2021年1月30日 / 最終更新日時 : 2024年7月7日 gakuro その他

スキー　のゴーグルが曇る原因と曇り止めの対策


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト（１級・２級）やプライズテスト（テクニカル・クラウン）
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
滑りまくってますか？？？

私がスキーを始めたのは３０年近く前になりますが、
バブルの終わりの方ですね。

映画の「私をスキーに連れてって」効果なのか
スキー人口も猛烈に多かったと思います。

職場でもほとんどの人がスキー経験者で
スキーに行くときは職場の仲間でよく行ったものです。

こんな状態なのでスキー場は凄く混んでいて
リフト待ちも１０分以上は普通でした。
場合によっては３０分待ちとか・・・。

リフト待ちの前にスキー場に行くまでがこれまた大変で、、、
今では２時間ほどで行けるスキー場も　以前には凄い渋滞で
４時間以上かかることもありました。




早くスキー場に到着しないと駐車場に入れなかったり・・。
スキーをするのも凄く忍耐が必要でした。。

でも・・雪は降り　積もり　問題なくスキーができました。

スキー人口も多く、雪も降ったのでスキー場も沢山ありました。

最近に営業中止となってしまったスキー場も
リフトの待ち時間は同じように長かった覚えがあります。

雪がちゃんと降って、正月にはしっかり雪があって
というのが普通でした。

そのころに２月のスキー場で雨が降ったことがありましたが、
「スキー場で２月に雨？？？？」なんて驚いたものです。

最近は１月でも２月でも普通にスキー場に雨が降ります。

雨が降ると　何が嫌だっていうと　濡れるのも当然嫌なのですが・・
視界が悪くなるのが凄く嫌ですよね。

上手く滑れても見えないと対応できないですよね。

視界・・・ゴーグルの視界・・・曇りについて自論を展開します。




ゴーグルの視界

ゴーグルの視界ですが・・・

晴れている日、曇っている日、雨の日・・・
さらに、、日中なのか、ナイターなのか。

滑るときの明るさによって視界は変わります。

これらの明るさ、太陽光の影響はレンズの種類・色で
対応することとなります。

凄く晴れた日用　と　曇り・夕方・ナイター用の
大きく２種類持っていると明るさでの視界を確保することは
できると思います。

ゴーグルは思いのほか結構高額です。。。

ゴーグルを購入しなくても交換用のレンズだけ
購入するといってもこれも結構高額です。

最近では１個のゴーグルでレンズを簡単に交換ができる
ゴーグルで２つのレンズがセットになっているものも
あります。

このようなものを活用すると視界を確保できるのでは・・
と思います。

ゴーグルの視界で明るさによるものもありますが・・・
雪の日や雨の日によく起きるレンズの曇り
凄く嫌ですよね・・・




雨が・・雪が・・降って見にくいから、
しっかり視界を確保したいのにゴーグルが曇ってくる。

曇ってくるからゴーグルを外して滑ると
目に雪や雨が入って滑りにくい。

雨や雪が降っているだけでも
気分がのらないのに・・・さらに憂鬱になります。

このゴーグルの曇りは最悪で
ゴーグルの内部が曇っているからと・・
内部の曇りを拭き取っても　またすぐに曇ってくる。

スクールのレッスンを受講などしていると
自分の滑る順番で滑って、待っている間にゴーグルの内側の
曇りを拭き取って、また順番で滑って、曇り拭き取って。。。。

・・・レッスンの内容もあんまり集中して聞くことができない
感じです。。。

このゴーグルの曇りについて以下に項目を示します。

１．曇る原因

２．曇る行動

３．曇らない対策

①ゴーグルの選択

②曇り止め

③曇りにくい行動

以上の項目で自論を展開します。




１．曇る原因

曇る原因ですが。。。

スキーのゴーグルの曇るのはどこが曇っているかというと
ゴーグルの外ではなくて、内側だと思います。

ゴーグル以外にも同じ現象は起きていると思います。

家にいるときに。。
寒い日にストーブなどをつけた暖かい部屋にいて・・・
窓の内側が曇ってしまうことはありませんか？

特に外が寒い雪が降った日などは家で　今　雪がどれくらい
降っているかな？？？なんて・・・

曇った窓ガラスをこすって外の様子を見たことないですか？

さらに・・・
車で雨が降っている日に
雨にあたって濡れた服で車内に入ったときや
温泉から上がって車内に入ったとき・・・

ちょっとマニアックですが・・・
スキー狂ならわかるかもしれないな。。。

スキー場で車中泊をしていると翌朝起きた時に車の
窓が曇っていたりしませんか。

こういった現象は全てゴーグルのレンズが
曇ってしまうことと同じ現象だと思います。

なぜ？？？窓やゴーグルの内側が曇るの？？
なのですが・・・




曇りは何かなのですが、、、どっから曇りが登場
するかというと水分だと思います。

空気中には水分が含まれています。
この水分が窓やゴーグルの内側に曇りとなって
登場していると思います。

なぜ？？？普段は目に見えない水分が
曇りとなって登場するかですが。。。

まずは湿度が高くなることだと思います。
濡れてしまっている。。。

温まって水分が蒸発して空気中に水分が多くなって
湿度が高くなっている。。。

そして、、、窓やゴーグルのレンズの温度が
冷たいこと。。。。

部屋の中、車の中、ゴーグルの中の湿度が高くて
水分を沢山含んだ空気のある状態で
冷たい窓やゴーグルのレンズが登場すると
今まで目に見えなかった水分が
窓やレンズで水に戻ると思います。

この水こそが曇りだと思います。

結露・・・っていうんですか。。

①ゴーグルの内部に水分がある

②外が寒くてゴーグルのレンズが冷える

③冷えたレンズの内側に結露して曇る

こんな感じだと思います。




２．曇る行動

曇る行動ですが。。。。

先の項で原因を説明しましたが、
この原因となる行動をとってしまうと
曇りやすいのだと思います。

例えば。。。

雨が降っているときの車の窓の曇りですが・・・
車を運転していて雨が降り出したときに
窓が曇ってくるって・・あまりないと思います。。。。

雨が降っていて、傘をさして車まで来て
傘を車にしまってから車に乗る。。
この時に曇ることが多くないですか？？

濡れた傘や服や髪の毛などが雨で濡れてしまって
車の車内に水分を持ってきてしまったので
曇りやすくなる。




ゴーグルでも同じことが起きていると思います。

私がよくやってしまった行動ですが。。。。

雨や雪が降っていると視界が悪いので
特に晴れた日にぴったりのゴーグルのレンズだと
暗くて雪面が見にくくなります。

見にくいとどうするかというと・・・

ゴーグルを外して、おでこにずらして
ゴーグルなしで滑った後に
雪や雨が直接目に入って滑りにくいから
またゴーグルを装着して・・

そして・・また視界が悪いからおでこにずらして
滑って・・・するとゴーグルが曇ってきます。

視界が悪いのか・・レンズで暗く見えるからか
曇っているからなのか分からなくなって・・
最後にはゴーグルをおでこに外したままの状態で
滑ったり。。。

こんな感じでゴーグルを外して
ゴーグルの中の顔が濡れてしまって
ゴーグル内の水分が増すことでゴーグル内が
曇りやすくなっていると思います。




３．曇らない対策

曇らない対策ですが。。。

絶対曇らないような対策は難しいと思うのですが・・
曇りにくい対策はとれると思います。

以下に曇りにくい対策について案を示します。




①ゴーグルの選択

ゴーグルの選択ですが。。。

ゴーグルの内部に水分が侵入しにくくするには、
まずはゴーグルがフィットしている。。。

顔の形状に合っている。。

装着してしっかり隙間が無く装着できている
ゴーグルを選ぶことだと思います。

隙間が無ければ外部からの水分は
入りにくいと思います。

次にはレンズにこだわることだと思います。

曇りに直接関係するわけではありませんが、
雨や雪のときに視界を確保できるレンズを選択することだと思います。




雨や雪でも明るく見えるレンズの色です。

レンズの色が濃いと雨の日や雪の日など太陽が出ていないときは
見ずらい場合もあります。

この時にゴーグルを外してしまうとゴーグルの中に
水分が入ってしまうので。。。

滑る環境の明るさに合ったゴーグルのレンズを選択するのが
いいと思います。

更にゴーグルのレンズですが。。。

家の窓も最近の窓はペアガラスというものがあります。

窓ガラスが２枚のガラスで構成されていて
ガラスとガラスに空間が設けられたものです。

これにより外側の窓ガラスが冷えても
外側と内側の窓ガラスに空間があるため
内側のガラスは冷えにくくなる構造です。

冷えにくくなるということは断熱効果もあり
結露しにくく曇りにくくなります。

ゴーグルのレンズでも同じように
ダブルレンズという２重構造のレンズがあり
家の窓と同じような原理で曇りにくくなります。

比較的安価なゴーグルはレンズが一枚構造の
シングルレンズのものが多いと思います。

ダブルレンズは少し高額にはなりますが
曇りを防止するためにはこのレンズを採用した
ゴーグルを使用するのが効果があると思います。




②曇り止め

曇り止めですが。。

ゴーグルのレンズに塗布することで
曇りにくくするものです。

スプレータイプやジェルタイプの
曇り止めがあり効果はあると思います。

ゴーグルのレンズ内部に水滴がついて
拭き取ったりする場合は
塗布した曇り止めやゴーグルのレンズに
施してある曇り止め効果のあるコーティングを
拭き取ってしまわないように注意が必要です。




③曇りにくい行動

曇りにくい行動ですが。。。

ゴーグルの曇りはゴーグル内部の湿度が上がることで
曇りやすくなると思います。

フェイスマスクやキャップが
汗や息で湿ってしまい曇りの原因となることもあります。

ゴーグルの内部にかからないように装着するのが
曇りの防止にもつながると思います。

経験上ですが。。。一番　曇る原因は
ゴーグルの内側の顔に触れる部分のスポンジ部分が
原因となることが多いと思います。

雨の日は視界が悪くなります。

天気の時に比べて暗いのでレンズの色があっていなかったり、
水滴がゴーグルレンズにつくことで
見えにくくなります。

こんな時に思わずやってしまうのが
ゴーグルを外して、ヘルメットやキャップの
おでこの部分に上げてしまうことです。

これをやってしまうと
先の項の記載したように顔に雨や雪で水分が
付着しますが、

更に問題となるのが
ヘルメットやキャップについた水分が
ゴーグルのスポンジ部分についてしまい
湿ってしまうことだと思います。

これによりゴーグル内は曇りやすい環境に
なってしまうと思います。




視界が悪い状況でなくても
ゴンドラに乗ったときなどにも
思わずやってしまいがちだと思います。

一度スポンジ部分が湿ってしまうと
常温では短時間で乾かすことは難しいと思います。

雨の日や雪の日などゴーグルを装着したら
外さないことです。。。
（おでこにゴーグルを上げるなどしないこと）

ちょっとしたことですが
効果は絶大だと思います。




まとめ

スキーを楽しく滑るには視界の確保が必要です。

雨の日や雪の日など、
雨や雪が降っているだけで見にくくなります。
天気の良い日に比べて暗いため
更に見にくくなります。

こんな日は寒かったり濡れないように
スキーウェアの中に着込んだり、
カッパなどの濡れない対策もするので
動きにくくもなります。

動きにくいし視界も悪い。。。
なんか滑らないで帰りたくなっちゃいますよね。。

そこにゴーグルが曇ってくると
更に滑りたくなくなってしまいます。

できるだけ視界が確保できるように
ゴーグルが曇らないように、
最適なレンズの選択や機能の付いたゴーグルを
選択して快適なスキーを楽しんでください。

＊＊参考＊＊

今回の写真で使用しているゴーグルを紹介します。

①SWANS製　ROVOシリーズ
私は身長も低いので少し大きく感じますが
問題なく使用しています。
レンズの交換が簡単にできます。
特徴はゴーグルをつけたままゴーグルのフレームと
レンズの間に隙間を開けて外気を取り込むことができます。

外気を取り込めるとシーズンインや春スキーの
気温が温かい時や汗をかいたときなど
ゴーグルを外さないで外気を取り込めます。
このため涼しい。
滑るときも隙間を開けたまま滑っても空気の巻き込み
で滑りに支障となることはありません。

さらに若干曇ってしまっても
リフトの間に隙間を開けている間に
曇りを除去することにも活用しています。
機能的なゴーグルだと思います。
現行機種で視界も広くて使いやすいゴーグルだと思います。

②SUWANS製　C2Nシリーズ
すでに生産中止となっていると思います。
このゴーグルも気に入って使っていました。
いつも同じ環境で滑りたいのでレンズ違いをいくつか購入して
活用していました。
このゴーグルも簡単にレンズを交換できます。
印象としては少し小型で軽いので使いやすい
ゴーグルでした。

③SWANS　RISINGSUNシリーズ
このゴーグルもすでに生産中止となっています。
気に入ってこのゴーグルも天気に合わせて数種類
活用していました。
レンズ交換も可能ですが従来のゴーグルのように
レンズは外せるが交換が効率よくできるシステムはありません。

画期的だったのがスポンジ部分の交換ができることです。
常に肌に触れる部分なので外して洗うこともできました。
安心して使えたのが雨や雪の日です。
スポンジ部分が濡れてしまったら曇りやすくなります。
このため濡れたら乾かすことが困難なため交換できるので
一日レンズの曇りがなく滑ることができました。
使いやすかったのですが生産中止品です。

④SWANS製　ファン付きのゴーグル
今回のブログでは写真は活用していませんが
曇りに特化したようなゴーグルも使用したことがあります。
ゴーグルにファンが搭載したモデルです。
ファンが搭載していると外気をファンの内部に取り入れることが
できるので曇りにくくなります。
やはりゴーグルの曇りは課題ですよね。。
以前には雨の日はファン付きのゴーグルで滑ってました。
曇りに対して効果はあると思います。

スキー　滑走時の視界はゴーグルのレンズで改善する

スキーのゴーグルはレンズが大事　レンズの擦り傷をリペアしてみた

スキー　ブーツを自分で若干調整　これだけで滑りが改善することも・・

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