検定での板の二本使い メリットとリスク あなたは大回り用の板を使いますか
Own Logical Index
スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(バッジテスト)やプライズテストの合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさま
検定の時に大回り用の板は必要なのか??なんて考えたことないですか・・。
自論を展開いたします。
スキーの板
スキーの板は私の別の投稿でもあるように、
デモ用で
・オールラウンド
・小回り用
・大回り用
があると思います。
大部分のスキー狂のみなさまはオールラウンドか小回り用の板を
メインに履いているのではないかと思います。
私も小回り用の板をメインに履いており、スキースクールの時にも
小回り用でレッスンを行っています。
検定種目には「大回り」・「小回り」と設定されているので、
板も専用の「大回り」は大回り用で、「小回り」は小回り用で滑るのが
高得点につながりそうな気もしてきませんか?
一本の板で受験
まずは、1本の板で受験する場合なのですが、
先に記載したようにメインの板をオールラウンドか小回り用の板が大半だと思いますので、
小回り用の板 一本で滑った場合を想定します。
小回りは小回り用の板なのでみなさまの実力と板の性能で最高の滑りができることと
思います。。。・・でいいですよね。。
差が出てくるのは小回り用の板で大回りを滑るときですが、
そもそも大回り用と小回り用の板で何が違うかですが、
・長さ
・回転半径
・反発性
だと思います。
これらが滑りに反映されることとなります。
長さは大回り用の板に比べ小回り用の板の板は短いため高速での安定性が
大回り用に比べて低いと思います。
回転半径は小回り用はR=12m程度、大回り用で20m程度だと思います。
板の性能で板を傾けるとターンをし易いように設計されているために、
小回り用はターンの最中に板が曲がろう・・曲がろうとしてターンが
早く終わってしまう可能性があります。
これは結果ターン弧が小さくなってしまう恐れがあります。
次に反発性ですが、小回り用の板は板の反発を次のターンに活かしやすいように
レスポンスよく反発するように設計されていると思います。
このためかけた力に対してすぐにレスポンスがあるのでターンが小さくなってしまう可能性があります。
全体的に元々小回り用の板なので小さい回転半径でターンがし易いように
設計されているため、ターン弧が小さくならないように調整して滑る必要があります。
二本の板で受験
次に「大回り」は大回り用で、「小回り」は小回り用で検定を受けた場合には
受験するスキースクールで複数本の板で検定を受験する人に対して配慮している
と思います。。
配慮といっても点数じゃなくて・・・。
検定種目順に合わせた板の置き場とか、履き替えるタイミングとかですね。
上手く段取りができない場合はスキースクールのスタッフや検定員が受験者の
板を持って行って対応する場合もあると思います。
まず・・・種目に合わせての履き替えについての心配は無いと思います。
おそらくは検定員から検定前に複数本板を使用する人の確認が入ると思いますが、
確認がなければ受験者側から2本使うことを伝えて相談した方が良いと思います。
次に滑りに与える影響ですが、
大回り用の板で大回りを行うと身体の動きを大きく使って滑りを表現できると思います。
スピードへの安定性もあると思います。
リスクとしては慣れと感覚的なものだと思います。
検定会の中で板を交換後に練習してから滑り出すことが難しいため、
板を交換後に順応した滑りが即時できるかですね・・・。
二本の板を所有
検定会では板の使用が一本でも二本でも最高のパフォーマンスが
出せるように調整し受験してください。
そもそも大回り用と小回り用の二本の板を所有するには
当然費用もかかります。
私も二本所有していますが、検定受験時であるとか前走の時は
小回り用一本で対応します。
大回り用の板は日常的に練習用として多く活用します。
小回り用はレスポンスがいいので身体を傾けるだけでターンが
できてしまう凄い優秀な板です。
大回り用はスキーヤーが動いてやることによってターン弧の調整ができる要素が
多いため、根本的な身体の動きの確認用、養成用として活用しています。
大回り用の板を履くときには、、
大回りなのでターン弧も大きく・・滑走スピードも速くなるので
ゲレンデ状況(スキーヤー・ボーダーの滑っている状況)も十分確認しながら
安全第一で練習してください・・・。
検定のときは自分にとって最適な選択をして望んでください。
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