SAJの教程改訂による一貫性のある展開とは何か。。


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

スキー場には雪がたくさんあり、
ほぼ全面滑走というスキー場も少なくないと思う。

各地でSAJの指導員研修会も開催され
今シーズンのSAJの規定や指導について
指導員に展開された。。。

今シーズンの研修会で
展開された指導、滑りについて
自論を展開します。

展開された指導・滑り

展開された指導・滑りですが、、

SAJの教程が改定され
指導や滑り方も改定された。

改定されたシーズンは
いままでの滑りの方向性や
根幹から変わると、
混乱とまではいかないが、
いままでのは何だったんだ??
なんて思うこともある。

今回の改定による指導や滑り方
に関して以下に自論を展開します。

1.改定

2.活用

3.指導・普及

以上の項目により展開します。




1.改定

改定ですが、、、

今シーズンでSAJは100年目ということで
100年目の今後に向けた改定。。か??

横滑り、滑走プルーク、シュテムから
パラレルの小回りや大回りに展開していく
昨シーズンまでの指導法は
年々もこの根幹は改定されずいたが、、
今から考えても理にかなっていると思う。。

このためだろうか、、、
長年改定にならず、
近年はセンターポジション・・
スキーを操作するための基本のポジション
について、、、研修会で多くの時間を使っていた。。
研修会ではポジションに関してを
改めて説明すると・・という感じであったが、、

今シーズンは革命的に改定となった。。

大きくは4段階での指導の展開であり、、
ざっくりは、
初歩動作の展開→ベーシックパラレルターン
→ダイナミックパラレルターン→様々な斜面状況
こんな感じの展開だと思う。。

ベーシックパラレルターンとは従来の基礎パラレルターン、、
ダイナミックパラレルターンとは発展した実践的なパラレルターンと
考えればよいと思う。。

初歩動作の展開では、、、
プルークファーレンからの制動的なプルークボーゲン、、

ベーシックパラレルターンへの展開では、
一貫のある根幹となる操作、荷重を学び
この一貫性の操作を活用して、
プルークボーゲン、シュテムターン、
ベーシックパラレルターンに導く。。

一貫性の根幹となる操作、荷重とは、、
プルークボーゲンでの外足で主には制動やターンの
方向づけなどを行うが、、
従来では進行方向に対して外足を開きだして、、
板を進行方向に対して斜めにすると、、
抵抗が発生する。。この抵抗を調整して
ターンの調整や制動を行う。。
荷重しターンし切替ではその荷重をリセットして
センターポジションに戻り、再度荷重操作を開始する。。

今回はプルークしている
外足の状態から迎え角、角付けが
セットされた状態をつくり曲げ荷重してターンしていく感じ。。
荷重しターンする際には脚を押し出して荷重しない
ため、滑り出しからプルークのスタンスは変わらない。。
スタンスは広がることも、狭くなることもない。。。
荷重でコントロールする。。

滑走性が良くなるので、、

ターンの早い段階からの荷重が必要であり、

伸びあがるような切替はなく、

前のターンの外足の荷重から
次のターンの外足の荷重にダイレクトに切替ていく
感じだ。。。

ターンの早い段階で外足に荷重するため
板のトップを早く捉えていくために、、、
従来のように体が伸展する余裕もなく、
低く、前寄りのポジションのような体勢となる。

低く、前寄りのような体勢は従来と比較した場合の
表現だが、、
足首を踝を中心として、しっかり曲げるために
筋力で曲げると動けなくなるので
ブーツに身体を預けるような、、
前傾していくことで足首を曲げることを
誘導するような感じ。。
決してブーツによりかかるという意味ではない。。

この足首の角度に膝、股関節の曲げを
合わせる感じ。。

もう少し簡単に表現すると、、
プルークのスタンス変化はないものの、
昨シーズンまでの滑走性のプルーク
のような感じ。。

外足の操作は全ての滑りで
この根幹となる操作を使って滑るというのが
今回の改定。。

一貫性のある指導の展開とは
この根幹となる外足の操作だと思う。。




2.活用

活用。。。

従来のSAJの三本の矢を活用して
指導を展開することは、
スキーを始めたばかりの人が上達する上での
展開に大いに活用ができた内容であったと思う。

今回の改定では初歩は活用できるものの、、
プルークボーゲンやベーシックパラレルターン、ダイナミックパラレルターン
などのその先が一貫性のある操作が根幹となっている。。

この根幹となる操作は・・
指導員系の資格を持っている
人達でもこの滑りで滑ることが難しい・・・

滑ることが難しいし、、
動きが少ないので、、見本を見せることも、、
説明することも難しい、、

根幹となる操作ができれば、、
プルークボーゲン、シュテムターン、パラレルターンも
できるようになるということだが、、

根幹の操作が難しすぎる。。

スキー初心、初級、中級の人たちが
この根幹の操作により一貫性をもって上達を
していくというより
ある程度、、スキーの操作、技術を持った上級者が
この操作を習得してさらに上の到達点を目指す
ような展開にも感じる。。

全ての滑りに一貫性をもった形で
滑りに対して説明はしやすく、、
理にかなっているようにも思うが、、

目標とする滑りの根幹の操作・技術を
初級段階の滑りに強引に紐づけて
結び付けているようにも感じる。

到達点から過程を作ってはいるけど、、
一貫性を持っているのが到達点で使っている
操作なので難易度が上がっていると思う。

スキーの上達の過程では、、
操作や技術もレベルによって変わっていくと思う。

レベルが上がれば、、
滑る斜面の斜度も厳しくスピードも上がり
それを操作する技術も変わっていくと思う。。

今シーズン改定となった一貫性のある
レベルアップは初心、初級、中級者の
レベルを上げる指導には不向きのように感じる。。

指導員系の検定会の検定種目の
4種目は教程改定後の根幹の滑りが
一貫性があるため必要であり、
この最新の滑り方ができないと
全ての種目の合格点を獲得することができない。

改定となった根幹の滑り方は
技術を習得後、さらに上のレベルの滑り方を
習得したい人へのアプローチ か
指導員系の検定会では受験種目に採用されているため
必要となる。

スクールでの受講者へのレッスンでは
従来の滑り方が有効だと思う。。




3.指導・普及

指導・普及だが、、、

スクールで初心、初級、中級者への
レッスンや検定会での着眼点、事前講習では
従来の改定前の滑り方で進めることになると思う。

改定後の一貫性のある根幹の滑りで
スクールでのレッスンを組み立てていくと
上級の技術を保有していないと
大回りや小回り、、、シュテムターンやプルークボーゲン、、
どころか、、根幹となる滑りさえも
習得には苦労すると思う。。

様々な斜面をスキーヤーが思い通りに
滑り楽しむことを簡単に体験できるようにするには
改定後の滑りでの指導では時間がかかるし
安全性にも欠けていると思う。。

となれば、、従来の滑り方で
レッスンということとなるが、、

そもそも、、普及的な観点で
改定はされていないようにも感じる。。

指導員研修会では改定された滑りを
SAJから展開されたが、、
この滑りは、指導員系の検定種目に関係し、
それ以外は滑り方の一つとしてのバリエーションとして
考えるのがよいと思う。

普段スクールで多く活用しない滑りを研修会で
研修課題とするというのも、どうなんだ・・とも感じるし・・

指導員系・・を受験する受験生は
改定された滑りを習得しないと検定会で
合格はできないが、
合格後にはスクールでレッスンを行うこととなる。

検定会に向けて練習して習得した滑り方はスクールでは活用する機会が
少ないとなれば、
検定会でこの滑りを滑り方、種目として
取り上げ採点する意味もわからない。。。
指導員系合格となる人の技術の底上げか?

教程の大改革後には毎回こんな感じで
しっくりこない感じに陥るのだろうが、、

改定に対しての自論です。。




まとめ

スキーの人口が減っている中で、
インバウンドのスキー場への来場が多い中での
今回の教程の改定。。

スキーの楽しさを様々な人に伝え、
楽しみやすい、上達しやすい
方向にスキースクールや指導者は考えていると思うが
今回の改定がどうしてもそういった方向ではなく、
既存の指導者やプライズの所有者に向けた
レベルの底上げのようにも感じる。。

スキーの楽しみ方は
人それぞれ、様々な趣向があり
こういったことを手助けして、
スキー人口を増やし裾野を広げるような
取り組みをSAJは行っていると思う。

今回の改定に関して認識間違いをしているかもしれないが、
SAJの教程はこの滑りでなくてはならないという形では
毎回記載はされていないと思うので、、、

スクールも指導員も
古い技術、滑り方でも安全に楽しく
スキーを楽しめる、上達できる方法を選択して
提供していくことを常に考えて提供していく
必要があると思う。。。

指導員系の資格を受験する受験者は
この滑りの習得が必須となる。。

4種目がこの滑りを根幹とする
滑りを一貫した滑り方として必要となるが、、、
この滑り方ができればあとは何を展開させるかが
合否の判断になるのではないかと思う。。
頑張ってほしい。。

今回も個人的な自論です。。

研修会での滑りの復習でもするかな。

SAJ の教程改定による一貫した滑りの根幹とは・・

スキー テクニカル検定 高鷲スノーパーク で2月4日に実施の検定 合格5人!! 

スキー の谷回りは難しいが重要 山回り切替谷回り山回り切替谷回り山回り 勢いを生かしてターンする

上達の鍵は谷回りにあり 谷回りの滑り方でターン全体が変わる

谷回り を物理的にイメージ 加速度を抑えてスピードを上げない

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