スキー の級別テスト・プライズテストの合格に向けた制動・・


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

朝、夕も薄着では寒いと感じるようになってきた。
春・夏・冬・・・秋が無く
いきなり夏から冬になってしまったような感じだ。

昨日まで半袖だったのが・・
いきなりのスキーシーズン突入。。

頭が・・思考が追い付かない・・

でもどんどんシーズンに入っていってしまう。

滑ることも考えないと、、
ということで、、このネタ何度もやっていますが、
級別テスト・・プライズテストの合格に向けた
滑りの制動について考えてみました。

*11月16日執筆*





制動

制動ですが、、スピードを調整して滑るための操作ですが、、

どうやって・・制動していますか?

制動の方法を理解することで、
滑りの調整ができるようになると思います。

以下に項目を示します。

1.制動

2.ずれ

2.どこで

以上の項目を展開します。




1.制動

制動ですが・・・

スキーで滑る、、検定会に合格するためには
必要な制御だと思います。。

制動・・スピード調整の制御だと思いますが、
スキーは雪の斜面をスキーの板で滑るスポーツで、
雪上をある程度のスピードで滑ることで爽快感を得られると思います。

スピードはノロノロとズリズリとずれ落ちるような
感じだととても楽しい、爽快だとは感じられないと思います。

でも・・スピードが出れば出るほど楽しいというわけでなく、
スピードが出すぎてしまうと・・やばい・・怖いと感じるだけでなく、
滑っているスキーヤー本人も危険だし、
周りに滑ってる人にも危険が及ぶと思います。。

スピードはスキーヤーが調整して滑ることができることで・・
安全に・・楽しいと感じることができると思います。

スキーヤーがスピードを調整できないとスキーというスポーツというより、、
板の上に人が乗せられた拷問のようにも感じます。。

斜面の状態によってスキーヤーはスピードを調整して
安全に爽快に滑る・・

検定会では求められた滑り方でスキーヤーが操作して
求められたレベルで滑る。。

スキーヤーが操作できないと暴走して
スピードオーバーとなる。。結局は制動ができていない状況だと思う。

制動は斜面の状況、雪質、スキーヤーの意思により
スキーヤーが制御してスピードをコントロールすることだと思う。

自分で制御することによりスキーでどのように滑るか、
スピードを出すか、抑えるか・・調整して滑ることができることで
楽しく爽快感を得られる。
検定会では求められた滑りをするためにスピードやターン弧を調整して
滑ることが必要であり制動はスキーで滑るために必要な制御だと思う。




2.ずれ

ずれ・・ですが。。

制動のための有効な手段が ずれ だと思います。
ずらして滑るということです。。

レッスン中に ずらして滑る・・ずれ とは??
板の動きで表現してください・・。
と受講者に聞いてみると
板を横方向に進める動作をすることが多いと思います。

確かに 板の横方向に進めることもずれだと思います。

上達するためには、、プライズテストなどのように
さらに上の検定会のレベルで合格するためには
板を縦方向に滑らせる。。横方向も活用する。。

カービングのような縦方向の滑りと
ブレーキングの横方向だけの滑りしかできないような
極端なスピード調整だと微妙な 制動 ができないと思う。

車を運転するときでも
走る!! 急ブレーキ!!
の二つだけでなく、、強くブレーキ、、うっすらとブレーキ、、
エンジンブレーキ とブレーキも止める度合い、、
スピードを落とす度合いによってブレーキのかけ方はいろいろ
調整して運転していると思います。

スキーも スピード 出た やばい停止!!
だけでなく スピードが出ないように
車でいえば うすくブレーキをかけながら滑ることも
必要だと思います。

車でいう うっすらブレーキ が ずれ と考えてもよいかもしれません。

斜面の状況・・斜度によって滑走するスピードを一定とするように
ずれ を活用するのがよいと思う。

さて・・ずれ・・は板を横向きに進めるのもずれだが、、
縦方向にまっすぐ進むのはずれていないと考えてよいと思う。

板が真っすぐ進むのと、板が真横に進むのと
進行方向から考えると 板の方向が90度 回っていることとなるが、、
真っすぐ進む 板のトップの向いている方向と進行方向が同じ場合を
0度と考えると、真横に向けた時を進行方向に対して90度

ずれは 0度でない0から90度の間で進めていくことだと思う。

強いブレーキング要素の場合は90度に近く、、
うすくブレーキをかけるなら0度に近くなると思う。

進行方向に対して板の横の要素を含みながら進むことが
ずれ だと思う。




2.どこで

どこで・・ずれを活用するか・・ですが。。。

スキーにおけるターンのプロセスは
谷回り・山回り・切替です。。。

さすがに切替でずらすっていうのは
そもそもエッジを開放する切替の役割から考えると
そこではない・・というのはわかると思います。。

となれば、、谷回り、山回りですが。。

谷回り・山回り の両方ずらすと
しっかり制動できます。
故意に自分で制御してずらすことで
急斜面でもゆっくり、安全に等速で滑ることが
できるようになります。

谷回り・山回り では、、
山回り よりも 谷回りの方がずらすことが
難しく、、ハイレベルな技術です。

プライズテスト受験レベルでは
谷回り のずれを活用します。。

まずは、、先のように急斜面で
谷回りも山回りもずらすことでスピードをコントロールできます。。。

余裕があれば山回りをずらさないで滑ります。。

さらに余裕があれば、谷回りもずらさないで滑る。

級別テストであれば

谷回りをずらすこと自体難しいのであれば、、
山回りをずらします。

山回りのずらしかたですが、、
フォールラインに対して板を横向きに
真っすぐ滑ってしまうと、、、
ターン弧は山回りでフォールラインに向けて真っすぐな
部分ができてしまう。。




イメージとしてはずれがゼロ・・板が進行方向に進み
トップとテールが同じ軌道を進んでいる状態。

軌道は左右に丸いターン弧をイメージする。

この状態では進行方向に対して板の縦方向の要素だけで
滑っている状態だと思う。

この状態に横方向の要素を入れていく、、、
丸いターン弧の軌道に沿って、板の横の要素を
入れて滑ることで、板のトップとテールはずれた軌道を
進んでいく。。。

このイメージで滑ると・・斜面下方向に無茶苦茶落ちていく
感じになる・・

ずれ落ちているが、、板の横方向の要素だけで山回りが
フォールラインに向かって真っすぐずれ落ちると
無茶苦茶ずれているように見えるが、、、
ターン弧を描きながらずれ落ちていくと
ずれていることは目立たないし・・綺麗に滑っているように見える。。

どうしても・・斜面下方向に落ちないようにがんばってしまう
気持ちがあると思うが、、

斜面下方向にずれ落ちながら滑ることで
落差ができて、どんどんゴールに向かって滑ってくる
感じに見える。。

ずれの入れ方・・どこで入れるか

活用できると制動が上手にできるようになると思う。




まとめ

ずれ を使って制動することで
滑り続け、落ち続けることとなる。

ターン弧に沿って滑り続け、落ち続けると
綺麗に滑っているように見える。。

どうしても、、落ち続けるというイメージは
最初は理解できないと思うが、、、

落下を止めるではなく、制動して滑り続ける。
スピードを調整して滑り続けると
左右にも斜面下方向にも進み続けることになる。

一つのターンで斜面下方向に進み続けることができないと
凄く窮屈なターンに見えるし、
検定会ではターン数も多くなり、
スタートしてからなかなかゴールまで到着してこない
滑りにもなってしまう。

一つのターンで斜面下方向に落ち続け、
落差を持たせて滑ると。。
質が高いターンに見える。

ずれを覚えるときに感じだことだが、、、
ずらして滑ると、、だらだらのターンに感じるし、
今までの止める滑りに比べると衝撃もなく、
醍醐味もなく、楽になる。。
スキーはそんなに、楽なスポーツではない!
なんて思っていたが。。

スキーは楽なスポーツだった。

基礎スキーは斜面を楽に、楽しく、カッコよく
滑る基本の滑り。。

滑りに対してのイメージを変えると
上達するかもしれませんよ。

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