていると思います。
級別テスト1級では総合滑降で
スピードが遅いと不合格となってしまいます。
種目を沢山盛り込めばよいわけでなく、、、
根本は高いスピードの次元の操作性をアピールする
演技が必要だと思います。
ゴールした時にスピードが減速した状態だと
減点になると思います。
余裕をもって演技できるように若干距離を長めに
とって検定をしていますが、
スタート直後にフォールライン横方向にターンが構成されて
しまうとスピードに乗らず、、、
検定バーン後半の斜度が緩くなって時点で失速してしまうと思います。
前半からスピードに乗った演技が必要だと思います。
なんといっても級別テスト1級は不整地があります。
不整地小回りの検定バーンはできる限り
エキサイティングBコースでの実施を想定しますが、
どうしても実施できない場合は別のコースで実施となります。
ある程度どのようなコブの形状でも
滑り降りてくることができるようにするのがよいと思います。
最低限 滑り降りてくることができないと合格点が出ないと思います。
念入りに滑り降りてくることが最低限と言っていますが。。
最後まで自分で制御して降りてくることができれば。
合格点を獲得できると思います。
暴走や停止、、、あまりにもゆっくりだと
減点になってしまうと思います。
検定バーン設定時に難しいコブの場合は
距離を短くしたり考慮していると思います。
ゲレンデにコブが全くない場合は 未圧雪の不整地を
設定する場合もありますが。。。
こちらの方がターンの切っ掛けがつかみづらくて
滑りの難易度は上がると思います。。
コブが無いと喜ぶよりも。。
コブがある方がどのように滑ればよいかは明確だと思いますよ。。
まとめ
今回は主任検定員と級別テスト2級の事前講習を担当しました。
級別テスト2級の受験者で大回り、小回りで合格点が取れていて
シュテムターンが不合格となっていたら、、
事前講習での説明不足と考えてもよいと思っています。
なので。。。検定員も必死の事前講習です。
シュテムターンはやり方が分かれば難しい種目ではないが
殆どの受験者が間違った理解をしているので、、
求めている滑り、、着眼点から説明しました。。。
級別テスト2級の受験者の中には
事前講習では問題なくできていた滑りも。。。
本番で滑れていないために不合格となっていた受験者もいました。
事前講習の時には滑り出しにもアドバイスをしながら
滑ってもらいますが、
検定員が本番でアドバイスることはできません。
遠回しに受験者に声をかけてから
採点のためのゴールに向かいまいますが、、
検定滑走時には必ず
自分で滑るときに注意する点、気を付ければうまく滑れるポイント
など思い出すことである程度冷静に滑れると思います。
思い出しても事前講習の時とは滑り出して雪質が変わっていると
思い出した内容が上手く滑走に生きてこないで
慌てることもありますが。。。
どのように滑ったかはしっかり覚えています。
練習で上手く滑れても
検定会で滑れないと合格できません。
何も考えないで滑り出すと
頭の中が真っ白のまま・・何をやったか分からないまま
滑り切ってしまいます。
必ず、、滑り出す前に気を付ける点。。。
さらにはルーティーン的な集中アップなど。。
思ったように滑れるように
実力を出し切れるように普段から
検定会を想定して滑るのがよいと思います。
ジュニアの受験者が事前講習の通りに
より滑りをしてきたときは。。
採点しながら凄く嬉しい感じです・・泣きそう・・
今週末も、来週末も検定会はあります。
今回不合格となった受験者も
再度のチャレンジをお待ちしています。
合格を一緒に喜びたいです!!!
<2023年1月3日・8日>
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
正月休みも終わり。。
スキーシーズン真っ只中ですが。。
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
1月3日から毎週のようにバッチテストが開催されています。
今シーズンの合格者も続々とでております。
1月3日 では
級別テスト2級 受験者6名 合格1名
級別テスト1級 受験者2名 合格1名
1月8日 では
級別テスト2級 受験者8名 合格3名
級別テスト1級 受験者3名 合格0名
級別テスト2級の受験者が多く昨シーズンと同じ傾向です。
級別テストの状況について自論を展開します。
級別テストの状況
級別テストの状況ですが。。
例年に比べて受験者が若干は多い印象です。
先にも記載したように近年 級別テスト2級の受験者が
多い印象です。
級別テストの状況について以下に項目を示します。
1.級別テスト2級
2.級別テスト1級
3.オープンジャッジ
以上の内容で展開します。
1.級別テスト2級
級別テスト2級ですが・・
級別テストの取得を行う際に
このレベルから検定会方式で実施されます。
検定種目は
・大回り
・小回り
・シュテムターン
です。
検定バーンは
チャレンジコース の上から若干下げた場所から
小回り⇒大回り⇒シュテムターン
の順番で実施しました。
小回りは級別テスト1級に比べスタート位置を
若干下してスタートです。
事前講習ではシュテムターンを重点的に
実施していきました。
大回り、小回りはパラレルターンにおいて
大きいターンと小さいターンというように
比較的分かりやすい種目ですが。。。
シュテムターンは良くわからないという受験者が
多いと感じています。
基本的に大回り、小回りで合格点を獲得できていれば
シュテムターンは合格点を獲得できるスキーのレベルが
あると思います。
滑り方が分からないということで
不合格とならないように、
できる限りですが・・事前講習で滑り方を説明しています。
級別テストの基本的な観点ですが。。。
スキーヤーが基本の動きによる運動をして板に働きかけることで
規程の種目を滑ることができるかを確認していると思います。
スキーに乗っているだけで
滑ってしまったのではスキーヤーのレベルに
関係なく滑っているだけになってしまいます。。
スキーヤーは動いているが、
身体が傾くだけでターンしたり、
主にローテーションでターンを誘導したり
基本から外れた動きの割合が大きいと
合格点を獲得できません。
このように表現するとなんか
無茶苦茶難しいように感じますが、、、
スキーヤーが板を正しい操作をして
検定種目を滑るだけです。
大きいターン、小さいターンをすればいい、
シュテムターンでは板を開いて閉じればいいと・・
観点を間違って理解してしまうと
不合格となってしまうと思います。
我流で上達して級別テスト2級の合格を
目指しているのであれば、
一度 スキースクールなどの受講により
正しい基本を確認するのがいいと思います。
スキー場の全てのコースをスイスイ滑れて
スキーが上達したなという実感が
あれば合格のレベルはあると思います。
基礎スキーの検定なので
基本から外れた動きは減点となってしまいます。
事前講習でも観点の説明はするのですが、
受験者全員の滑りを合格するレベルに修正することは難しいと思うし、
短時間で修正できるレベルか・・ということもあります。
観点を確認してからの受験が合格近道だと思います。
2.級別テスト1級
級別テスト1級ですが。。
当然なのですが。。。
級別テスト2級より難易度は高くなります。
級別テスト1級の種目は
・大回り
・小回り
・総合滑降
・不整地小回り
となります。
検定バーンは
チャレンジコースで
小回り⇒大回り
エキサイティングBコース下部で
総合滑降
エキサイティングBコース上部で
不整地小回り
です。
合格のレベルですが・・
級別テスト2級より滑走性も高く
ある程度の確実性・・というか
基本から外れた動きは若干に抑えて滑るレベルになります。。
身体が遅れてしまうような後傾や
ターンで体が内側に入ってしまうような過度な内倒、、、
ターンを誘導するための過度なローテーションは
減点となると思います。
板を横方向に進ませる制動要素の大きい滑りや
板を左右に振るだけで浅いターン弧で滑り降りてしまっても
減点となると思います。
板をずらしながらトップ方向に進ませて
しっかりターンをしてくることで合格点が
獲得できると思います。
小回りでは、、、
制動しすぎず、、暴走しないで
ターン弧を描いて降りてくることができる。
大回りでは
ある程度の滑走性があり
ターン弧を描いて降りてくることができる。
簡単に表現するとこんな感じなのですが、、
基礎スキーの検定なので
スキーヤーが動くことでターンをしているか。
スキーヤーの動きが基本の動きから
大きく外れていないか・・
というところが観点になると思います。
総合滑降では
高いスピードの次元で滑ることができること、、
の確認が主な観点だと思いますが。。
基本的な操作的な観点は大回りや小回りと同じになります。
ずれが多く、、ゴール地点に止まりそうなレベルでの
滑走では減点になると思います。
総合滑降なので大回りだけでなく
中回りさらには小回りも入れながらの滑走が
好ましいと思います。。。
ですが・・・無理やり小回りを入れることで
減速してしまうと減点となると思います。
滑走性を落とさず滑りきることが必要だと思います。
それ以外の種目では一番苦手が多いのが
不整地小回りですよね。。。
この種目は高いレベルを求めていません。。。
兎に角滑り切れば合格点を獲得できると思います。。
ですが。。。降りてこれば合格ではなく。。
滑り降りてくることができればです。
止まってしまったり、ゆっくり過ぎてゴールまでの時間が
長かったり。。。という感じでは滑り降りたと判断されないと思います。
ズルドン でも問題ないと思います。
兎に角滑り降りる。。滑り・・降りる。です。
級別テスト1級は級別テストの最高峰です。
合格することで準指導員やプライズテストの受験が可能です。
スキーの各方向に行くための基本となる資格なので
ある程度厳しい点もありますが、、
基本に忠実に滑れば合格は難しくないと思います。
3.オープンジャッジ
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
岐阜県内初のオープンジャッジでの検定会を
1月3日から開始しました。
受験者側では得点を確認しないで行ってしまう人もいたり、、
スクール側では表示ボードの問題で見やすい表示ができなかったりで、、
若干の問題を抱えながらのスタートでしたが、
受験者の中では減点されている状態で
最後の種目で加点を狙いながらの滑走する受験者もいたり、、、
受検直後に希望者へのワンポイントレッスンが実施できたり、、
合格証を短時間で発行できたり、、、
良いこと、、反省することがありました。
反省する点は改善してオープンジャッジを定着させる方法で
取り組んでいく予定です。。
*高鷲スノーパーク SAJスキースクール Fecebookからの引用です。
まとめ
今シーズンから検定会で導入したオープンジャッジですが、、
検定員側も気合が入ります。。
受験者も点数を確認し気合が入ればいいな・・と感じています。
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
休日の検定会の実施からオープンジャッジを導入しています。
平日の検定会では従来通り
合否は検定会後となります。
円滑に効率よく進めることができれば
平日での導入もあるかもしれません。
1月3日の初めてのオープンジャッジの検定会では
表示ボードが効率よく見やすく表示できなかった点が
反省点でした。。。
1月8日での検定会では
表示ボードの改善を実施しています。
引き続き受験者目線で検定会を実施していく予定です。
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