小回り&コブ レッスン で受講者が最初はできないポイント レッスンで改善します
Own Logical Index
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
2019年4月6日に高鷲スノーパーク SAJスキースクールで
小回り&コブレッスンの特別レッスンが実施され
初級コースを担当しました。
この講習の中で気付いたポイントを展開します。
小回り&コブレッスン
小回り&コブレッスンですが。。
多くのスキー狂が苦手とする種目に
小回りや不整地・・コブがあります。
この特別レッスンではコブを滑ることに特化して
スキーの基本に立ち返り、コブでの板の操作、ターンを
するために必要な技術を中心にレッスンを進めました。
レッスンを進めていく中で気付いたポイントを以下に示します。
1.エッジを外す
2.上体のポジション
3.センターポジション
4.同調
5.板の向き
以上について展開します。
1.エッジを外す
エッジを外すですが。。
沢山の受講者にスキー学校でレッスンを行って
きましたが、
エッジをかけることについては大きく二つに
分かれます。
エッジをかけることが得意なスキー狂と
エッジをかけることが苦手なスキー狂です。
エッジをかけることが得意なスキー狂は
エッジをかける感覚を身に付けているので
カービングターンも容易に行えることが多いと
思います。
エッジをかけることが苦手なスキー狂は
エッジングしつづけることが難しくカービングターンの
導入ではエッジをたてていく感覚やエッジをたてるための
ポジションを作るのが苦手で、外向や回旋を入れてしまうことが
多いと思います。
今度は逆にエッジを外す操作、、ずれていく
操作をしていくときに、
一概に全てあてはまるわけではありませんが、、
エッジをかけるのが得意なスキー狂は
なかなかエッジを外すことができない場合もあります。
滑っているときは常にエッジにのって滑っている
のだと思います。
このタイプのスキー狂はコブを滑るときには
エッジを外すのに凄く苦労しています。。
エッジを外せないことにはコブをずらして、
制動して、ターンすることはできません。
エッジがかかっているとスキーの特性上
スキーのトップに向かって滑っていきます。
コブを滑るときには横方向にずれる要素を
多く使うので、
コブをゆっくりずらして滑ることができず、
板のトップ方向に滑っていき
コブから発射してしまいます。
コブを滑るにはエッジングの強弱と
エッジを外す操作を覚える必要があると思います。
2.上体のポジション
上体のポジションですが。。
コブをずらして滑り降りていくには
ずらしていくための上体のポジションが
必要です。
カービングターンでは基本的に上体は板のトップの
方向を向いていく正対をして滑ります。
ずらして滑るには上体は外向して滑ります。
上体が正対やローテーションをしてしまうと
板を上手にずらすことができずに板はエッジがかかり
板のトップ方向に進んでしまいます。
板のトップ方向に進んでしまうとコブに合わせて
思うようにターンができずに上手く滑れません。
コブを滑るためには外向をしっかり作り、
上体はずれ進んで行く方向を向いている必要があります。
スキーは左右にターンをするので
左右で上体の向きに差があるとそのまま
左右のターンに差が出てしまいます。
上手に上体のポジションを作ることができず
板にしっかり乗れない側は苦手意識があるかも
しれません。
左右に差が出るとできている方に負担がかかる
こともあるため、両方均等にできるように
取り組む必要があります。
この動きは、、上手にずれるために必要で
コブを滑るだけでなく全ての滑りで影響が出ます。
この機会に修正の取り組みを行う必要があります。
3.センターポジション
センターポジションですが。。
スキーの板をある程度自在に操作していくには
スキーの板のセンターに乗っている必要があります。
板を操作するときに重心を前とか後とか
聞くことがありますが。。
大幅に前に、後ろに重心を動かすことはなく
基本はセンターの位置に乗って前後する感じです。
コブを滑るときに短距離でターンするには
板のトップとテールを同時に動かすピポットターン
が有効です。
ピポットするときには重心がある場所を中心に
トップとテールが回るため、、センター以外のところに
重心があると板が傾いてエッジがたってしまうため
上手くピポットできません。
このためセンターに乗ることは重要で、
切り替え時にはエッジを外すことも行いますが、
前後の重心もセンターに戻すのが良いと思います。
4.同調
同調ですが。
コブをクイックに滑るためには
板がばらついていてはまともに滑ることもできません。
2本の板が常にパラレルスタンというか閉脚となり
常に同調している必要があります。
同調していないと板がばらけて、、まともに
操作、ターンができないばかりか、
板が重なって転倒となるリスクもあります。
コブを滑るためには同調が必要です。。
同調と簡単に言っても通常滑るときは外脚に
意識をおいて滑ると思いますが、
内脚も外脚と同じ方向に板が向いている必要があります。
ということは内脚の感覚や操作を強化する必要が
あると思います。
内脚の意識をもっと持つことでコブも上達すると
思います。
5.板の向き
板の向きですが。。
板の向きと実際に進んで行く向きとを考えて
みてください。
板のトップの方向に進んで行くと
斜滑降やカービングとなります。。
この場合は制動要素が少なくなります。
プルークボーゲンでは板のトップが向いている方向
に対して、進行していく方向は板の斜め前方向
に進んでいると思います。
進行方向に対して板の方向が斜めになると
その分雪面抵抗が増して制動をかけることができます。
一番抵抗が大きくなるのは進行方向に対して
板が真横を向くときですが、
板が斜めに向くと真横に比べて抵抗は少なくなります。
板の縦方向の要素に対して板を斜めにして
進んで行く。。(②の状態で滑る)
この滑り方であればターン中どのプロセスでも
制動をかけることができます。。
コブではこの要素も活用して滑ることで
止めることなく滑り続けることができると思います。
まとめ
コブを滑るときにちょっとした
ミスが破綻・暴走に繋がります。
スキーの基本は当然コブを滑るためにも
直結します。
スキーの基本が満足できていないと
これをきっかけにミスとなることもあります。
基本は基本として身に付けてください。
また、コブは整地と違い自分がターンしたい
ようにターンしていては、
コブを上手に滑れないと思います。
コブの形状に合わせて板を操作して
滑る必要があります。
整地に比べコブは板を平面的に使うだけでなく、
高さもあり3D的、立体的に滑る必要もあり
更に操作は難しくなります。
コブを滑るための技術は整地で活用することも
できます。。
コブだけの上達と考えないで、スキーのレベルアップと
して取り組んでみてください。
高鷲スノーパーク SAJスキースクール 1月5日実施のバッジ特別講座(1級・2級)の実施内容 ばっちり・・徹底的に基本からの底上げ
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