スキーの級別テスト2級の合格に必要な滑りの要素
Own Logical Index
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
スキーシーズンもトップシーズンとなり
最高の雪を満喫できている状況だと思います。
今シーズンは寒い。。雪も多い。。
このたっぷりの雪が融けずにずっとあればいいのに。
トップシーズンとなり徐々に検定受験モードに
入ってきているスキー狂も多いと思います。
指導員系の検定会も1ヶ月程度となり、
滑りも仕上げに入り始めているころ。。でしょうか。
1月末ごろからはプライズテストも各地で開催され、
合格を目指しているスキー狂は急斜面をガツガツ滑っている
のではないでしょうか。
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
ほぼ毎週 バッジテストが開催されています。
毎週なんとなく2級の受験者が多いような感じです。
今シーズンに検定員をやっていて
2級の合格に向けてどのように滑るのがよいのか、、
自論を展開します。
級別テスト2級の滑り
級別テスト2級の滑りですが、、、
検定会で採点をしていて
受験者の滑りのなかでレベルの差が大きいと感じる。
検定員をやっていて
級別テスト2級とテクニカルプライズでの
受験者のレベル差が大きいと感じます。
級別テスト2級の受験は級別テスト3級の保有の必要はなく、
最初に受験する検定であること、
テクニカルプライズではハイクラスのスキー操作、
スピードが求められるため、
級別テスト2級と1級の合格のレベル差に比べ
レベル差が大きいのために
受験者のレベル差が大きいのではないかと思う。
級別テスト2級ですが、
どのような滑りをすれば合格に近づくか・・について
自論を展開します。
1.外脚荷重
2.ターン弧
3.回旋
以上の項目を展開します。
1.外脚荷重
外脚荷重ですが。。。
スキーの根幹の操作になります。
スキー技術の中では内脚主導であるとか
いわれることもありますが、
最終的なターンマックスには外脚の荷重比率が
大きくなります。
級別テスト2級の検定種目は
・大回り
・小回り
・シュテムターン
ですが、、、、全て外脚荷重が必要とはなりますが、
特にシュテムターンは外脚荷重がチェックされる
種目であると感じます。
シュテムターンはターン前半の谷回りで
外脚となる板を開きだして、
迎え角を作りながらプルークスタンスとなった
外脚に雪面抵抗を感じながら外脚荷重をしていきます。
ターンMAXとなったら
外脚で雪面を押しずらしながら
内脚を引き寄せてパラレルスタンスとなります。
まずは、、
前のターンの山回りで外脚に荷重している状態から
次のターンの外脚を開きだします。
次のターンの外脚を開きだすときには
前のターンの外脚にしっかり乗っていないと
脚を開きだすことはできません。
そして、、ターンMAXのときには
外脚に内脚を引き寄せますが、、、
この時にもしっかり外脚に乗っていないと
内脚を引き寄せることができない。
開き出し、引き寄せでは確実な外脚荷重が
必要となります。
確実に重心移動ができていないで
荷重できるポジションにいないと
脚を開きだしたり、引き寄せたりが
ぎこちなくなります。
元々シュテムターンは急斜面や不整地で
パラレルスタンスのままターンすることが困難な時に
荷重している外脚から外脚に踏み替え、
迎え角を作ることでターンに入りやすく
する技術ですが、
検定ではポジション、荷重を確認する
種目となっているように感じます。
まずはスキーの外脚に荷重する。。
荷重するためのポジションをとることが
必要だと思います。
2.ターン弧
ターン弧ですが。。。
スキーの上達の過程や検定では
奇麗なターン弧を描くこと・・・
というような表現が使われることが
多いと思いますが、
これはターンをするための
プロセス、動き、荷重など
全ての総括したものが
ターン弧に現れると考えてもいいと思います。
板をフォールラインに横方向に
ずらしていくと太いターン弧が、、
縦方向にカービングで滑ると
細い二本のラインがターン弧と
して残ります。
また、斜滑降を継続すると
横方向に一直線に近いターン弧が、、、
板をブレーキングのように横方向に
フォールラインにずらし続けると
縦に太いラインが真っすぐな
ターン弧が残ります。
上級者や競技で戦略的に行う
直線的なターン弧は別にして、
スキーで滑る奇麗なターン弧は
電気の用語での正弦波を縦にしたような
左右に半円を描くのがよいと思います。
常に左右と斜面下方向に移動し
左右だけ、、、下方向だけという時間が
ないと思います。
スキーヤーの動き、操作、板の軌道が
そのままターン弧に現れるため
常に左右、下方向に動き続けるということは
スキーヤーもなんらか動き続けることが必要だと思う。
急激な操作や動きが止まってしまうことが
滑りに悪影響を与えてしまうため
ターン弧を意識することで
滑り、、、滑るためのスキーヤーの動き、操作も
変わってくると思います。
3.回旋
回旋ですが。。。
回旋は滑っていくうえで
必要な動きだと思います。
回旋とは板を足首、股関節を活用して回転させることだと思います。
ターンなので回転してくるのですが、
スキーヤーが故意に回転させるものが回旋だと思います。
自論ですが・・・回旋はターンの中では
スキーヤーが操作して回転するので
毎ターン行っているイメージです。
スキーを初めたばかりの初心者は
回旋などという細かい動きを使うことが
できないが、
級別テスト2級を受験するチャレンジャーであれば
回旋を活用することもできると思う。
一気に回旋すると
板の方向が変わってしまう。
ターンの谷回りで回旋を多用すると
一気に山回りとなってしまう。
ターン弧は落差の無い小さいターンになってしまう。
ターンするということだけであれば
回旋を沢山使うのもいいが、
検定ではターンの大きさの調整、
左右のターンの均等性も確認すると思う。
回旋を多用して一気に板の向きを変えてしまうと
ターンのプロセスを一気に省略して
滑ることとなり、
ターン数を調整するとなれば
どこかで正しくないプロセスの
要素で補う必要が発生すると思う。
回旋は板の進み具合、ターンの過程において
使っていくのがいいと思う。
小回りだとどうしても
暴走を恐れるあまり
板をすぐに横方向に回したくなる
気持ちにもなるが、
奇麗なターン弧を気に掛けながら、
正しいプロセスでターンすることで
減点にはならないと思う。
まとめ
級別テスト2級の受験だが、
基本的なターンをするためのプロセスを
ひとつひとつゆっくり、確実に行っていくことで
合格点は獲得できると思う。
本来の動きと異なる動きで
ターンを誘導すると動きがターン弧にも表れる。
級別テスト2級のイメージは脱中級から
上級だと思う。
一つ一つの動きを確実に再現し
余計な動きを一切行わないで正しいプロセスで
滑ることができれば合格となるが、
ミスなしのレベルだと指導員系の検定会でも
合格できるレベルだと思う。
級別テスト2級の検定では若干の
不都合な動きがあっても減点には繋がらないと思う。
級別テスト2級の受験に迷っているスキー狂は
まずは検定会の受験をしてみるか。。。
スクールや経験者に滑りを確認してもらうなど
実力試しをしてみるのがいいと思う。
さぁ。。。一歩を踏み出しますか・・・
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