スキー 級別テスト1級 チャレンジャー向け 検定受験に向けて主な種目を展開


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
スキーに行ってますか???

雪 沢山ありますよ。

岐阜県奥美濃の三連休は
雪が降りすぎて高速道路は通行止めとなり
スキー場もコースなどの整備が追い付かなくなるほどの雪でした。

昨シーズンは雪が少なくて・・
今シーズンはありすぎるくらい降ってしまうと
この積もった雪をどこかに保存して
来シーズン以降に取っておきたい気持ちにもなります。。

高鷲スノーパーク SAJスキースクールで
実施を予定していた1月10日の級別テストは
雪が降りすぎて検定を行うための
バーンが確保できなかったため中止となりました。

受験の予約もあり、問い合わせもあったようですが・・・
検定バーンを確保できなかったため苦渋の決断です。

しかし、、今シーズンは雪がいっぱいあるので
次回の検定会は問題なく実施されると思います。

今シーズンから級別テスト1級の受験では
検定種目が変更となりました。

改めて級別テスト1級の受験について
自論を展開します。




級別テスト1級の受験

級別テスト1級の受験ですが。。。

級別テスト1級の技術的レベルは
変わりないと思いますが、
私が受験していた20年以上前と比べて
種目も滑り方も変わっているように思います。

20年位前には現在のカービングの板とはちがい
もっと細く長い板を使っていました。

この時にはずれを中心に滑っており
板を身体の下からあまり外に離さない形の
滑りでした。

小回りもウェーデルンなどと呼ばれていたと思います。

板の長さも2m近い板を使っていたと思います。
ストックも今より10cmくらい長かったかもしれません。

カービングの板の出現で
スキーの滑り方は大きく変わっていると思います。




級別テストに関しても
板の特性を活用する技術を
確認する視点に変わってきていると思います。

ですが。。。スキーは雪の上を二本の板を使って
カッコよく、楽しく滑るスポーツであり
道具が変わったことで使い方、体の動かし方
は変わっていると思いますが・・
スキー自体の基本、基礎は大きくは変わりありません。

このため、級別テストでも
180度全く違う内容で滑りを見るという訳でなく、
大部分は昔と視点は変わりないと思います。

級別テスト1級について
以下に項目を示します。

1.大回り

2.小回り

3.総合滑降

4.横滑り

以上の項目を展開します。




1.大回り

大回りですが。。。
比較的多くの受験者は練習が行き届いている
種目だと思います。

スピードの次元をあげて
高得点を狙うのであればカービングで
滑るのがいいと思います。

級別テストは、
滑りのレベル設定で上限はありません。

級別テスト1級レベルの滑りをするために
それ以上の滑りができる受験者が
このレベルに合わせて上限を制限して滑る
必要はありません。

上手ければ上手いほど高い評価により
高得点となります。

このため、
級別テストではなんとなく
スピードをしっかり制御して滑り降りるような・・
ずれをある程度活用した滑りが想定されがちですが、、、
上手に滑ることができれば、その滑りなりの採点がされるため
カービングをフルに活用した
ターンで滑り降りても問題ありません。

このため、レース経験者などは
普段から訓練、練習されているため有利かもしれません。

逆にカービングができないと合格できないのか
となると、
できれば高得点につながりやすいですが、
カービングができなくても、
ある程度板を縦方向に使い
奇麗なターン弧を描くことができれば
問題なく合格点は獲得できると思います。




基本的には、
板の操作、ポジション、体勢などを
見ています。

大回りをするために
どのようなプロセスで実現しているか、
この順番が違うと強引にターンをしていることにも
なるため、プロセスの順番違いは減点となります。

例えば、頭や身体からターンに入ったり、
身体や腕をターン内側に捻りこむことで
ターンしたりなど。。。

パラレルスタンスでターンをすることとなりますが、
若干の踏みかえ程度は合格となると思いますが、
シュテムターンの領域と判断されると減点になると思います。

ずれを活用してスピードを制御して滑りますが
山回りでずれが多すぎると判断されれば減点になると思います。

ターン弧を意識して
板を縦方向に滑り続けさせることが
良いと思います。

また、カービングですが
比較的エッジをたててずれが少なく滑ることですが、
最近のスキーの板は性能がよく
板を傾けるだけで曲がっていきます。

最終的に板は傾くのですが、
棒立ちで斜めになり板なりに
曲がってくるのは級別テスト1級で
求めているターンとは異なるため
減点になると思います。

ずらして滑るのと同様に
ターンをするために身体を動かして
板を使いターンすることで
ずれの少ないカービングに導くことが
必要です。

板に乗っているだけ、
板に乗せられているだけでなく、
しっかり板を使いこなして滑ってください。。

ターンのプロセス、ターンをするための方法さえ
理解すれば、
慌てず攻めることもなく普段どうりに滑れば
合格点は獲得できると思います。




2.小回り

小回りですが。。。。
大回りに比べて
苦手な受験者が多い種目です。

このため、大回りに比べて
受験者間の得点に差が付く種目です。

小回りは大回りに比べて
斜面下方向を向ている時間も多く
操作ミスによる暴走を誘発されやすい
種目です。

当然、制動ができずに
暴走となれば減点となります。

小回りは大回りに比べて
ターンの大きさも小さくなるため
ターンを構成するための
一つ一つの動きも大回りより早くなります。

この一つ一つの動きですが・・・
他の種目でも共通の内容とはなりますが。。。

スキーヤーが動くことでターンを
していくこととなりますが、
小回りを実現するときにお手本の滑り
の動きを真似るときに
動きだけを追いかけてしまいがちなのでは??
と感じます。

一人でダンスをするのと違って、
スキーは雪や外力に合わせて体勢を変化させ
力をかけることでターンしていきます。

このため、雪面でスキーヤーが
自分の力、タイミングでダンスをするように
動いてしまっていては
動きとして、滑りとしてぎこちなくなってしまいます。

雪面の状況や、斜度、ターンの大きさ、スピードを
考慮してターンしていく必要があります。




級別テストなどはこれらを考慮して求められた
滑り方を実現するための技術を持っているかを
確認する資格のようにも感じます。

ダンスを例に挙げましたが、、、
スタジオでダンスをするのであれば
自分がどう動いていくかによって
表現できますが。。。

例えばスキーと同じように
これを雪の斜面でダンスをする場合には
斜面なのでジャンプする方向が斜面の上か下かで
着地を考慮しなくてはいけない、
雪面なので雪の状態で足がもぐってしまうのか、
硬くて滑ってしまわないか考慮しなくてはいけない。。

・・という感じで
スキーは雪の斜面を移動するスポーツなので
スキーヤーの動きは自分の動きだけ
考慮してターンができるわけでなく、
回りの状況を判断しそれに対応、活用して
スキーヤーが動いて目的のターンを実現する
スポーツだと思います。

話を小回りに戻しまして、
周りの環境の変化を把握、利用して
動くことで小回りターンを実現する。

スキーの基本、基礎とは周りの環境を
利用するための、対応するための技術だと思います。

スキーの基本である
板の操作、体勢、ポジションなどが
ある程度正しくないと
検定会で合格点に到達は難しいと思います。

小回りに悩んでいるなら
一度スキーの基本を確認してみると
合格に近づくかもしれません。




3.総合滑降

総合滑降ですが。。

今シーズン横滑りから新たに実施されるようになった
種目です。

私が級別テスト1級を受験していた時には
種目として実施していたと思います。

実際に今シーズンに級別テスト1級の検定員を
やってみて、、、、

やはりある程度のスピードは必要だと思います。

準備された検定バーンを目一杯使って
演技することとなりますが、
横移動中心に演技してしまうと
なかなか滑り降りてこないなぁ。。という滑りにもなってしまいます。

まずは斜面下方向に滑り降りることを
優先して演技するのが良いと思います。

さらに。。
種目は「総合」滑降です。

基本的には滑走スピードの速い
大回りを中心に演技構成していくと思いますが、
大回りだけで滑ってきてしまうと。。

種目は大回り・・・になってしまうような。。

できれば 大回り、中回り、小回りを
入れると最高ですが。。。
大回り、中回りの2種目の構成で
組み立てるのがよいと思います。

滑走中のスムーズな種目の切り替えや
スピード感。。。全体の構成に
気を配ると良いと思います。

検定員から見て、
スタート部分が一番遠くなります。

遠いときに小さいターン弧の種目
で演技しても迫力がなくスピードがのりません。




大きいターン弧の演技でまずはスピードを
確保してから種目を切り替えていくのが
良いと思います。

スピードを出していく種目ですが、
他の種目に比べて規制が無くて
総合滑降。。。フリー滑降なんて呼び方もされます。。

与えられた斜面で受験者が
自由に滑り。。楽しめばよいと思います。

従来の横滑りに比べると
細かい動きが点数に反映されるという
ことはないので
肩の力を抜いて思いっきり滑ることができます。

ある程度、検定員の視点を
理解して楽しく滑るのがいいと思います。




4.横滑り

横滑りですが。。。

今シーズンからなくなった種目です。

級別テスト1級は技能検定なので
基礎種目である横滑りは
除外されたと・・聞いたこともあります。

横滑りがなくなり
やったね!!!!!
と思っている受験者は少なくないと思います。

でも・・横滑りの滑り方がわかってしまえば
スピードを出すこともなく、
比較的低速で再現性が高い種目なので
リスクが無く確実に合格点を取得できる
種目だと思います。

でも・・・レース経験者などは
横滑りよりはスピードの次元が高い
総合滑降の方が得意なんだろうなと感じます。

横滑りの 加点は あまり見たことは
ありませんが、、
総合滑降であれば加点も出やすいとも思います。。

横滑りは 求められた滑りができれば合格点ですが、
洗練された横滑り ってないしな。。。
洗練されたらすでに横滑りではない感じもする。

総合滑降であれば上手く滑れば
上手く滑っただけ点数が延びると思う。




横滑り・・・・・
今シーズンから検定種目としては
無くなってしまったが、
スキーの基本、基礎技術であることには
変わりない。

従来の級別テスト1級で横滑り以外の
大回り、小回り、不整地小回りが合格点を
だせるのなら、滑り方さえわかれば横滑り
は合格点を出せると思う。

そもそも横滑り以外の合格点を出せるのなら
横滑りを活用してすでに滑っているとも考えられる。

級別テスト1級より先の
プライズテストや指導員系の検定では
横滑りの技術を活用した滑り方が
求められると思う。

このため、
検定種目にはなくなってしまったが、
習得しておく必要のある滑り方だと思う。

指導員系では。。。横滑りの展開という種目もあるし。。

種目にはなくなったがスキーの基本、基礎であることには
変わりない。

他の種目が行きずまったときには
この種目に立ち返ることも手段だと思う。




まとめ

スキー上達の過程で
指導員系の資格を取得後に
上達する人は少なくない。

恐らくは
基本、基礎について
動きを理解して滑るようになることで
どのようにして滑ればよいかを頭で考える
ようになるからだと思う。

大回りも、小回りも
雪上で人が板を操作して
滑り降りるのは同じ。

板の操作方法や体の動かし方、
力のかけ方の基本を知ることで
その延長線の大回りや小回り
にも影響が出ると思う。

お手本の滑りを真似るのだが、
形だけを真似るのではなく
理解して真似る。

級別テスト1級の横滑りは
理解しないまま形だけ真似していると
求めている滑りと違う動きをしている
こともある。

早い段階で考えて理解して滑る取り組み方を
知るための種目であったので、
横滑り のときより 総合滑降の方が
勢いで合格できてしまう受験者もいるのでは・・とも思う。

横滑りは 上達する過程ではどこかで
理解する必要がある滑り方だと思う。

もし、、上達に行き詰っているのであれば
一度、基本や基礎に戻って
横滑りを習得してみてはいかがでしょうか。。。

スキーの級別テスト1級の合格には事前準備を怠らず刷り込んで慣れろ!!


http://gakuro23.com/?p=3019&preview=true

スキー の級別テスト1級はレベルが高いが しっかり板を操作して滑れば合格できる

私の投稿はフェイスブック:Facebook からもアクセスできます。
今回の投稿で気に入っていただければフェイスブックでの いいね や フォロー ・・シェア
も大歓迎です。。。。
念のため以下です。↓
https://www.facebook.com/Gakuro23/

Twitter でも Gakuro Monologue で投稿しています。
https://twitter.com/Gakuro23
***フォロー・リツイート大歓迎です!****

にほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへ
にほんブログ村

スキーランキング