スクール で開催された級別テスト2級「小回り」の合格のポイント ずらして滑るだけ・・ 


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(バッジテスト1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

2018年3月3日に
高鷲スノーパーク SAJスキースクールで開催された
級別テスト 2級の検定について・・・・

級別テストで検定方式は2級からとなります。

初めて検定を受験する受験者も多く
検定会のピリピリした緊張感とは少し違い
事前講習では不安そうな感じでした。

検定会では、
小回りが最初に実施されました。

級別テスト2級は受験するための資格制限がないため
受験者の滑りに差が出ていたと思います。

今回は先日の級別テスト 2級の検定会を観て
「小回り」について合格のポイントを展開します。




小回り

小回りですが。。
級別テスト2級の小回りは
大雑把に言うと小さいターン弧で滑り降りてくること
ができれば合格点をもらえると思います。

問題は 滑り降りてくる ということです。

重要なポイントを以下に示します。







1.操作する

操作する。。です。
私の投稿では頻繁に出てくるワードです。

極端な例ですが、、、
ボブスレーのように氷の張った斜面を
特殊なそりに乗って、そりを操作しながら
外力に対抗する体重移動を行い如何に速く
斜面を滑り降りてくるかという「スポーツ」
ですが。。。。

同じように
ジェットコースターですが、
専用のコースターに乗って高速で
レールの上をスリル満点に滑走する
「アトラクション」・・・となります。

乗り物のような物に乗って
斜面を高速で降りてくる爽快感を
味わうことのできるものですが。。。

勝ち負けを競うということもありますが。。
違いは自分で操作しているか。。
ということです。

スキーも道具を活用し斜面を滑り降りる
「スポーツ」であり。。
スキーヤーが操作することで
様々な滑りを表現する「スポーツ」です。

板に乗り滑らされているだけでは
検定では合格点は出ないと思います。

板を操作して制動、回旋してスピードや
回転弧を調整して滑ることで合格点を
獲得することができると思います。

板のエッジを切り替えて斜面を降りる
ターンはスピードもターン弧もコントロールすることが
できずに板の性能任せの「アトラクション」
のようになってしまいます。

板を操作することで自分の思いどうりのターンが
できるように基本をしっかり練習してみて
下さい。。。

まずはプルークボーゲンの操作を理解するのが
いいと思います。

プルークボーゲンの脚の動きはスキーの根幹の
動きです。

小回りだけでなく全ての滑りに良い影響が出ると思います。

プルークボーゲンの力のかけ方 操作方法が違うと全ての滑りに影響が・・

スキー の根幹はプルークボーゲンにあり 外向はずらすために必要全ての滑りに通じる滑りの根幹




2.ずらす

ずらす。。。ですが。。
スキーの基本の操作です。。
ですが。。ずらす操作は奥が深いと思います。

最初から高等技術を求めているわけではありません。

ずらすとは。。。
スキーで進む・・・というようにフォールラインに
向かって滑ったり・・エッジにのってカービングのように
比較的雪面抵抗が少なく進んで加速していく滑りと、、
エッジをたててブレーキングのように止まる!!!!

という「進む」と「止まる」だけでなく
この間の「スピードを調整する」という領域を多く使います。

「スピードを調整する」というのに多用するのが
ずれであると思います。

ずれは雪面へのエッジングを調整して行いますが、
最終的には雪面への抵抗を変化させるために
板をどのように操作するか。。にたどり着きます。

斜面のフォールラインに対して板を横に向けるほど
抵抗は増えます。

この時にエッジングを強くすれば更に抵抗は大きくなります。

また、進む方向に対して板を真っ直ぐ進めるより
板を斜めにして板のトップが向いている方向と進行方向に差を
設けると雪面との間の抵抗が変わります。

これらの抵抗を調整し制動し
スキーを滑走させながら制動して
斜面に合わせてスキーヤーの対応できる範囲で
スピードを調整します。

このずれにおいても
プルークボーゲンには習得できる要素が
多く含まれています。

プルークボーゲンの外脚となる板は
板のトップの向いている方向と
進行は違います。

ちょっと難しいですが。。
どのように雪面との抵抗の大きさを調整するかを
考えてみてください。




3.してはいけないこと

してはいけないこと。。ですが。。
基本的なところです。

後傾にならないようにしっかり
足首をブロックして滑ること。

後傾になると暴走の要因にもなるし、
板の操作がまともにできなくなります。

また、切り替え時に上に抜けない。。
上に抜けると後傾を引き起こす可能性があります。
斜度が厳しくなるほど、スピードが上がるほど
身体が遅れてしまいます。







まとめ

スキーの級別テストではスキーヤーが板を操作して
適正なスピードで滑り降りてくること
が重要だと思います。

板の性能で合格の滑りができてしまうのであれば・・
その板を購入すれば誰しもが合格となってしまいます。

スキーを初めたばかりは板をずらすことしかできなかったが、
徐々にエッジの使い方を覚えてカービング要素の多いすべりも
できるようになる。

なんかカービングは上級者の滑りのような感じもしますが。。
ずらすことを上手に行うのが上級者だと思います。
どこで、、どのように、、どれだけずらす。

悩んでいる人は一度基本に戻って
動きを確認してみてください。。。

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