スキーの級別テスト 高鷲スノーパーク SAJスキースクールでの 最終の検定会 しっかり板にのることが合格のポイント


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

2019年4月7日に高鷲スノーパーク SAJスキースクールで
2018-2019年シーズン 最後となる級別テストの検定会
が開催されました。

この検定会で検定員を担当しました。

この日の検定会で級別テスト1級について
検定員側からの見え方も含め自論を展開します。




2019年4月7日の検定会

2019年4月7日の検定会は以下のコースで
実施されました。

大回り
ダイナミックコース上部

小回り
ダイナミックコース上部

横滑り
ダイナミックコース上部

不整地小回り
エキスパートコース

雪質は朝一の時点から少し緩んでいました。
検定会の実施される午後からは春の雪で雪質は
重くゲレンデも非圧雪のように荒れた状態での
検定でした。

以下に検定種目毎に展開します。

1.小回り

2.大回り

3.横滑り

4.不整地小回り

以上の項目を展開します。







1.小回り

小回りですが。。
雪質は暖かく緩んで非圧雪に近い状態でした。

小回りでは板をしっかり回せるかどうか
が合否の分かれ目といってもいいような感じでした。

止めるエッジングをするとつまってしまい
スムーズに滑り降りることができません。

板にしっかり乗っていないとターンをすることが
できずに横スペースの小さいターンとなり
真っ直ぐ滑り降りてきてしまいます。

また、スタンスが広いと板がばらけて
ターンを持続できなかったりします。

板をスキーヤーが操作してターンしているかが
顕著に滑りに出たのではないかと思います。







2.大回り

大回りですが。。
毎回検定での感想は。。
上手い。。大回り。。

4種目の中では合格者が多いと思います。
でも、、今回は苦戦していたように感じます。
雪が滑らない。。

カービングをしようとエッジに乗ろうとすると
スピードが出ないので外力を得ることができないのと、
雪質が柔らかくバランスをとるのが難しい。

ずれを使った滑りだと止まりそうになる。

スタートから少し真っ直ぐ滑りスピードが乗ってから
ターンに入るのがよかったと思います。

滑らない雪でも後傾となればスピードは上がりますが、
操作ができていないので減点となります。

エッジを切り替えて、、板に乗っているだけの滑りも
減点となります。

今回の検定はそこそこのスピードにのって
バランスを取りながら身体からあまり離さない
カービングで滑るのが無難だったと思います。




3.横滑り

横滑りですが。。
暖かく雪が緩んでいたので難しかったと思います。

ずらしていることがわかるように
ずらす方向をフォールライン方向よりに滑るのが
検定員からみて分かり易いのですが。。

今回の検定バーンはフォールライン方向よりにずらすことは
雪質が重くできない状況でした。。

このためトップ方向への要素を多く
ずらしていく必要がありますが、、
これがずらせないからと。。斜滑降になってしまっては
減点となります。

ずらしていくことが難しいと
板にしっかり乗れない状況だと斜面下方向に
ずらすことは若干でも難しくなり
斜滑降になってしまいます。
このため、、腰が回ってしまっていた受験者は
ずらすことができず斜滑降になっていたと思います。

どんな雪質で横滑りをしていくには
しっかり谷側の脚に乗り雪を押しずらしていけるよう
なポジションで滑ることが必要です。

今回の横滑りは。。。受験者も難しかったと思いますが、、

検定員側も斜滑降と横滑りを見極める必要があり
難しいジャッジだったと思います。







4.不整地小回り

不整地小回りですが。。
エキスパートコースでの実施でした。

不整地・・コブはスーパーコースにもあったのですが
受験者から見るとコブを滑るか、、非圧雪を滑るか
どちらが良かったんでしょうね。。

もしかして。。コブが無くて良かったと思った
受験者もいたかもしれませんが・・
逆にターンの切っ掛けが無くて難易度が上がって
いたかもしれません。

合否の境目は板をしっかり回して、ある程度のスピードを
維持して滑れていたかだと思います。

非圧雪はしっかり板に乗って操作できていないと
まともにターンをすることができないと思います。

非圧雪の不整地はコブとは違いターンする切っ掛け
がありません。。また、足場が悪いことから次のターンに繋げる
足場もできません。。。さらに雪も重かったことから
ターン始動が難しく、、ターンMAXではあまり板を横に向けると
詰まってしまいます。

今回の不整地はコブに比べて難しかったと
思われます。

コブが苦手ではない人ならコブの方が簡単だったかも
しれませんね。




まとめ

今回の検定会の雪質は重く、、非圧雪に近い状況であったので、
全体的に板が滑っていかず、ターンがしにくい状況だったと思います。

検定の評価も雪質のコンディションの良い状況と
同じ滑りができないことは十分理解しているので
雪質を考慮した採点を行っていると思います。

どんな雪質でも板を操作してターンをしているかを
見ています。

滑りを形から見てしまって、板に乗っているだけで
エッジを切り替えるだけの滑りや、
先行動作を多用してターンをしていては
雪質に左右されてしまうと思います。

しっかりターンをするための基本の動きを
身に付けて検定会を受験するのが合格の近道
だと思います。

基本的にスキーヤーが板に荷重して操作して
ターンをする。。ストックが付けていないとか、
バランスが若干崩れたとか、足がばらけたとか
細かいことはあまり採点には反映されないと
思ってもいいと思います。

しっかりターンをするための根本を習得してください。

ターンの見せかけ、形にとらわれないで
取り組みを進めてください。

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