スキーの高鷲スノーパーク 2021年第二回目のテクニカルプライズ検定会 


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

3月に入り雪よりも雨もが多くなってきて
あれだけ積もったゲレンデの雪が少なくなっています。

スキー場によっては大分 土が見えていたり
既にクローズになってしまっているスキー場もあります。

高鷲スノーパークは今週の3月6日・7日の週末も全面滑走可能で
2020-2021シーズン 2回目のテクニカルプライズ検定会が3月6日・7日に
実施されました。

実施したテクニカルプライズ検定会について
情報というか自論を展開します。




第二回テクニカルプライズ検定会

第二回テクニカルプライズ検定会ですが。。。

3月ともなるとシーズンの終わりが少しづつ見えてきて、
級別テストやプライズテストのチャレンジャーにとっては
検定シーズン真っただ中という感じだと思います。

高鷲スノーパーク SAJスキースクールでも
2月21日のテクニカルプライズに続いて
2回目のテクニカルプライズ検定会が実施されました。

今回の検定会は事前講習を3月6日に実施し、
検定会を翌日の3月7日に実施しました。

実施したテクニカルプライズ検定会について
以下に示します。

1.検定バーン

2.事前講習

3.検定会

以上の項目で展開します。




1.検定バーン

検定バーンですが、、、

全てエキサイティングBコースで実施しました。

不整地は2月21日に使用した不整地を
そのまま使用しました。

不整地はラインコブが2ラインありましたが、
1ラインは細かいのかあまり滑走されないのか。。

検定で滑るような状態ではなかったと思います。

このため残るもうひとつのラインを
メインの検定ラインとして実施しました。

こちらのラインの方がすこし
ピッチも長くて検定にはぴったりでした。

雪質は前日の天気や時間によって刻々と変わっていた感じです。




2.事前講習

事前講習ですが。。。

今回は3月6日に事前講習で、
3月7日に検定会でした。

事前講習はコースのゴールに講師が
張り付いて受験者がコースを繰り返し滑走する
形での事前講習でした。

午前中に総合滑降と大回りで2時間、
午後からは小回りと不整地小回りで2時間でした。

事前講習の時のエキサイティングBコースの
コース状況は雪質が少し悪い状況であったため、
スタート地点を全ての種目に対して少し高さを下げて
スタートして受験者の安全第一を考慮して実施しました。

事前講習では講師を担当しました。

一番最初の総合滑降は滑走に時間がかかるため
受験者一人につき1本に限定しました。

スタートを下げたものの最初の一本目で
総合滑降はちょっと勇気が必要だったかもしれないが
ゲレンデが緩んでいない状況での高速種目を優先して
実施しました。

次は大回りを実施。

総合滑降でスピード不足などの指摘をした受験者は
大回りで滑りの修正を・・・

午後からは小回りと不整地小回りを2名の講師が
それぞれに分かれて同時進行。

私は小回りを担当でした。

雪質が徐々に変わっていき モサっとして
いました。

受験者には明日の検定にむけて
極力無理をさせないように考慮して
事前講習を実施しました。




3.検定会

検定会ですが。。。

今回は前日に事前講習が終わっているため
朝から検定開始です。

スキースクールでは当日の斜面がすぐに緩むと
考えて、検定バーンの整地部分に硫安を撒いて
緩まないように処理することを考えていましたが、
(撒くばかりの状態に準備していた。)

当日の朝は予想以上に寒くて不要と判断しての
検定会の実施でした。

検定会での一番最初の一本は
受験者が凄く凄く心配な不整地のコブを
インスぺクション的に・・・入ってもらいました。

深くなったコブのメンテナンスや状態を確認するために
検定員・スタッフ・受験者全員で不整地に入りました。

30人程度がコブに入り
深くなっているコブを埋めたり、
形を整えたり・・・

朝一番のリフトで不整地を確認した時には
見えているグサグサのまま不整地の表面が
固まっている状態でした。

時間がたって少し緩んできたので
表面の雪を深くなった溝に埋めたり
壁を削ったり。。。。良い状態の不整地なったと思います。

溝を埋めた雪は一般の人やスタッフが
数本滑り検定時の滑走には問題のない状態としました。

当初、、、検定種目は

1.小回り
2.不整地小回り
3.大回り
4.総合滑降

を予定していましたが、
少しでも不整地が緩んで滑りやすくなるような配慮で・・・

1.小回り
2.大回り
3.総合滑降
4.不整地小回り

に変更しての実施でした。

使用する検定バーンは全てエキサイティングBコースです。

スタート位置は上から一段下がった位置からスタートです。

しっかり雪も踏まれて整備もされているバーンだったため
事前講習のスタート位置から上げてのスタートでした。
(事前講習時にスタート位置を上げること、事前講習では雪質の影響で
安全を考慮して下げてスタートすることを連絡していました。)

検定会では検定員を担当しました。




1.小回り

小回りですが。。。

若干雪は緩んで強く踏むと
雪ごとずれていってしまい雪がたまってしまうような
バーン状況でした。

検定員のためコースをゴールまで滑った
感想ですが。。

あまり強く踏んでしまったり
回しすぎてしまうと減速してしまいそうになり、
減速しないように縦方向に滑走すると
加速していくためポジションをキープして
身体が遅れないように板を走らせて
滑走性を上げるのがよいと感じました。

減点となっていた受験者の多くは
スタート開始後数ターンは板を回していき
ターンをしっかりできていたものが
その後上手くスピードコントロールができずに
ゴールしてしまう滑りか、

スタートから山回りですぐに回旋して
板を横方向でフォールライン方向にはきだす
ような滑りとなっていたと思います。

合格点を獲得していた受験者は
板の滑走を止めることなく
常にトップ方向に板を進めて
奇麗な弧を描いて滑っていたと思います。




2.大回り

大回りですが。。。。

エキサイティングBコースの
上から見て左端に不整地がつくられていたため
若干圧迫感を感じるコース幅だったと思います。

ターン全体で山回りの比率が多く
横移動を中心に滑ってしまうと
滑走性がなくて合格点が出ていなかったと思います。

ゴールに向かって滑走するイメージで
谷回りをしっかり設けて
安定した滑りをした受験者が合格点を獲得できていたと
思います。




3.総合滑降

総合滑降ですが。。。

今回のポイントは二つだったと思います。
横に不整地のある比較的コース幅の狭い部分で
スピードに乗せること。

もう一つは小回りで減速要素を発生させない
ことだったっと思います。

スタート直後のコース幅の狭い部分で
大回りを横方向の移動を中心にターンしてしまうと
スピードが上がらずゴール地点で余裕で止まってしまう
感じでした。

雪質も少し緩んできたこともあり
小回りを沢山入れてしまったり、
小回りで板を横方向に止めてしまうと
減速要素が多くてスピードが落ちてしまい
減点となっていたと思います。

スタートから大回り数ターンで幅の狭い部分を抜けてから
小回りを数ターン入れて中回りでスピードに乗って・・
できる限りスピードを落とさず演技できていた
受験者に合格点が出ていたと思います。

今回の雪質では暴走っぽい滑りより
スピード不足の操作となる減点が多かったと思います。




4.不整地小回り

最終種目の不整地小回りですが。。。

検定会の一番最初に整備したこともあり
凄く良い状態の不整地に仕上がっていたと思います。

前走が滑り、コースが若干長い印象であったので
一番上からコブを3つくらい落とした前走スタートの位置から
さらに3つ分落としてのスタートでした。

雪も柔らかく滑りやすかったと思います。

合格点の獲得できなかった滑りは
ズルドンで 降りてくるだけの滑りになってしまったり、
脚が開脚してしまい身体が遅れてしまうと
減点になっていたと思います。

今回の不整地はゴールを落としたこと、
雪質が柔らかかったこともあり
転倒者がほとんどいない検定でした。
(受験者のレベルが高かった)

若干は板のトップ方向に進ませるのも
プライズテストには必要だと思います。

合格点を獲得していた
受験者では常に下方向にトップを向けながら
積極的な滑りをしていた受験者もいました。




まとめ

今回の検定受験者は25名で合格者は3名でした。

合格した受験者はおめでとうございます。

受験者のレベルは凄く高かったと思います。
全体的に合格までのレベルが遠い受験者は
少なかったと思います。

検定会を実施するときの
雪質もこの季節は日によって、時間帯によって
大分違う感じがします。

事前講習の時の雪質との違い、
更には検定会の1種目目との違いも出てくると思います。

滑る技術も必要だと思いますが、
滑り出してすぐに雪質に対処する対応能力も
必要だと感じました。

春のグサグサの雪になると
板が走らないので
いかに滑走性を保つか。。。

高速で滑るときには板が引っかかるミスをすると
ワンミスで転んでしまうこともあります。

上体からターンをしてしまうと
足場に対して必要以上に内傾角を作ってしまいバランスを崩
してしまいます。

確実に雪面を確認しながら足元からターンすることが必要だと思います。

不合格となった受験者に改善のレッスンだとかできる
機会があると受験者の今後の合格のために凄くいいのですが。。。

今回の検定会直後に時間もあったので
スクールに提案してみるかな・・・

次回が高鷲スノーパーク SAJスキースクールで
今シーズン最終のテクニカルプライズとなります。
3月27日に事前講習
3月28日に検定会です。
この検定会はクラウンプライズも同時に開催する予定です。

テクニカルプライズ・クラウンプライズの
受験者は合計で今回の倍くらいとなることも想定されます。

前走は毎回全日本クラスのスペシャルなゲストが
滑ることが多いので、
見学や応援も見ごたえがあると思います。

検定会では合格のレベルがあれば合格の割合や
人数も決まっていないので、どんどん合格となります。

その結果・・「今回合格者多すぎない???」という検定会も
何度もあります。

毎回最終のプライズテストは受験者のレベルも高くて
合格者も多く出ています。

今シーズン最終のプライズテスト 気合入れていきますよ!!!

高鷲スノーパーク 2021年 スキーのテクニカルプライズ を実施

スキー テクニカルプライズの合格に向けてやったほうがいいこと。。

スキー のテクニカルプライズ 気持ちは絶対合格!! 合格に向けて何をする? 

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