ターンMAX後の曲げが重要 トランポリンからの脱出
Own Logical Index
スキー狂のみなさま
スキーの級別テストやプライズテストの合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさま
滑るときに脚の曲げ伸ばししてますよね。
曲げについて自論を展開してみます。
スキーのターンで「スキッティングターン」と「ベンディングターン」とがありますが
違いはわかりますか?
スキッティングターン
「スキッティングターン」は曲げ加重伸ばし切り替えのターンです。
ターンMAXのときに脚を曲げて力を雪面にかけていきます。
切り替えは脚を伸ばして切り替えを行い次のターンに入っていきます。
ベンディングターン
「ベンディングターン」は伸ばし荷重曲げ切り替えのターンです。
ターンMAXのときに脚を伸ばして雪面に加重していきます。
切り替えは脚を曲げて切り替えを行います。
曲げる動作に注目
ベンディングターンの曲げる動作に注目してみます。
曲げ切り替えが有効なのは、
切り替え時に目線の高さが変わることなく安定してターンを
行うことができます。
このため高速や雪面状況が悪いときに有効なターンです。
脚を曲げる動作は今まで伸ばしていた脚を曲げるのですが・・、
曲げることだけに意識してしまってはもったいない・・・・。
ターンMAXで脚を伸ばして雪面に力をかけるのですが、
この時点で力のかかり方はMAXとなります。
脚を曲げるのは切り替えに向かうためですが、
切り替えに向けて力を抜きながら、曲げながら身体の下に両足を
もってきます。
ターンMAXから
ターンMAXでかけている力を10とします。
脚を曲げるときは 10→0 といきなり抜いてしまうのではなく、
10→9→8→7・・・・3→2→1と力をかけながら かけていく力を
弱めていく。
最後は最低自重を維持する力を雪面にかけて切り替えを行う。
何が違うのかなのですが、
10→0であると10のあとにはおそらく雪面に加重がなくなってしまているのでは
ないでしょうか。
その意味では10→1も同じだと思います。
スパッと曲げない
ターンMAXからいきなり脚をスパッと曲げてしまうのではなく、
足元の圧を感じながら徐々に曲げていきます。
これにより常に雪面には圧がかかっており、
コントロールできている状態が保たれます。
急斜面小回り
急斜面小回りの場合には
ターンMAXでは雪面にMAXの圧がかかると共に
板もたわんでいます。
この状態から10→0のような脚の曲げ方をするとどうなるか・・・。
トランポリン状態となります。
MAXの状態で板がたわみこの力が一気に解放されるので
弾んでしまいます。
ここからが負の連鎖です。
弾んでしまうとこの期間は雪面コンタクトがないのでスピード制御を行うことができません。
谷回りでの雪面コンタクトも少なくなり、ターンMAXを迎えます。
すると前のターンの勢いがそのまま残っているので
ターンMAXでは前のターンの勢いもプラスされた力を制御する必要があるため、
板のしなりも大きくなります。
するとトランポリンはさらに高く飛べるようになります・・・。
弾み方が大きくなりさらに雪面コンタクトはなくなり最後には破綻してしまうと思います。
雪面に対して力をかけるときには意識して行っていると思いますが、
曲げるときも力をかけながら曲げていくことで雪面コンタクトをとりつづけ
常時制御することができると思います。
この部分は隠れた重要なので何度も投稿で取り上げていくと思います。
トランポリンに乗らないように意識してみてください。
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