高鷲スノーパーク SAJスキースクール 整地小回り 企画レッスンの講師を担当
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
今シーズンから登場した新企画の
整地小回りレッスンを2/15に開催しました。
レッスンの内容を展開します。
整地小回りレッスン
整地小回りレッスンですが。。。
不整地が苦手な受講者も合わせて確か9名の
受付がありました。。。
(高鷲スノーパーク SAJスキースクール FBからの引用です。)
整地小回りレッスンに講師二人で
担当の予定でした。
開校式が終了しレッスン開始時点で念のため
改めて不整地 小回り を 希望する受講者と
整地 小回り を希望する受講者を確認してみると
不整地 小回り が 3人、
整地 小回り が 6人となりました。
不整地 整地 の両チームとも
チャンピオンリフトに降り場付近に再度集合。。。
するとなぜか。。
不整地 小回り 6人
整地 小回り 3人・・・にあれ???
不整地が多くなってしまった。。
のような感じでレッスンスタート。。
レッスンは以下のようなレッスンを実施しました。
1.基本ポジション
2.小回りへの展開
3.谷回りでの制動
以上の内容を展開します。
1.基本ポジション
整地 小回りレッスンは
不整地系の種目が苦手なスキー狂が多いので
まずは不整地 小回り は数年前から
企画レッスンとして実施しており、
毎回多くのスキー狂に受講いただいています。
不整地 小回りの受講者から
整地も実施して欲しいとの希望を
いただいたので実現した
企画レッスンです。
今回の受講者は3名で
クラウン所有者 1名、1級所有者 2名
でのレッスンとなりました。
まず基本ポジションですが。。
プルークファーレン、プルークボーゲンで
ターン中に板を押しずらすための
基本の動きをレッスンして、
プルークボーゲンの谷脚に
山側の脚を沿えることで横滑りに展開しました。
基本の操作を行う際には左右の差が明確になり
苦手な側も受講者自信で理解してもらいました。
プルークファーレン→プルークボーゲン→横滑り
滑りは展開、洗練されていっても
基本の操作はずっと同じ。。
2.小回りへの展開
小回りへの展開ですが。。。
基本ポジションで横滑りまで展開されているので、
左右の横滑りを連続して小回りに展開しました。
準指導員や指導員検定での種目にもある
横滑りを細かいピッチで行った滑りです。
横滑りは斜め前に進んではいきますが、
板を横に押しずらす種目です。
このため板の縦方向の要素に比べて
板の横方向の要素を多く使うため
制動力も大きくなります。
級別テスト2級であればぎりぎり合格するか
どうかといった滑りになると思います。
ターンをする時には板の縦方向の要素を
なるべく多く使って滑ることが
滑走性も高くなると思います。
このため、次にはプルークボーゲンから
小回りに展開しました。
プルークボーゲンは
スキーを初めて滑るときの滑り方です。
ですが。。凄く機能性に高い滑り方をしています。
板の制動力が一番大きいのは
板の横方向に進むときです。
ブレーキングの時には板を進行方向に対して
真横にすると思います。
次に板の一番滑走性の高いのは
トップ方向に進んで行くような板の縦方向に
進むときです。
プルークボーゲンはというと。。。。
板の横方向と縦方向を調整しながら
滑っています。
進行方向に対してスピードが出過ぎてしまえば
板の横方向の要素を多くして、
もっとスピードを出したければ縦方向の要素を
多くします。
進行方向と板のトップの向いている向きが異なります。
このためターンの最中ずっと制動している
滑り方です。
この滑り方を小回りに応用します。
まずはプルークボーゲンを小回りのターン弧で滑りました。
既に上級者の受講者にとってこんなのは凄く簡単でした。。
さぁ次です。
プルークボーゲンにより小回りのターン弧で滑っている
状態の外脚はそのままの軌道で、内脚を外脚に寄せてパラレススタンスと
して滑ります。
いきなりハードルが上がります。
見た目は簡単ですが。。。難しい。
プルークボーゲンはオープンスタンスで
外脚の軌道を簡単に自由に動かせます。
パラレルスタンスでは簡単に思うように
同じ軌道を動かせない部分があります。
谷回りです・・・
3.谷回りでの制動
谷回りでの制動ですが。。。
基本的にはプルークボーゲンをパラレルスタンスで
滑ったイメージです。
スキーの板で雪面に対しての
抵抗が少ないのはトップ方向に真っ直ぐ
進んで行く向き。。。
逆に抵抗が最も多くなるのはスキーの真横方向となります。
抵抗が少ない板の活用の例としては
直滑降のようにトップ方向に真っ直ぐ進んだり、
カービングターンのようにトップ方向に
進んで行く使い方となります。
カービングターンの場合はエッジを多用するので
少し今回の事例とは違う感じですが。。
抵抗が多い板の活用の例としては
ブレーキングですね。。板を真横にして止まります。
そして。。プルークボーゲンですが。。
プルークボーゲンでスピードを抑える操作は
ハの字を広くして進行方向に対して板の横方向の
要素を多くします。
逆にスピードを出すにはハの字を小さくして
進行方向に対して横方向の要素を小さくします。
プルークボーゲンは抵抗の一番少ない板のトップ方向と
一番抵抗の多い真横方向の中間の領域を使って
スピードをコントロールしています。
コントロールする板の方向は進行方向に対して
板のトップの向いている向きが異なりますが、
必ず進行方向に対してトップの要素が含まれ
板が少なからず縦方向に進んで行きます。
この概念を谷回りに活用します。
谷回りで導入する場合は少しの抵抗を与えるだけでも
山回りに比べて効果は抜群です。
谷回りで沢山スピードを落とすような操作・・・
進行方向に対して板の横方向の要素を一気に多く
してしまうと回旋となり板がクルット回ってしまい
直ぐに山回りとなってしまいます。
制動要素を入れて滑ることは難しいので
レッスンではまずは切り替えをしっかり行い
谷回りが抜けないように。。自重が乗るだけでも
制動となると思うので。。まずは切り替えをしっかり設ける。。
切り替えで板をニュートラルの状態に戻さないと
前のターンの山回りが継続してしまい
谷回りでの板の操作ができない。。
まずは切り替え。。。だと思います。
まとめ
整地 小回りレッスン
受講者のレベルも高くて講師側も楽しめた感じです。
小回りのレッスンとなると
小回りのテクニックも重要ですが。。
それを実現するためのポジションや基本の操作、動きが
根幹にあると思う。
やはりスキーの基本は小回りの基本でもあり
基本ができていないと応用も難しいと思う。
バリエーションの練習で
細かい板の操作の動き、感覚を覚えて研ぎ澄ましていき
これを小回りに応用する。。。
バリエーションの練習も普段から必要と感じる。
正しいポジションで板を操作できるスキー狂は
やはりバリエーションもサクッとできる。
やはりスキーの基本は全ての基本と感じる。
そして。。体を動かすときには
直観で身体を動かす前にまずは
どうやったらエッジが噛んで、スキーが滑って
板が思うように動いて。。。
ターンのプロセスで板をどのように進ませて、
外力を受けるからどのように利用・・処理するか・・。
理解・想定してどのように体を動かすか
を整理してから実際に雪上で滑ると
上達は促進されると思う。
種目の滑りをする時も
何も考えずに滑るのではなく
上手に滑れるためのポイントを意識して
滑る。。練習する。
スキースクールでレッスンを受講して
その場でできてもその後ずっとできるとは言い切れない。
その後ずっとできるように自分で刷り込み。。練習は
必要だと思う。
スキースクールにとってはスクールのレッスン内で上達して
少し時間が経ったらまた元の状態に戻って
また、、スキースクールのレッスンを受講する。。
このような受講者は凄くいい受講者です。。
何回もスクールを受講してもらえるので・・・。
スクール受講後は自分で練習して
元に戻らないように・・
そして同じレッスンは2回受講しないような
スキースクールにとって嫌な受講者になってください。。。
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