スキーのプライズテスト合格のための超重要なプロセス(谷回りの切っ掛けはここから)
Own Logical Index
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
2025-2026年シーズンは来シーズンではなく
今シーズンなんですね、
リフト券の早割での購入やスキー関係では
様々な準備が進められています。
そろそろ滑り方も思い出しておかないとな、、
ということで滑りのプロセスの中で重要な
「切替」について焦点を当てて
展開してみようと思います。
切替
切替ですが、、、
切替・・どんなプロセスか説明できますか?
レッスン中に受講者に聞くと、、
ニュートラルポジションや最近の言葉では
センターポジションというような回答があります。
正解ですが、、もう少し深く考えていくようにします。
1.ターンのプロセス
2.エッジング
3.切替
以上の項目にて展開します。
1.ターンのプロセス
ターンのプロセスですが、、
谷回り→山回り→切替 です。
ターンをする中では一番派手な動きで
カッコよく躍動感ある感じで写真にも撮られるのが
山回り だと思います。
力を一番使うプロセスで、
スキーヤーは一番ここで仕事をすると思います。
動画を見ていても、どうしてもこの部分に目が行って
お手本の滑りを真似ていくとなれば
山回り中心でトレースしてしまいます。
上達の過程でもフォールラインに向かって
制動をかけるのであれば、横滑りのようにフォールラインに向かって
板を横方向に向けることが一番制動力が強く、これを左右に繰り返していけば、
初歩的な基礎パラレルにも発展できると思います。
ある程度山回りを意識し、山回りで仕事をすれば
ターンができてしまうのですが、
レベルが上がってくると、
他のプロセスからの山回りとなります。
ハイスピードや急斜面を滑る場合には
山回り の比率が多いと
ブレーキング要素が大きくなり、大きな力を使い、
大きな反発もあります。
カービングで山回り重視の滑りだと、、
大きな力を必要とすることもありますが、
横方向への移動が多くなり、
暴走につながる場合もあります。
山回りはターンで一番重要で、力を使うプロセスだが、
どうやって山回りに持っていくかで
滑走性や滑りの余裕度が変わります。
山回りの前のプロセスは
谷回りですが、、、山回りの前に
谷回りで方向付けや荷重が開始されていれば
大回りの負担は軽くなります。
最初に記載したプロセスの順番は
谷回り→山回り→切替 ですが、、
2ターン分記載すると
谷回り→山回り→切替→谷回り→山回り→切替
です。
谷回り からの 大回りがセットになって滑りに大きく
影響を与えますが、
山回りの後には谷回りに直接向かうのでなく、
切替が入ってから谷回りに入ります。
谷回りにスムーズに入る、、谷回りから山回りにスムーズに入る
ためには、山回り からの切替があるから 谷回りに
スムーズに入ることができるようになります。
切替とは・・・。更に展開していきます。
2.エッジング
エッジングですが、、
エッジを掛ける、、ことをエッジングと言うと思います。
エッジを掛ける、、エッジを掛けるのはどうしたらいいか?
ですが、、
大きくは3通りだと思っています。
①斜面に対して斜めになる
②脚を開く
③板を体から離す(②と違う表現で)
大回りのカービングを想定してみます。
山回りでは斜面に対して板は斜めになることで
エッジングされ深い弧を描くことができます。
そして、、、板は重心的には真下ですが、体の真下には無く離れています。
外脚を考えると斜面に大股開きしたところに、内脚を揃えた状態です。
この山回りの後に 切替のプロセスとなりますが、
1ターン目から2ターン目に行くには
1ターン目の山回りを終わらせてからでないと、
2ターン目に入ることはできません。
1ターン目の外脚のエッジングが残ったまま
2ターン目の外脚のエッジングが始まると、、
踏みかえになります。。。前のターンの外脚のエッジングを残したまま
次のターンの外脚のエッジングを開始する。。。シュテムターンです。
踏みかえはプライズテストなどでは減点になると思います。。
前のターンの山回り、、、外脚のエッジングを無くして次のターンに入る。
前のターンをリセットして次のターンに入る。。
ニュートラル・・
前のターンのエッジングをゼロにする。。
エッジングをしないようにするにはどうしたらいいか、、ですが、、
エッジングするにはの以下の3つです。
①斜面に対して斜めになる
②脚を開く
③板を体から離す(②と違う表現で)
エッジングをゼロにするには、この逆を実行する。
①斜面に対して斜めになる→斜面に対して垂直に立つ
②脚を開く →脚を閉じる
③板を体から離す →板を体の真下に持ってくる
斜面でこの状態を作ることが
山回りを終了、ニュートラル・・・切替だと思う。
3.切替
切替ですが、、、
切替とは何をやるか・・分かったと思います。
何かをやるわけでなく、山回りでやっていたことをやめて
リセットする。。。
切替は何かをするわけでないのだが、
移行の仕方で効力が変わると思う。
山回りでかけている10の力をスパーンと
抜いて切替に向かうと板は反動で弾んでしまうし、
抜けて行ってしまう、、さらに反動により
切替どころから谷回りを超えて、、
山回りから 山回りに プロセスを飛び越えて
しまうこともあると思う。
山回りで10かけている力を一気に0にしないで、
以下の動きをしながら10→9→8・・・→5位まで
持って行って丁度切替に移行するようにする。
①斜面に対して斜めになる→斜面に対して垂直に立つ
②脚を開く →脚を閉じる
③板を体から離す →板を体の真下に持ってくる
5で止めているが、、5の力とは何か・・自重を支える力。。
切替は5の力で通過して、谷回りは5から入っていく。
これにより、すでに谷回りでは5の力で荷重され
板の傾きができていれば、外力との調和で荷重が上がっていき、、
山回りで10となる。
山回りでの終盤の処理と、前のターンのリセットを
じわっと行っていくことで切替、、谷回りが生きてくる。
山回りは気持ちいいので、、いつまでも続けていると
コースの端になってしまうので、、
山回りを持ち過ぎない。。ことも重要だと思う。
まとめ
切替がないとターンがスムーズにできない。
どんなに上手い選手でも動画の山回りの後で止めてみてください。
しっかり、ばっちり切り替えが入っていると思う。
両脚が均等に曲げられ、重心は板のセンターポジションで
板のトップ方向の向きと体は同じ方向を向いている状況が
確認できると思う。
これは大回りも、小回りも、、不整地も同じ。。。
前のターンのエッジが残っていると次のターンには
進めない。
特に不整地の場合は閉脚で滑るので、
踏みかえてしまうこと自体脚が開いてしまうのでNGだと思う。
ターンは上体、体を斜面下に落とし続けていくのがいい。
止めようとしないで落下し続ける。。
身体の落下と板の軌道を考えてみる。
山回りでは体より板のほうが斜面の横や下にあることで、
身体から板が離れエッジングされている。
身体より斜面の下にあった板が、
徐々に体の真下に戻ってきたら切替。。
身体は落ち続けていくので、、
谷回りでは理論上は体より板のほうが斜面の上になる。。
斜面の上に板が位置するには
かなりレベルが高く、、ハイスピードの必要があると思う。
体より板が斜面の上にならないでも、、
まずは板が体の下でターンに入っていくだけでも
ターンの質は大きく向上する。
シーズン前のこの季節からイメージしてみてください。
この動きがある程度できれば、
検定のマイナス1点がなくなるかもしれませんよ。
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