上手く滑れない 出来ていないのは分かる・症状も分かる 原因を確認して上達する


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(バッジテスト)やプライズテストの合格に向けて
取り組んでいるスキー狂のみなさん
よく分からないけど上手く滑れない・・なぁ~んてことはないですか。。
上手く滑れない症状は分かるけど原因が分からない場合について・・・
自論を展開します。



症状は分かる

上手く滑れない。。。
どのように上手く滑れないか分かる。

でもそれがなぜ上手く滑れないのか原因が分からない。

上手く滑れない症状を以下に示します。
(症状は小回りを想定しています。)

1.足元が浮いているような感じがする

2.山回りでの衝撃が大きい

3.滑り出しから加速していく

4.次のターンに入りにくい

以上の4項目について展開します。

1.足元が浮いているような感じがする

足元が浮いている感じについて
滑っているときにグリップ感がなくて山回りのエッジング以外に
あまり足場を感じない。
こんな症状に対して勝手に想定してみます。

・山回りに集中している

・ターン弧が浅い

・エッジングされていない

・後傾

以上のような原因を想定してみます。

・山回りに集中している

ターンの山回りにエッジングが集中していて切り替えや谷回りが
なくなっていませんか。

一度山回りのづれを多めにして切り替えで両方の板のエッジを外し
板をフラットな状態として両脚を体の真下に戻して
谷回りに入ってみてください。

図1.フラットな状態のイメージ

図1がフラットな状態のイメージです。
エッジを外して斜面と垂直な状態としてみてください。



・ターン弧が浅い

ターン弧が縦長になっていてはしっかりエッジングができません。

図2.ターン弧を深くするイメージ

図2のように一度極端にターン弧を深くするイメージで
滑ってみてグリップ間を確認してみてください。

・エッジングされていない

ターン弧が浅い場合と同様に一度ターン弧を深くして練習してみてください。
エッジングするにはスキーの板を身体から離すか傾く必要があります。

図3.板を身体から離すイメージ(両脚)

図3は板を身体から話すイメージですが身体から離していくことで
雪面に対して板が斜めになりエッジがたってきます。

図4.斜面に斜めになるイメージ

図4は斜面に対して斜めになるイメージです。図4は山回りを想定してしまいますが
雪面に対して斜めになる。。内傾すれば板も斜めになりエッジがたってきます。

このようにエッジをたてるための動きを行いながら
図2のように一度極端にターン弧を深くして滑ってみてください。

・後傾

いわずと知れた後傾ですね。。

まずは板が真下を向いた状態のときに前後の位置が
斜面に対して垂直であること。

板より体が山側にいるのは山回りだけです。

足首の力が抜けていないですか?
どのプロセスでも足首が緩むことはないですよ。。

しっかり足首を曲げた状態をキープする。

膝を曲げたときにお尻が落ちすぎてませんか?

切り替えで身体が伸びてませんか?

ストックを持つ手がしっかり身体の前にありますか?

後傾の原因はいろいろありますね。

スキーの特性を多様して体を倒しこんだり、回しこんで
足元のスキーを制御しようとしてませんか。

後傾だとこのような操作もしてしまいます。

まずは足元から動ける前後のポジションを作ってください。



2.山回りでの衝撃が大きい

山回りでの衝撃が大きいについて、
山回りで板を横向きにしてませんか?

板が斜面に対して横向きになるほど抵抗は大きくなります。

図5.抵抗の大きさのイメージ

図5のように板を横に向けるほど滑走方向で雪面に対しての
抵抗が大きくなります。

山回りで板の向きが横に滑っている期間が多くなり、
板の縦方向に滑る要素が少なくなってしまうと山回り以外のプロセスが
なくなってしまうこともあります。

図6.ワイパー操作のイメージ

図6のような滑りとなってしまうとこれをワイパー操作といいます。

この操作をしてしまうと山回りで板を横向きにすると
多くの抵抗により板が沢山たわみ、この力が解放されると
切り替えや谷回り を飛ばして山回りとなってしまいます。

ワイパー操作の可能性が高いため、、
これを直すトレーニングを試してみてください。
・・・説明するとすごーく長くなるので。。。

私の関係する投稿を以下に示します。参考にしてみてください。

なかなか脱出できないスキーのワイパー操作 弊害が減点に繋がる 改善を心に決めよう!

スキーのワイパー操作 絶対改善! なぜダメなの?プロセスを理解して改善する

3.滑り出しから加速していく

滑り出しから加速していくについて、
滑り出しから加速してゴールまで等速で滑れない。

上記のワイパー操作の可能性もありますが、
ターン弧が浅いことも想定されます。

ターン弧が浅い場合も上記のようにまずはターン弧を深く
するイメージで滑ってみてください。

さらに、ターン弧が浅いのはしっかり板を制御して使いこなして
滑るのではなく、板の性能だけで滑ってしまっている可能性があります。

スキーの板は傾くだけで曲がっていきます。
この要素を多用するとターン弧が浅くなり、づれを使ったスピード制御
もできない状態となってしまいます。

このためスキーヤーが板を動かすこと、
板を動かす力をかけるための体勢をプルークボーゲンから学んでも良いと考えます。

その先にターン弧を変えていくことを行っていくと効果があると思います。

またもや関係のある投稿を以下に示します。時間があれば参考にしてください。

スキーの全てはプルークから始まる 1級・指導員系苦手な横滑り対処法/テクニカルに向けた体勢はこれ

スキーの小回りをレベルアップ 包丁のイメージで板を左右に振る滑りから脱出!

4.次のターンに入りにくい

次のターンに入りにくいについてですが、
おそらくは今のターンというか前のターンというかが終われていない
と思います。

ターンが終われていない状態とは、
山回りのエッジがセットされた状態のままで
次のターンに入れないと思います。

エッジセットされた状態となるのは以下の状態が考えられます。

・滑りを止めすぎている

・体が山側

・怖い

と想定します。



・滑りを止めすぎている

滑りを止めすぎているについて、
板を横向きにしている期間が長くそのまま斜面の下方向に
づれ続けていて抜け出せない可能性があります。

まずはスキーは斜面下方向に移動し続けるものと
イメージを変えてください。

止めようとがんばらない。

斜面下方向に板を押し出し続けるとそのまま
まっすぐづれていってしまいます。

一度押し出すのをやめてみてください。

そうすると板の特性で板の縦方向に進み始めます。
すると次のターンにも入りやすくなります。

・体が山側

体が山側にあり続けると斜面に対して
板が斜めの状態が継続するためエッジがかかった状態が
継続されます。

図1のフラットな状態のイメージのように両方の脚を体の下に
もってきて板のフラットな状態を作ってみてください。

・怖い

怖いについて、、、
これは、怖いから上記の止めたり、体が山側にあり続けてしまう。

逆もあってできないから怖いというのもあります。

一度イメージを変えてみましょうか。

止めるためにエッジング。怖いからエッジが外せない。

もともとスキーは斜面を気持ちよく滑るスポーツなので
斜面下方向に体も板と一緒に落ち続けるイメージ。。。

でもづれたまま滑っていく。斜面下に落ちていくイメージに変えてみてください。

以下に関係のある投稿をしめします。

エッジング命 から ずれずれ命 での再スタート






怖いと体も固まってしまい何もできなくなってしまうので、
なんとか取り去ってみてください。

逆に上記のようにプルークボーゲンから体の動かし方を
理解しながら怖くないスピードや技術から改めて少しずつ
バリエーションを増やしていくのもイメージを変えられるかもしれません。

まとめ

症状はわかるが何で?
これに対して闇雲に対策してしまうと自己流で
別の癖を身につけてしまう可能性もあります。

悩んだら早期解消で最短で上達できるといいですね。

悩んでいる期間と原因不明の停滞の時間はもったいないので
そのためにはスキースクールの受講も有効だと思います。

宣伝となってしまいますが、
そんなときは 高鷲スノーパーク SAJスキー学校
にご来校ください。
適切なアドバイスが受けれると思います。

お待ちしています!!!!!!

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