スキーの級別テスト2級における検定員の思いと合格に必要な要素


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
ほぼ毎週のようにバッジテストを開催しています。

検定会で事前講習や検定員を担当すると
もどかしさを感じることもあります。

今シーズンの現時点で
高鷲スノーパーク SAJスキースクール
のバッジテストの受験者はダントツで
級別テスト2級の受験者が多い。

級別テスト2級の受験者へのアドバイス的な
自論を展開します。




級別テスト2級受験者へのアドバイス

級別テスト2級受験者へのアドバイス
ですが。。。。

どこのスキースクールのバッジテストでも同じだと思うが、
高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
検定では一人でも多くの合格者が出ることを願っている。

願っていても思いと、ジャッジとは切り離して
検定を実施しなくてはいけない。

できるだけ合格してほしい願いと
合格する実力を身に着けていただくために
以下に項目を示します。

1.もどかしい・・

2.ポジション

3.プルークボーゲン・横滑り

以上の項目を展開します。




1.もどかしい・・

もどかしい・・ですが。。

先にも記載したように検定会で事前講習や検定員を
担当するともどかしさを感じることがあります。

何がもどかしいかというと。。。

事前講習では検定会を受験する
殆どの受験者が受講するのだが、
午前の時点で なんとなく・・・検定会での
合格者候補がみえてくる。

逆に言うと不合格者の候補もみえてくる。

合否は検定会の一本の滑りで判断され、
事前講習での滑りが良くても、悪くても
全く考慮されない。
良くも悪くも検定会で滑る1本の滑走で
合否が決まる。




事前講習の段階で明らかに技術レベルが
合格のレベルに達している受験者、達していない受験者は
見てて分かる。

合格レベルのスキー操作ができて
方法が違っているだけなら事前講習で十分
修正が可能と思う。

根本的にレベルが達していないもの
間違った動きが染みついているもは
事前講習だけでは合格のレベルに上がらない場合
が多いと思う。

もどかしさは。。。。
合格のレベルにないと思われる受講者に対して
事前講習内で合格に引き上げるための
レッスンをする時間が無いこと。

明らかに根本が間違っていても
それを修正するためのパーツレッスンや
一つ一つの動きを確認しながら滑りを組み立てる
時間が無い。




事前講習ではなく・・・通常レッスンであればな。。

検定を決断し受験をするのも必要だが
もうひとつ事前講習の受講ではなく
レッスンを受講いただくステップを設けてもらえばな・・・。
と感じることが多い。

合格発表の総評などでスクールのレッスン受講を
促すことを言ったりするが、
受験者にはきっと宣伝にしか聞こえていないと思う。

心の中では、、、一度スクールのレッスンを受講することで
合格のレベルに近づけられる!!と思って言っているのですが。。

不合格となってしまった受験者には個人的にでも
教えてレベルを引き上げたいくらいの気持ちです。

・・・上手にスキースクールを活用して合格してほしいな。。




2.ポジション

ポジションですが。。。

スキーで滑走するためにはポジションは重要だと思う。

滑っている間には
重力、加速、抵抗、遠心力、風圧、斜度、雪質など
様々な条件が瞬時に変化する中で
スキー操作をしなくてならない。

このためにはスキー操作ができるポジションを維持する
必要がある。

減点の要素となるもので多いのが後傾だと思う。

スキーを初めた時には一番大事なことは
スキーの楽しさを知ることだと思う。




スキーの楽しさとは滑ることによる爽快感を味わうこと
だと思っている。
滑る操作ができることも爽快感につながると思う。

滑るためには。。。。
滑ること、止まることを覚える。
止まれないと滑ることが危険だ。

スキーの楽しさを優先し止まることを覚えるとなれば
若干お尻が後に落ちてもブレーキとなってしまう。

こういう延長線が後傾を誘発しているのかもしれないが。。。

もっとも大きな要因は
暴走予防のための山側に身体を傾け続けることで
エッジングを維持すること。。。

谷回りから一度スキーはフォールラインを向くが
この時に身体がついて行けず後傾となってしまう
のだと思う。




まずは、足首が緩まないように。。
ブーツのタングに脛が触れ続ける足首の角度を維持し続けて
板のセンターに乗って操作する。

これがスキーの超基本だと思う。
難しいことが超基本。。。なのだが。

このポジションは凄く重要。

級別テスト2級に合格してから改善する という訳にはいかない。
一度ポジションを確認してみてください。




3.プルークボーゲン・横滑り

プルークボーゲン・横滑り・・ですが。。

スキーで滑るためには重要だと思う。

プルークボーゲンにはスキー操作の基礎が沢山
詰まっている。

今から思うとスキーを初めたその日に
プルークボーゲンを教えられたが
一秒でも早くプルークボーゲンを脱出したかった。

ちゃんとできもしないのに、、何も分かっていないのに
パラレルスタンスで滑ることを優先して滑りまくっていた。。

その結果、、級別テストでもその先でも
基本ができていないまま ひたすら滑っていたので
サクッと合格もできなかったし、
上達もできないでいたように感じる。




プルークボーゲンが理解できて正しく滑れれば
横滑りも理解しやすく、滑れると思う。

横滑りは左右の操作の違いなどが
顕著に表れると思う。
この左右差で右はずらしやすいが、
左はずらしにくい。。など滑りに現れてくる。

級別テスト2級では
プルークボーゲン・横滑りを理解して
滑ることができれば、、
合格のためのスキー操作ができるようになると思う。。

大回りや、小回りも正しい板の操作が
できるようになり、

特にシュテムターンは、、、
谷回りからターンMAXまでは
プルークボーゲンで滑り、
山回りで横滑りで滑れば、、
切り替えで開きだして、
山回りでは板を揃えるシュテムターンとなる。




シュテムターンは形だけ、板を開いて寄せる
だけでは合格点を獲得することはできないと思う。

脚を開きだすため、引き寄せるために
外脚にしっかり荷重することで
もう一方の板が軽く、動かしやすくなる
ことを表現する必要がある。

分かってしまえば。。難しくないと思う。




まとめ

級別テスト2級はスキーの基本の操作が
分かっていれば、
応用しないでそのまま表現することで
合格点は獲得できると思う。

大回りは
大きな弧で曲がってくる

小回りは
小さな弧で曲がってくる

シュテムターンは
脚を開いて閉じる。。

・・・これだけでは合格点を獲得する
ことはできない。。。

ターンをするためのプロセスを経て
ターン弧を描いて滑る。。




脚を開きだし、引き寄せることのできる
プロセスを得て滑る。
これにより合格となります。

本来のプロセスではない
別の動きでターンを構成しても
減点となります。

こんな感じで級別テスト2級を考えると
難しいような感じにも思ってしまいますが、

本来のプロセスが一番簡単で
効率のよい方法なので
むしろ難しく効率の悪い方法で
滑ってしまうと合格点が得られないという感じです。

今更、、基本の理解は後退するイメージかもしれませんが、
戦略的な後退として基本のプロセスを
確認して滑りを確認してみてはいかがでしょうか。。。

スキーの級別テスト2級の合格に必要な滑りの要素

スキー の級別テスト(バッジテスト)2級を攻略するには・・

スキー の級別テスト1級・2級での小回り・大回りの滑りの違いは・・

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