テクニカルプライズの合格には「カービングターン」を習得すべし!
Own Logical Index
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(バッジテスト 1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
級別テスト(バッジテスト)やプライズテストで
レベルが上がってくるとスピードも求められてきますよね。
制動して滑るには「ずれ」 が
スピードを求めるにはずれの少ない「カービング」
が有効だと思います。
自論を展開します。
カービング
カービングですが、
彫刻、削る、切るという意味のようですが。。。
雪面を彫刻のように削る、切るということで
付けられているのでしょうか????
従来の回転半径の大きい板で2m程度の板を多くのスキー狂が履いて
いた時代では、ずれを中心とした滑りをしていました。
1990年代に従来ではずれを中心で滑っていたものが
回転半径の小さいカービングの板の出現によりずれの少ない滑りが
板の性能により簡単にできるようになりました。
カービング・・・カービングターンは
ずれが少なく雪を切って滑るターンのことです。
カービングターンについて以下に示します。
1.カービングスキー
2.エッジング
3.荷重
以上の内容で展開します。
1.カービングスキー
先に説明しましたように
従来の板は回転半径が大きくずれを中心で滑っていました。
参考までにこんな感じの板です。
私が使っていたものですが、、
短い方がカービングの小回り用の板です。
昨シーズンまでメインで使っていたもので
165cmとなります。
下のピンク色の板が従来の板です。
188cmを使っていました。
私は身長が低くくてこの時点では1級を目指していたころで
板が長くて取り回しがしにくかった覚えがあります。
レベルが板を操作するレベルに達していなかったこともあると思います。。
ROSSIGNOL SUPER VIRAGE ですが。。
懐かしいと思うスキー狂もいるのでは???
図1.従来の板のイメージ
図1の従来の板のイメージで分かるように
板の長さも違いますが、トップとテールの幅が大分違うと思います。
更に次ですが、、ニューサイドカーブという感じでカービングスキーの
前に販売されていたと思います・・・もうこの板はカービングって言ってたかな??
図2.ニューサイドカーブの板のイメージ
図2も大分従来に比べてサイドカーブがきつくなってきていますが、
今の板と比べると。。まだまだトップとテールの幅が違いますよね。
オガサカの初代 KEO’S:ケオッズですが。。
これまた懐かしいと感じるスキー狂もいるのでは。。
最近の板は回転半径が従来の板に比べて小さく
図1,2のオガサカのTCシリーズの小回り用の
板では回転半径12.9mです。
従来の板と違い、板を傾けるだけでターンをすることができます。
カービングがし易くなっています。
カービングの板が販売開始されて
20年近く経ち最近のカービングターンに
合わせた板に仕上がっていると思います。
2.エッジング
エッジングですが。。
従来の板でもエッジングとずれを活用し
滑っていましたが、
この点は変わりありません。
でも、、カービングの板では
エッジングによりずれの少ないターンを
簡単に行うことができます。
カービングターンで滑ると
ずれが少なく滑るためシュプールは
レールのように細くなります。
カービングの板は傾けるだけで
ターンを行うことができますが。。。
カービングターンをすることができる、、ターンし易い
と考えてください。
検定での合格のレベルを考えると
板を傾けるだけではスキーヤーの能力では
ないので、しっかりスキーヤーが動いて
板を操作していくことが必要となると思います。
3.荷重
荷重ですが。
従来の板ではずれを中心で滑ることから
身体の下で操作して体から板を離さないように滑っていました。
最近の板でカービングで滑るときにはエッジをかけて滑る必要がある
ため、身体から板を離してエッジをたてていきます。
エッジをたてていくには
・斜面に対して板を斜めにする
・身体から板を離す
となると思います。
板から身体が離れてエッジングされ
ターンMAXでは外力・・遠心力に対応するために
身体を内傾させていきます。
内傾したときには板に対して
しっかり力をかけるためのポジションを意識して
板に力や体重をかけて荷重してターンをします。
この荷重により板が撓むことから
板の回転半径よりも小さい半径でターンを
行うことができるようになります。
カービングの板はカービングでしか
滑ることができないわけでなく、
従来の板のように自分の足元で操作していくことで
づれを使っていくことができます。
づれとカービングを上手く使いこなして
滑ることで滑りの質が向上すること思います。
カービングターンの導入について
カービングターンの導入についてですが、
以下にステップを記載します。
1.レールターン
2.片足だけカービング
3.両脚でカービング
以上の内容で展開します。
1.レールターン
レールターンですが、
スピードが出るので緩斜面で練習を開始するのがいいと思います。
板をフォールラインに真っ直ぐ向けて、
真っ直ぐ立ったまま、左右に傾けていくと板も傾き
勝手にターンが開始されます。
図3.レールターンのイメージ
図3のように2本のレールのようなシュプールが描けます。
図4.カービングのステップのイメージ
図4のカービングのステップのイメージですが、
①が緩斜面をスタートした状態です。
②のように身体を傾けることで板も傾き
エッジがたってきます。
身体を傾けるだけで左右に曲がっていきますが、
このときに回旋などは使わないで
板の回転半径だけでずれがないように滑ってみてください。
徐々にスピードがでてくるので、
このときは内脚を少し曲げて内径を多くとって
外力に対応してください。
2.片足だけカービング
片足だけカービングですが
図4の③のようにオープンスタンスに脚を開き
片側の脚の膝を曲げて、
片側の客を曲げた側の板は雪面にフラットに・・
これによりもう片側の板は傾きます。
開脚でスタートした後に
この体勢となることで膝を曲げた側が内脚で
ターンが開始されます。
外脚で雪面を捉えてカービングターンを行うことができます。
ターンMAXでは更に内脚の膝を曲げて外力に対抗します。
ターンを切り替えるためには曲げている膝を伸ばして、
次に逆の脚を曲げていくと逆のターンを開始することができます。
外脚はカービングターンを行うことができ、
ずれないターンができると思います。
外力に対して負けないように
ターンの外側に向けて外脚で荷重し続けてください。
荷重を緩めるとターンを仕上げることができると思います。
レールターンと同様に
ターン中に回旋などの動きによりずれないように
してください。
3.両脚でカービング
両脚でカービングですが、、
片足だけカービングの体勢から
から内脚を曲げるだけでなく、
膝を返していくことで、
両脚同側として両脚の膝が同じ方向を
向くようにして両脚でカービングを行ってみてください。
エッジングのイメージはレールターンと同じように
図4の②ですが
身体を内傾させて
外力に対して両脚で荷重してください。
切り替えでは図4の①の状態となります。
まとめ
カービングはスピードが出るので
最初は緩い斜面から練習をスタートしてください。
滑りのスピードを求められる場合に
カービングターンは有効です。
プライズテストではスピードの次元が高く
カービングターンを有効に活用して滑ることとなりますが、
カービングでないとダメだということではなく。
ずれも活用し、カービングも有効に活用することで
滑りの質を上げることができると思います。
プライズテストの受験を考えているスキー狂は
必ず通らなければならない道です。
カービングができると
スピードも出るし、、爽快感もあります。
またスキーが好きになってしまうかもしれません。。
プライズテストに向けて、できない人は
習得してみてください。。。
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