スキー の級別テスト1級・2級での小回り・大回りの滑りの違いは・・


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
スキー場にはいっぱい雪があります。
目標の資格取得に向けて練習などできてますか?

高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
平日にも級別テストの実施があります。

1月であれば13日でした。

2月も10日に計画されています。

3月も10日です。

休日での受験が困難なスキー狂は
平日の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

1月13日 の実施では
級別テスト1級の受験者が2名。

級別テスト2級の受験者が7名でした。

合格者は級別テスト1級は該当なし。
級別テストは3名でした。

級別テストは休日はほぼ毎週実施しているので
チャレンジお待ちしております。




級別テスト1級の検定種目は

・大回り

・小回り

・不整地小回り

・総合滑降

です。

級別テスト2級の検定種目は

・大回り

・小回り

・シュテムターン

です。

それぞれの級別テストの検定種目をみると
大回り と 小回り が同じ種目となります。

種目が同じだけど 同じ滑りで合格点を
獲得できるの???

級別テストの
大回り と 小回りについて
自論を展開します。




級別テストの大回り と 小回り

級別テストの大回り と 小回り ですが、
級別テストを受験するとなれば
一番練習する種目だと思います。

そもそも、、、パラレルの大回りで
滑れるようになり・・・
小回りでも滑れるようになったときに
あれ???結構上級者の仲間入り????

などと感じてしまいます。。

このときに上級者ということを自他ともに
認められる方法は?????

と考えた時に級別テストの受験というパターンも
あるのではないかと思います。

やはり一番のスキーの醍醐味は
スピードを出してカッコよく大回りや
急斜面でもすいすい小回りで滑るのが
カッコよく見えますよね。。。




このため、、スキーを始めてから一番
沢山の時間を使って滑り、、練習している
種目だと思います。

これらの 大回り と 小回り ですが
スキーでの中心的な滑り方のため
当然級別テストの検定会では種目として
存在しています。

級別テストの初めての受験では
級別テスト2級から受験するスキー狂が多いと思います。

その次にはあこがれの級別テスト1級です。

これらの検定での 大回り と 小回り
について以下に項目を示します。

1.大回り

①級別テスト2級

②級別テスト1級

2.小回り

①級別テスト2級

②級別テスト1級

以上の項目により展開します。




1.大回り

大回りですが。。。

パラレルスタンスで比較的に大きなターン弧で
滑る種目となります。

スキーを初めて履いた後には
まずはプルークスタンスで滑ること、止まることを
覚えますが・・

この段階で凄くあこがれる滑り方です。

プルークスタンスから踏みかえてターンしながらでも
ターンの中で徐々にパラレルスタンスで滑れる
ようになります。

その後に踏みかえの操作なく
ターンの最中にパラレルスタンスを維持して
大きめの弧でターンをするのが
大回りとなります。

パラレルスタンスで大きな弧で
ターンするのですが、
さらに技術習得度によりターンの仕方に
違いがあり級別テストでは受験資格によって
求められている滑りが異なっていると思います。




①級別テスト2級

級別テスト2級の大回りですが、
他の種目はシュテムターンや小回りとなります。

受験種目の中では比較的 得意な受験者が多い
種目だと思います。

スキーを初めてから級別テスト2級受験となる
レベルまでの主な習得の過程は、
プルークスタンスで滑ること、止まることができるようになり
外脚の操作を覚えてプルークボーゲンで滑ることができるようになる。

次に確実に外脚への体重移動ができるようになれば
内脚を寄せることができるようになるため
シュテムターンにより踏み出し、乗りかえて
板を揃えてた後はパラレルスタンスで
滑ることができるようになります。




パラレルスタンスで滑ることができるようになり・・

ある程度スムーズにターンを行うことができるようになり、

様々な斜度の斜面を滑れることができるようになり、

このときに斜面の斜度に応じてスピードコントロールして
ある程度のスピードを維持して滑り降りることができれば
級別テスト2級に合格できると思います。

でも、、このときに
級別テスト2級は基礎スキーの資格であるので
ある程度基礎が正しく習得されていることが
重要だと思います。

スキーにどのように荷重するか、
スキーをどのように操作するするか
スキーで滑るためにはそれぞれの動きに理由があり
一番効率の良い方法が基本、基礎の動きとなります。

道具の特性を生かして、無理が無くスムーズに
滑るための体の動かし方です。




スキーの基本や基礎の体の動かし方は
級別テスト2級用の限定された動きではなく
さらに先の級別テスト1級やプライズテストも
スキーの基本は同じなので・・

級別テスト2級で求められている滑りのその先の
洗練された滑りが
先の資格で求められる滑りとなります。

・・・なんかわかりにくい表現だな。。。

具体的にどのような
滑りをすれば合格となるか・・なのですが。。。

一番重要なのがターンをするときに
しっかり板に荷重してターンしているか・・ということです。

ターンするうえでは やはり外脚の荷重が
凄く大切だと思います。

ターン数は4ターン程度での滑走となると思います。

このため極端にターン弧が小さくて
ターン数が多くなってしまったり、

逆にターンができなくてターン数が極端に
少なくなってしまうのは減点となると思います。

斜滑降から向きを変えて滑り降りてくるのは
大回りターンとして採点されず減点になると思います。

前のターンが終わり切り替えをへて
できる限り早い段階から雪面をとらえて
山回りでターンMAXとなります。




この段階でしっかり荷重できているか、
そのための体勢が取れているかが重要だと思います。

級別テスト2級ではカービングターンでの
高速滑降は必須ではありません。

若干スタンスがパラレルスタンスから乱れても、
山回りでのずれが多くなっても
しっかり荷重しているところが確認できれば
合格点は獲得できると思います。

減点となる場合の例として

常に後傾であったり、
スピードを制御できずに暴走してしまう。

常に身体が板より山側にあったり、
横の移動、斜滑降を中心に滑って
ターンになっていなかったり・・・ のような感じです。

やはり後傾での減点が多いように感じます。




②級別テスト1級

級別テスト1級での大回りですが。。。

級別テスト2級に比べると
洗練され、質が向上している必要があります。

基本的にしっかりスキーの板に荷重してターンをしているかを
見る部分は級別テスト2級と同じですが、

級別テスト1級では与えられた
検定バーンを暴走することなく制動して
ある程度丸いターン弧を描いて
滑り降りてくる必要があります。

級別テスト2級に比べると
若干のスピード感も必要ですが、

大雑把な表現となりますが、
見ていて「まだ降りてこないの??」
と感じないレベルで滑り降りてくることができれば
合格点は獲得できると思います。




ですが・・・
級別テスト2級に比べて
板を縦方向に進ませて
ターンすることが必要です。
・・となるとあまりゆっくり滑ることは
できず・・ある程度のスピードが出ることになります。

カービングターンで滑る必要はありません。

ですが・・・あまりずれが多く滑ってしまうと
板を縦方向にという訳には滑れないと思います。

若干のずれを伴いながら
スキーの縦の要素が多く滑る。

実際の受験では・・受験者はカービングターンで
滑る人が多いと思います。

滑ったときの点数の付け方は
上手であれば上手なほど得点は高くなるので
カービングで滑ることを選択していると
思います。

カービングターンですが
スキーのエッジを雪面に食い込ませて
ずれが少なく滑るターンですが、、、、

スキーの上で体を左右に倒しているだけの
板の特性だけでターンしている滑りは
しっかり荷重されていないとして
減点となる場合もあると思います。

形だけを真似しないで
しっかりスキーヤーが運動してターンする。

板に荷重してターンする本質を忘れないように・・

もちろん暴走も減点ですよ。。
滑りを観るとすぐにわかりますよ・・




2.小回り

小回りですが。。。

パラレルスタンスで比較的小さい弧でターン
して滑ります。

大回りを小さくしたという表現もできますが、
ターン弧が小さくなって動きのタイミングが
早くなることから、
身体の動かし方も大回りとは異なる部分もあります。

大回りは 左右に大きくターンするため
身体は進む方向の左右に向くこととなりますが、

小回りの場合は比較的、フォールライン方向を
向くことが多くなると思います。

大回りに比べると
ターン弧が小さく、動くタイミングは早く
比較的にフォールライン方向を向いている時間が多い。

雪面の状態も刻々と変化する中で
小さいターンをするため滑りの微調整も
必要になります。

このため 大回りに比べて苦手な受験者が
多い種目だと思います。




①級別テスト2級

級別テスト2級の小回りですが。。

検定の時の着眼点は基本的には大回りと
同じで板にしっかり荷重してターンしているか
が重要だと思います。

スピードの調整で制動力を強めるなら
ずらしを多く使う。

このため、ターンの山回りで
ずれを使ってスピードコントロールをしっかりして
滑り降りればいいと思います。

でも・・・小回り でターンをする
必要があるので、山回りでどこまでもずれていけばいい
という訳ではありません。

上手くずれを使ってターン弧を構成する。

スムーズにターン弧を仕上げるのがベストですが、
山回りで横方向の要素で若干止めてしまう程度であれば
合格点は出るのではないかと思います。




頻度と程度によるところはありますが。。。

この種目で一番 多く減点されている滑り方は
後傾からの暴走だと思います。

小回りはフォールラインを向いている期間も多くなり
足首が緩んでしまうのが原因だと思います。

板において行かれないように、
板に滑らされないように。。。
板にしっかり荷重してターンする。

余裕をもって
横幅を使って中回りと認識されないレベルで滑っても大丈夫です。

ストックがばっちりつけてなくても
検定員は足元の滑りを重点的に見ていると思います。

若干のばらつき、踏みかえは
点数に影響はないと思います。

でも・・小さく 刻んでこれば
合格点をとれるということではなくて
スキーヤーが板にしっかり荷重して
操作することで合格点を獲得できると思います。




②級別テスト1級

級別テスト1級での小回りですが。

大回りと同じように
級別テスト2級の小回りから洗練された
滑りとなります。

洗練されたとは
ずれが少なく、滑走性があり
スピードの次元も高くなる。

斜面状況に対応して
滑りに余裕を感じてくるような。。

級別テスト2級の合格点のレベルより
山回りでのずれは少なく板の縦方向へ
滑る要素が多くなります。

山回りでフォールライン方向に
板の横方向へずれ落ちる度合いを減らして、

丸いターン弧に沿って
板のトップ方向に進ませながら
ずれを活用しスピードコントロールを
行うような滑りだと思います。

このような滑りをするためには
切替えを設けて
谷回りをつくり山回りに移行する必要があると思います。

山回りから すぐに 次のターンの
山回りに移行するような滑りだと
身体はほぼ板より山側に残ってしまい
フォールライン方向に滑り降りるというより
滑り落ちていかないように止めている連続にも
見えてしまいます。

板を丸いターン弧に沿って
滑り続ける。

もちろん。。板に荷重してターンを構成すること。
この部分は一番重要です。

若干の踏みかえやばらつきは
大きく採点には影響しないと思います。




まとめ

級別テスト2級と級別テスト1級での共通の種目
でいえば、
大回り と 小回り になるが、
級別テスト1級 と プライズテスト
となれば、
大回り と 小回り と 不整地小回り と 総合滑降
ですね。。。

級別テスト1級は昨シーズンまでは総合滑降ではなく
横滑りでしたが、
種目として考えるとプライズテストと同じになった
ということですよね。

級別テスト や プライズテスト
はそれぞれの資格で合格のレベルが設定されています。

この合格のレベルは最低限のレベルで設定されているので
上手すぎるのは全く問題なくて、
加点となります。

級別テスト1級だからクラウンプライズで合格するレベルの
滑りをしても全く問題なく、、、加点で合格点が出ると思います。

でも・・準指導員 や 指導員の
検定における種目では
滑るレベルの設定されている種目もあるので
注意が必要です。

これから級別テストやプライズテストを受験する
スキー狂はそれぞれの資格でどのような滑りをすれば
合格となるのかを把握して取り組むことで
目標も明確になると思います。

今シーズンは雪もしっかりあり、
各スクールも念入りに新型コロナウィルス対策も行っているので
検定会が中止になることはないと思います。

目標とする資格を手に入れてください!!!!

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