高鷲スノーパーク 2021年 スキーのテクニカルプライズ を実施


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

2月末になり検定会シーズン突入といった感じです。
シーズンインしたかと思えばあっという間です。

私自身も今シーズンはプライズの検定を受験したのですが
スキーシーズンに入り練習するぞ!!
なんて思って毎週スキーに行っている間に
正月が過ぎ気が付くと1月末・・・2月・・。

今シーズンは雪が沢山あるので
雪の心配はなくゲレンデに行き練習ができます。

昨シーズンでは滑ることができなかったコースも
今シーズンは滑ることができるので
いろいろな斜面を滑ることもできます。

高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
級別テストは平日も含めほぼ毎週実施しています。

シーズン一番最初の検定会では
新型コロナウィルス対策により
検定会の実施が中止となったことで昨シーズンに
受験できなかった受験者が受験して合格!!

また、昨シーズンまでに悔しい思いをして
必死で滑りこみ合格する受験者。

普段ゲレンデで課題を練習、取り組みの姿を
いつも見ていた受験者が何度目かの検定挑戦で
再度悔しい思いをした姿。

目の前でいろいろな受験者を見てきました。
検定は受験者・・・スキー狂たちの
日常生活、、人生も変えうる可能性があると
感じます。

検定員や講師はこういったことも背負って
取り組む必要がると思います。

2月21日 ですが、
高鷲スノーパーク SAJスキースクール
では1日で事前講習と検定会を実施する
テクニカルプライスの検定会が開催されました。

人生を生活を変える可能性がある
テクニカルプライズ・・です。

この時の受験の様子について自論を展開します。




2月21日 の テクニカルプライズ

2月21日のテクニカルプライズですが、
事前講習と検定会を全て1日で実施しました。

1日で全て実施するとなると
かなりスケジュール的にタイトになります。

スタッフも大変ですが、
受験者はそれ以上に大変だったことと思います。

以下に項目を示します。

1.事前講習

2.小回り

3.不整地小回り

4.大回り

5.総合滑降

以上の項目を展開します。




1.事前講習

事前講習ですが、
今回の事前講習は30人以上の受験者で
講師が受験者を連れていく講習ではなく、
講師が検定バーンに張り付いて
受験者にアドバイスする形での
事前講習でした。

事前講習の時間は8時からスタートで
12時まで2時間2単位の4時間です。




4時間ぶっ通しはちょっと厳しいんでない。。
と思うかもしれませんが、、、、

ぶっ通しで頑張るのは
講師だけで、、、受験者は自分で調整して
滑ることができます。

今回の検定は全て
エキサイティングBコース
で実施しました。

以下に高鷲スノーパークのゲレンデマップのリンクを示します。

https://www.takasu.gr.jp/gelande/#map

このため、受験者はチャンピオンリフトに
乗ってエキサイティングBコースに移動して
検定バーンを滑りますが、
検定バーン以外はしっかり練習するか、、、
のんびり滑るか。。。

更には休憩を入れながら検定バーンで
事前講習を受けるか自分でコンディション
を調整できると思います。。。

検定種目は4種目あるが検定バーンは
1個所なので時間によって滑る種目を指定して
実施しました。

滑走に時間のかかる総合滑降は
各受験者1本だけと限定で滑走し、
その後は大回り 1時間程度。

不整地のコブはエキサイティングBコースの
脇にラインコブは2ライン作ったので
小回りと不整地小回りは同時進行で
2時間程度 実施しました。

私はこの時、スタート位置に常駐していたので
受験者全体のペースも分かった感じです。

総合滑降は一人1本の限定でしたので
まずはこの一本でリフト1本。

その後は休憩なしで、
事前講習をひたすら滑り続けた受験者で
15分に1回程度のペースだと思います。

こうなると、、、10本以上リフトに乗り
滑っていることになると思います。




お手本の滑りですが。。。
今回も贅沢なメンバーでした
高鷲スノーパーク SAJスキースクールの
簑島校長 が受験者に交じり滑走しました。

全日本クラスの人が何度も
見本の滑りをしながら交代で
講師も担当したので
受験者は参考になったのではないかと思います。

総合滑降 と 大回りは
全日本クラスの講師と主任検定員の2名体勢でアドバイスし
どんどん受験者に滑ってもらい、

小回り と 不整地小回りは
講師は各1名体勢で、1時間で講師が交代するため
それぞれの講師からアドバイスを聞ける
体勢での講習でした。

小回り と 不整地 小回りは同じの実施で2時間設けて
受験者が滑りたい種目を選んで滑りことができました。

私の予想では不整地 小回り が沢山並ぶと想定しましたが
思ったほど並ぶことはなく空いていた感じでした。

ゲレンデは朝一番は奇麗に整備され
斜度が緩く感じるような錯覚を起こすほどでした。

雪質は前日に降った雨で
ずれにくい感じでしたが、
時間がたつにつれて雪が緩んで
昼前には滑らない感じで板が詰まる状態でした。

ゲレンデも荒れてきて、コブも深くなるので
スタッフが常時数名でゲレンデ整備をしていました。




2.小回り

さぁ。。検定会の種目の小回りですが。。

検定会では検定員を担当しました。

雪が緩んで詰まってしまう雪。。。
そしてずらしにくい難しい雪ではありますが
テクニカルプライズなので
ある程度滑走性を見せる必要があります。

まずは、暴走してしまうと減点になると思います。

スタート数ターンはしっかりターン弧を描いて
滑り出し、、、少しすると徐々に縦長になって
スピードが増していき制御ができていない。。。

このような滑りは減点となります。

ずらしにくい雪でしたが、
山回りで板を横方向に押していくようなずれを
伴った滑りは、山回り から 山回りの
連続となりターン弧が奇麗に描けない。。。

このような滑りも減点となってしまいます。




ターン弧は若干大きくなるが
板をトップ方向に常に滑らせ続けて
板を回しこんで奇麗なターン弧を描いて
滑ってきた受験者は合格点が出ていたと思います。

雪質は難しかったと思います。

ずれにくく、荒れている。
この雪で落下を・・滑走を止めていくように
板の横方向の要素を多く使ってしまうと
詰まってしまったり、板の撓んだ反動を沢山もらってしまいます。

板のトップ方向に常に進ませて
ターンの横幅を持たせて、
若干ターン弧が大きくなっても
しっかり制動しているが、ある程度のスピードは
キープする滑り方がよかったと思います。。。




3.不整地小回り

不整地小回りですが。。。

コブのラインは2ライン設定されていました。

硬く、深いと難しいコブだったと思いますが、
滑走性が悪く雪質は柔らかいコブなので
テクニカルプライズにはちょうど良いコブであったと
感じます。

全体的なイメージとしては
不整地小回りが苦手な受験者が改めて多いことを
感じました。

完走率は2/3程度だったと思います。

途中でラインから外れてしまったり、
転倒してしまうと減点となります。




ラインから外れてしまう受験者が多かったと思います。

まずは完走しないと合格点を獲得することは
できないと思います。

コブを滑るときに、
板の横方向の要素を使ってずらして制動しながら
コブを滑りますが、
ずるドンのようなコブを越えた後に
直ぐに板を横向きにして、
真っすぐずらして制動しコブの底についたら
板をクルッと回して同じように真っすぐ
板の横方向にずらしていくような滑りだと。。
減点になると思います。

テクニカルプライズは若干なりとも
滑走性がある滑りをする必要があります。

このためには少しでも板のトップをフォールライン方向に
向けていくことが必要だと思います。。。

不整地 小回りの合格点の獲得には
まずはゴールまで滑り切り完走すること!!!!

そして若干の滑走性!!!

だと思います。




4.大回り

大回りですが。。。

斜面が荒れてきて、、
カービングで滑るには圧が感じにくく
滑りにくかったと感じます。

エキサイティングBコースで
大回りを行う場合に
コース幅が広いとは言えないコースなので
めいいっぱいコース幅を使って大回りを
することとなります。

このため、山回り中心でターンをしてしまうと
直ぐにコースの端が迫ってきて
ターンすることで精いっぱいとなってしまいます。

スピードを抑えることに集中してしまった
受験者は横方向への移動が中心で
なかなか滑り降りてこない印象で。。。
ターン数も前走の1.5倍以上となっていました。




テクニカルプライズでは滑走性が求められるので
減点となってしまいます。

同様に、山回り中心でターンを構成すると
ターンをするたびにどんどん加速して
ゴール地点ではスピードコントロールできなくなる
滑りも減点となります。

スピードが出ていても、
スピードを 出している ではなくて、
スピードが 出てしまう 滑りも減点になると思います。

検定員からみて
ゴールでちゃんと止まれないのでは???
と暴走感を感じさせてしまう滑りは
減点となると思います。
(暴走感を感じさせたから減点ではなくて、
ポジションやスピードから
操作ができていないことでの減点です。)

まずは滑走性。。。

カービングで滑り滑走性を上げていく必要があります。




切り替えから谷回りで雪面をとらえて山回りの
ターンMAXに移行する。

ターンMAXを越えていつまでも
圧をとらえ続けるのではなく、
徐々に切り替えからの谷回りに向かって行く。

まずは身体がずっと山側にあると
切り替えも谷回りもできずに、
山回りだけのターンとなってしまいます。

まずはしっかり切り替え。。板を自分の身体の下に
戻してから谷回りに移行する。。。

横方向の移動が中心ではなく、
フォールライン方向にどんどん落ちていき、
検定員に迫ってくる来る感じを見せるのがよいと思います。




5.総合滑降

総合滑降ですが。。。

スタートからの滑り出しが
端の不整地小回りで使ったコブがあるので
コース幅が若干狭いところから
コブがなくなって幅が広くなる感じです。

このコース幅の狭いところで
減速してきた受験者は減点になっていると思います。

総合滑降はスタートから加速していき
スピードを維持しながら演技していく必要あると思います。

このため、スタート直後にスピードを抑えていく
滑りをしてしまうと、まずいですよね。。。

スピードを抑えていた受験者は
この部分でのターン数が若干多かったように感じます。




減速要素は減点になってしまいます。

大回りや中回りから 入れていく 小回りで
減速要素が入ってしまう受験者もいました。

ゴール地点で滑りに余裕があってではなく、、、
簡単に止まれてしまう。。。
スピードが落ちてゴールしてしまうと
スピード不足で減点になっていると思います。

総合滑降はある程度のスピード
を維持する必要があると思います。

不整地小回りの場合はまずは
コブを完走することですが、
総合滑降はまずはある程度のスビードを
維持することが必要だと思う。




まとめ

テクニカルプライズ 当然だが。。
級別テスト1級とは違うな。

難しい資格だと思う。

テクニカルプライズの受験者は
級別テスト1級の保有者でないと受験することができないが、
級別テスト1級に比べて受験者のレベルの幅が
広いと感じる。

級別テスト1級も難しい資格だが、
級別テスト2級と級別テスト1級のレベルの差より
級別テスト1級とテクニカルは更にレベルの差が
広いように感じる。

滑り降りてくるだけでは点数は合格点に
到達しない。

級別テスト1級では暴走しないで求められている
滑りができれば合格点が出ると思う。

テクニカルプライズでは暴走しないでというより、
暴走しないのは当然。。更に滑り降りてくるときに
滑り降りてくるための操作に集中するのではなく、
滑走性を上げるための操作、滑走性の高いスピードの
なかで制御できないと合格点を獲得することができない。

斜面も全て急斜面となる。




検定会の回数も級別テストに比べて実施の回数は少なく、
受験者も多い。
事前講習も2時間 の 2単位を必要とする。
大変なことばかりだ。。。

今回の検定会は一日で事前講習と検定会を実施したため
時間的な余裕もなく自分で調整はできる形の
事前講習ではあったが、4時間講習後の検定会となる。

1時間に4本リフトに乗れると仮定すると事前講習で
16本も乗れてしまう。検定会でも同じ検定バーンで
1種目ずつ実施するため4種目で4本リフトに乗る。

こんなにリフト乗っている受験者はいないと思うが
20本もリフトに乗ってゲレンデを滑るだけでも
相当な体力を必要とする。

更に、順番待ちや精神的なプレッシャーを考えると
相当な体力を消耗すると思う。

一日での事前講習 と 検定会は相当
体力を消耗する。

検定会 の4種目で最高のパフォーマンスを出す必要があるが
事前講習は単位として必要。

検定会に集中して滑れるように
当日の事前講習以外の自己練習を頑張らないでいいように
普段からの準備も必要だと思う。




今回の検定会での合格者は 2名 でした。
上手であれば加点も当然でるが、
ぎりぎりでも合格できればという受験者は
1種目でもミスをすると他でカバーするのは難しいと思うので
苦手な種目はあるとは思うが、
極端に苦手な種目がないように日ごろから
取り組む必要があると思う。

多くの不合格となった受験者は
合格点が獲得できていない原因が
ポジションと操作だと思う。

どういう滑りで合格できるかが
分かるとそのような滑りをするための
操作ができる受験者もいるかもしれない。

ポジションや基本動作が原因の場合根が深い場合もあるが、
治ると全ての種目のレベルが底上げされると思う。

不合格となって合格するために
今の滑りから上を見て改善し取り組む必要があるが、
現時点からの改善のために
一度基本を見直す勇気も必要だと思う。

基本の部分が改善されないと
検定会にチャレンジした時に同じことを
繰り返してしまうことも考えられる。

スピードの次元が高いため
あまり細かい動きは検定の時の点数には
反映されないと思うが、
ちょっとしたイメージや意識、
ポジションが滑り全体に影響している場合も
少なくないと思う。




何回トライしても合格しないという受験者は
一度、イメージ、意識、ポジションなど
滑りを実現する根幹のところを分解して
みてはどうだろうか。。。

滑りの動きには一つ一つ理由がある
この理由を理解すれば動き方やイメージも
変わるかもしれない。

高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
検定会の合格を目指した受講者が多く受講されます。

私が担当した場合ブログで展開している内容で
レッスンを実施しています。
担当した際にはがんばりますよ!!!

高鷲スノーパーク SAJスクールでは
企画的なレッスンも実施しています。

困ったに直結している企画があれば
利用してみてください。。。。

企画レッスンのリンクを示します。

https://saj-takasusp-ss.com/lesson/special-lesson/

全日本レベルの金子祐大さんのレッスンでは
更に上の技術や滑りを習得したいスキー狂には最適だと思います。

技術選手権後のレッスン再開なので
その時はデモになっているかもしれませんよ。。。
その時は受講料もアップの可能性も・・・今の予約がお得かも
しれません。

金子祐大さんレッスンのリンクを以下に示します。

https://saj-takasusp-ss.com/lesson/special-lesson/kaneko-special-lesson/




これからが受験シーズン本番です。
まだまだ今シーズンに改善することはできます。

もしかしたら検定会で得意な雪質で
最高のパフォーマンスができるかもしれません・・・。
(そんな他力なこと言ってたらダメか・・)

今シーズンまだまだ諦めるにはまだ早い!!!

検定会でいうとあと1ヶ月程度。。
気合入れて行きますよ!!!

今シーズンに目標の資格を獲得してください!!

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