検定会でのスタッフの仕事ってこんな感じ 前走は安全確認が主な仕事。。
Own Logical Index
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
スキーオフシーズンを満喫していますか?
来冬はラニーニャ現象が発生する可能性が高いとして
期待してしまいます。
ラニーニャとなって雪が多くなるのは嬉しいが、、
トップシーズンで道中に雪がたっぷりは困るな・・。
望ましいのは年末からドカッと雪が降って、、、
3月にも雪が降り続けてシーズンが長くなるような感じが
望ましいな。。。。
近年シーズンの終わりが早くなっているので
冬が長くスキーシーズンの終わりが長く・・
冬を思っていても、、、半袖の今はあまり実感がない。。
目標をもって取り組んでいるスキー狂のみなさんは
少しでも早く雪が降って、、雪上で練習したいですよね。。
毎シーズン確実に雪があると分かれば検定会も
従来のように年末や4月にも計画ができるのですが・・・
検定会・・・今回は検定会について自論を展開してみます。。
検定会
検定会・・ですが。。
級別テスト2級を受験したことのあるスキー狂であれば
検定会を経験していると思います。
あの独特な雰囲気・・・緊張感というか・・
病院で予防接種を待っている雰囲気と似たような。。。
検定会はチャレンジャーのレベルを確認するもの・・
スキーの試験ですね。。
これから各種目1回の滑りでそのレベルを確認する。
目標の合格にはこの検定会で滑って
求めているレベル以上の滑りをしなければならない。。
スキースクールによってはこの雰囲気を崩さないで進めるスクールもあれば
リラックスしてもらうように雰囲気を和らげるスクールもある。。。
個人的にはカチカチに緊張してしまわず、、、
リラックスして本来の滑りを実力を出しやすい環境を
作って多くの合格者が出て欲しいと思う。。。
検定会ですが、、、以下の項目で展開します。
1.検定員
2.前走
3.オープンジャッジ
以上の項目で展開します。
1.検定員
検定員ですが。。。
検定会 受験の経験があれば
級別テストやプライズテストで運営側ではどのような役割のスタッフで
進められているか、、、なんとなくわかると思いますが、、、
級別テストを実施する場合以下となります。
①検定員 3人(3審)
②前走 2人
③スタート係 1人
④ジャッジボード係 1人
⑤記録係 1人
⑥事前講習 講師 2人
⑦事務 1人
といった役割が高鷲スノーパーク SAJスキースクールでは
標準です。
簡単に役割を展開です。。。
①検定員 3人(3審)
検定員ですが。。3審で実施しこの合計点(平均)で合否が判断されます。
検定員の中で検定会の責任者的な役割で主任検定員という役割があります。
検定会を実施するためのコース選定、スタートとゴールの位置に
ついての決定権。。。
主任検定員は採点で協議となった場合の最終決定も行います。
検定員 という資格にはランクがあり、
C級・B級・A級と検定会で採点できる対象の制限があります。
C級 検定員は級別テストの検定員
B級 検定員は級別テストの検定員と主任検定員
プライズテストの検定員
A級 検定員はB級に加えプライズテストの主任検定員 が実施できます。
C級検定員は準指導員・指導員の資格を有しているもの、
B級はC級と指導員を有しているもの
A級はB級を有して任意の期間が経っているものが受験、取得ができます。
・・だいたい検定会での事前の説明や総評は主任検定員が
実施する場合が多いと思います。。。
検定会で真ん中で採点しているのが主任という訳ではないですよ。。。
②前走 2人
前走ですが。。。
これよく・・ネットや動画でいろいろ話題にもなり
様々な意見も飛び交う部分でもありますが、、、
前走の一番の目的はコースの安全確認だと思います。
一番最初に主催側の前走を滑らして
コースの安全、雪質、滑走状態など・・確認します。
採点するための目安となります。
見本的な意味もありますが、、、
かけ離れたレベルの前走より
逆にぎりぎり合格のレベルを前走として滑ってもらう方が
受験者も検定員も目安としては凄く有効だと思います。。。
でも・・有名どころの超上手い滑りも見たいですよね。
なので・・プライズテストなどでは
2名の前走を滑らせる場合もあります。
基本的に前走は前走するレベル以上の検定会で
合格しているスタッフが担当します。。
受験者側から見ると、、、前走が失敗すると
「は???」「レベル低いんじゃない」なんて声も
上がると思いますが、、、
逆に前走が失敗するくらいなら難しいだろうから
採点を少し基準を下げるか・・というような採点の目合わせ
となる場合もあります。。。
となれば。。。前走は ミスしてもらうのが大歓迎なんて・・
③スタート係 1人
スタート係はスタートでの点呼とスタート時の安全確認と滑走指示。
滑走許可は検定員側。。
④ジャッジボード係 1人
ジャッジボード係ですが・・
高鷲スノーパーク特有の役割です。
オープンジャッジのための採点版に
表示する係です。。
スクールのスタッフに余裕がないときは
前走と兼務の場合もあります。。
⑤記録係 1人
記録係ですが。。
検定員3人の点数の平均をジャッジボード係に
伝えます・・
そして・・オープンジャッジで表示した点数と。。
検定員が採点した点数をエビデンスとして
下記残します。
⑥事前講習 講師 2人
事前講習ですが・・
級別テストでは午前中の事前講習を担当する講師です。
検定員が担当することもあります・・
⑦事務
事務ですが、、、
センターハウスのスキースクール内に配置しています。
無線で受験者の点数を連絡しています。
無線はスタート係ももっているので前の受験者の点数が
滑走待ちの受験者にもわかるようにしています。
同じ連絡が事務でも聞いていて記録しています。
種目が終了ごとに記録係が事務に写真で採点を転送し
検定結果の表示と合格証の発行を検定終了後短時間で
実施することを心がけています。
**検定会は思っているよりも多くのスタッフが関係していると思います。
受験者が少ないときは検定員が前走を兼務したり、
兼務を増やしながら運営しています。
2.前走
前走ですが。。。
先の項目でも展開しましたが、
前走を担当する講師は基本的に
前走するレベルの検定会で合格しているスタッフが担当します。
テクニカルの前走であればテクニカル以上を所有しているスタッフです。
全日本選手やデモが滑る場合は所有していない場合もありますが・・
前走は滑走するスタッフの全開・・全力のレベルで滑る
訳でなく、前走する検定会のレベルに合わせて滑っています。
種目別にみると。。前走も得意な種目も不得意な種目もあると思います。。
先の項目でも触れましたが、、、
前走の役割の最重要な役割は
安全確認・・
それと種目の滑り方が分かるように滑ることです。
雪面の状況、斜度、雪質など検定会を安全に進めることができるか・・
採点をする際に考慮する事項はあるか??
具体的には・・
検定員は検定バーンを滑走して滑ることは少なく・・
整地して滑り降りるか・・直接斜面の下に配置することが多く、、
検定バーンの状況を把握することは難しいと思います。
前走から斜面の固さや雪面の荒れ具合など聞いて
雪質が固くてエッジが効かなかったり、、
緩くて埋まってしまったり・・
求められた滑りのレベルに対しての難易度を把握したり、、
コース幅やゴール位置、スタート位置の妥当性を
確認します。
プライズなどの人数が多い場合には斜面の状況も変わることも想定し
途中にも前走を入れて確認する場合もあります。
前走として一番適しているのが
受験者に近いレベルのスタッフが滑ると
採点の参考になるので検定員から見ると最適だと思う。
前走についての議論はいろいろありますね。。
3.オープンジャッジ
オープンジャッジですが。。。
高鷲スノーパークでオープンジャッジでの検定会は
昨シーズンで2年目となりました。
何度かミスも発生し受験者にはご迷惑をおかけしていますが、
都度、再発防止のための策を実施しています。
オープンジャッジは受験者にはメリットが
多いと思います。
即時に点数が分かるのでその後の種目の作戦が立てやすい。。
合格発表までの時間が短縮できる。。ということだと思います。
また、、その場で点数が分かるので合格のレベルが
目の前で分かることでしょうか。
スクール側は検定会で人数が多少多く必要なのと、、
ヒューマンエラー的な予防を何重にも実施していることでしょうか。。
スクールにとっても早く検定会が終わることは
メリットなので、、、この浮いた時間を
検定会終了後にワンポイントレッスンという形で
受験者への雪上総評からのレッスンとして活用しています。
オープンジャッジの目的は観覧者への配慮です。
検定会を受験するにあたっての目標のレベルの明確化
により取り組みやすくなると思います。
スキー人口の増加、、スキー狂 増加になれば・・・と思います。
来シーズンもオープンジャッジで開催する予定です。
受験者も観覧者も盛り上がっていきましょう!!
まとめ
以下、一個人による自論です。
検定会は細心の注意をはらって実施してます。
安全や厳正公正。。。
1回の検定会の受験で人生が変わってしまうことも
あると思っています。
合格か不合格か凄く大きな差です。
受験のために受験者は時間とお金をかけている
ことも十分に理解しながら、、、
スクールもこれにこたえられるような検定会を
実施したいと考えています。
検定会で・・もし、、不合格となっても
高鷲スノーパークでまた受験をしたいと思えるような
そんな検定会としたい。
そのためには、
オープンジャッジ、コブの作成や
できる限りのスタッフの導入。。
できる限りシーズン遅くまでの実施。
円滑な検定会の実施、、、
プライズではできる限りエキシビジョン的な
前走の設定も・・・
良いことは今後も取り入れていきます。。。
先の項にも触れましたが、、、
前走・・いろいろ話題にもなります。。
最近は検定員を担当することが多いのですが、
以前には前走も担当したこともあります。
・・・コケました。。。ははっ・・
前走でデモの後に滑りました。。
流石に同じように滑れずといった感じです。。
コケた後の種目は。。。
本来では前走が受験者を応援しなければならないところが、、、
「前走がんばれ!!」なんて応援される検定会でした。。
この時はテクニカルを保有していてテクニカルの前走でした。
・・今思い出しても恥ずかしい。。
スクールで前走の選定は前提として
前走するレベルの資格を保有していることです。
前の週に合格ホヤホヤかもしれません。
前走にはエキシビジョン的にレベルの高い人に
レベルを落とさせて滑らせることも少なくありませんが、
私が思うには、、参考になるのは
合格ホヤホヤ位のレベルの方が受験者も検定員も
参考になるのではないかと思います。
また、、、よく検定会で問い合わせをいただくのは
前回の検定会合において合計で1点減点が、
失敗はせず前回以上の滑りができているはずなのに
なぜ今回は2点減点なのか??
なんてことも少なくありません。
一つの例ですが、
雪質が違うと同じ滑りをしても
点数が変わることがあります。
雪質が良いと更に上の滑りを求められることもあります。
また、検定コースが変わった場合も
検定コースの斜度に合わせた滑りも必要だと思います。
検定員の採点基準を疑ってしまうのだと思いますが、
検定員もロボットではないので
人が変わっても100%同じ採点になるとは言いきれないと
思います。
このため3審性で実施することとなっています。
私も検定会を受験しているときには
受検するたびに点数がばらついていた覚えがあります。。。
人が採点するものですが、確実に合格のレベルとなる滑りが
できれば検定員が変わっても合格となるはずです。。
ぎりぎりでも合格は合格ですが、、、
狙うなら確実に合格のレベルを目標に取り組むのがいいと思います。
スクールのスタッフから言われても信憑性がないのですが、、
検定会の合格を目指すなら他責ではなく自責を改善する
ことを考えた方が上手になるのではないかと思います。
謙虚に・・。
自論ですが・・・・。
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