SAJ 改定後の指導員系の検定会における展開系種目の攻略
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スキー狂のみなさん
スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん
最近の投稿では指導員研修会で展開された
指導教程の改定の内容に関して自論を展開して
いますが、、
今回の投稿でも改定後の滑りについて
自論を展開します。
指導員系の検定種目
指導員系の検定種目ですが、
今シーズンに改定となっています。
改定となり、
従来の検定種目では
展開系の種目は2種目でしたが、
今回の改定で3種目となりました。
展開系の種目は難しいので、、
受験する人は大変だと思います。
検定種目について以下に自論を展開します。
1.展開系種目
2.検定種目
3.滑り方
以上の項目で展開ます。
1.展開系種目
展開系の種目ですが。。。
指導員系の指導員・凖指導員の検定以外では
なじみのない種目だと思います。
昨シーズンの2023-2024年での検定会では、
以下の2種目が展開系の種目として実施されていました。
・滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開
滑走性の良いプルークボーゲンからパラレルターンに滑りを
展開する。
プルークスタンスから徐々にスタンスがパラレルに移行し
板の操作は徐々に同調していく。
内足はフラットからアウトエッジの捉えに変化していく。
ターン数は6~8ターン
・横滑りの展開
横滑りでスタートして、徐々にターンサイズを小さくしていく。
上記の説明で滑りがイメージできなくても
同じ滑りをターン数分何ターンも滑るのではないことはわかると思う。
「滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開」
では、、滑走プルーク からスタートして 最終的にはパラレルターン
になる。。
スタートとゴールだけでも2種類の滑り方を
しなくてはならない、、
スタートとゴールの間は最初の1ターン目と最後の1ターンを
引くと残りは4~6ターンを発展させた滑りをすることとなる。
カエルでいえば、、、
オタマジャクシとカエルの間の
尻尾のあるカエルのようなもの。。
1種目だけど2~3種目分の滑り方をするだけでなく
発展の過程を表現しなくてはならず。。
1種目を滑るのと違って
発展させることを考えながら滑る必要がある。
ターン数も通常の大回りとちがい、
6~8ターンとターン数も多いため
頭が真っ白になると今何ターン目を滑っているか
分からなくなる。。
どんな滑りでも斜度や雪質で
滑り方を変えていくが、、
ターン数が多い種目は
前半に落とされたりのんびり滑っていると
後半の1,2ターンが凄く小さくなったりもする。
展開させて滑るだけでなく、
斜面に合わせた操作を行いながら、
ターン数も設定通りに滑る必要がある。。
全体的な種目数は8種目から6種目に
変更してはいるものの、、
2種目だけでも気が重い展開系の種目が
今シーズンは3種目になる。
新しい種目も登場なので
なんとなく種目が減って得をしたのか
何なのかわからなくなる。。
2.検定種目
検定種目だが、、、
以下に2023-2024年シーズンの
指導員・凖指導員の検定種目を示します。
①プルークボーゲン
②基礎パラレルターン小回り
③滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開
④横滑りの展開
⑤シュテムターン
⑥パラレルターン大回り
⑦パラレルターン小回り(不整地)
⑧総合滑降・リズム変化
8種目あると苦手な種目が1つや2つは
あるので、検定会で苦手な種目がミスなく終わると
ホッとする。。
プルークボーゲンが苦手な人も少なくないが、、
一つの滑り方でサラッと滑る種目として
プルークボーゲン
基礎パラレルターン小回り
シュテムターン
パラレルターン大回り
の4種目がある。
この4種目はなんとなく検定会で滑るときも
気持ち的には楽だった覚えがある。
それ以外の4種目は雪質や雪面状況、斜面状況
であったりを考慮したり。。
展開系は考えて滑らなければらなない。
失敗のリスクが高い種目のように感じる。。
以下が今シーズンの
2024-2025年シーズンの検定種目。。
①プルークボーゲン
②プルークボーゲンからベーシックパラレルターンへの展開
③横滑りのショートリズムからベーシックパラレルターン小回りへの展開
④シュテムターンからベーシックパラレルターンへの展開
⑤総合滑降
⑥パラレルターン 小回り(不整地を含むナチュラル)
1種類の滑りで滑り切れるのが
プルークボーゲンだけ・・。
5種目も比較的失敗のリスクが高い種目となっている
ように感じてしまう。。
展開系が3種類はやはり悩ましい感じ。。
3.滑り方
滑り方・・・ですが。。
展開系についての滑り方について自論を展開です。
展開系の検定会の種目は3種目ある。。。
以下の3種目だが・・
・プルークボーゲンからベーシックパラレルターンへの展開
・横滑りのショートリズムからベーシックパラレルターン小回りへの展開
・シュテムターンからベーシックパラレルターンへの展開
まずはひとつ・・これら全ての種目に共通する
滑り方ですが・・
今シーズンの教程において改定となった際の
根幹の滑り方の習得が必須となる。。。
滑り方に関しては、以下の投稿をご確認ください。。。
この今回の滑り方は一貫性をもっているので
展開系の3種目とプルークボーゲンは
根幹の滑り方が習得できていないと不合格となる。。
逆に考えれば操作が同じなので
根幹の滑りを習得できれば、後は展開させることに
集中して滑ればよい。。
展開が3種目あるが、、、
展開系の種目を滑る前に考えてほしい。。。
この種目は何を展開していくのか・・?
展開させる部分を間違えると全く違った滑り方となってしまう。
以下に滑り方を展開します。
①「プルークボーゲンからベーシックパラレルターンへの展開」
スタートがプルークボーゲン。
ゴールがペーシックパラレルターン。。。
展開させるのはスタンスをプルークからパラレルに変えていく。
外足はそのままで内足を徐々にパラレルに・・そして同側、同調。
昨シーズンまでの
「滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開」
とは、明らかに違う部分がある。。。
種目の頭の部分だが、、、
「滑走プルークから・・」と「プルークボーゲンから・・」
この違いは大きい。。
プルークボーゲンは板の両インエッジを使って滑走するが、
滑走プルークは内インエッジはフラットでよい。
1ターン目は必ずプルークボーゲン・・両インエッジから
スタートしなくてはならない。。
そこからの展開!!!
両インエッジのプルークボーゲンからスタートして、
2ターン目ではスタンスを狭く、内足のインエッジを外して
滑走プルークにしてもよいと思う。
3ターン目からは昨シーズンの滑走プルークからの展開と
同様の展開問題ないと想定する。
忘れてはいけないのが根幹の滑り、、操作。。
テクニックとしては切り替え時に内足のスタンス、操作を
次のターンのものに変更する。
ターンしながら内足を展開操作は難しいと思う。
根幹の操作への対応ができるポジションは必須。
根幹の滑り、展開の滑り、ターン数・・考えることが多いので
しっかり、、しつこく練習しておくのがよいと思う。
②「横滑りのショートリズムからベーシックパラレルターン小回りへの展開」
昨シーズンまでの横滑りからの展開と異なる点は
スタート時点からショートリズムであり、
根幹の操作を盛り込むため比較的滑走性が良くなるので
フォールライン方向への横ずれ要素より
スキー板トップ方向への滑走性のある滑りになると思う。
根幹の操作は谷回りからの早い捉えが特徴なので、
方向転換では横滑りしている山足をとらえて
方向を変える。
従来ではピポット的に方向を変える
という動きであったが、
今シーズンは、ほぼターンで方向を変えて
横滑りをする。
この種目での展開は横滑り的なずれのあるもの
から滑走性のある小回りに展開させること。
ターンのリズムも速くなっていくと思うが、
ターン弧という観点よりはずれ幅と考えるのがよいと思う。
③「シュテムターンからベーシックパラレルターンへの展開」
今回の改定では
根幹の滑りによりシュテムターンの滑り方が
大幅に変更となっていると思う。
従来であれば、ターンのための外足の開脚により
迎え角をつくり、これにより雪面からの圧をとらえ
外足に荷重後に内足を引き寄せる。。。
切替では曲げ荷重からの元のポジションにもどる
センターポジションからの開脚。。
というようなものから、
今シーズンは早い捉えとなるので、
開脚し着雪した瞬間から外足荷重となる。
外足荷重されているので即時内足の引き寄せ。。
従来の
開脚→ストック→内足引き寄せ
から
開脚→内足引き寄せ
と2ステップ。。。
ストックをつく間もない。。
切替では上体は高くなることなく
次のターンの外足を即時に踏むことができるための
ポジションを継続。。。
従来であれば、、ずれを沢山伴いながら
ターンしていたので、、
開きだしは山側でターン始動だと思うが、
今シーズンは山側に開きだしだと
開きだしの幅が昨シーズンほど開きださないので
ターンしずらい、
ある程度フォールライン方向を向いた状態で
開きだすのがターンしやすくなると思う。
次に展開だが、、、
展開する要素は開きだし幅を減らしながら
ベーシックパラレルターンに移行する。
模範演技を見ると・・・・
は???
一気に変わってない??
という滑りの展開となっているターンがあるが、、、
自論だが、、これは仕方ないと思う。。
シュテムターン→パラレルターン
に発展する際に技術要素も発展することとなる。
シュテムターンは踏み替え操作。。
パラレルターンは同調操作。
この操作を切り替えるときにいきなり発展
に見えてしまうと思う。
6ターンで滑る場合は
4ターン目まではシュテムの開きだし幅を少なく発展して、
5ターン目で同調操作のベーシックパラレルターン
に発展し、、、6ターン目でスタンスをさらに狭くする
感じだと思う。。
この展開も、、根幹の滑り、、展開の内容、、
ターン数、、シュテムなど考えることが多いので、、
念入りに練習する必要があると思う。
まとめ
今シーズンに指導員系の受験をする
受験者は大変だと思う。。
だが・・根幹の滑りを確実に行うことができれば
半分以上滑りの課題はクリアしたようなもの、
一貫性があるので逆にできるようになれば
全体のレベルも上がる。
改定後の各種目を滑ってみると
展開系は何をやっているのか難しい
種目に思えてしまうので、
何を展開するかをしっかり
認識して滑走するのがよいと思う。
根幹の滑りと展開の要素ができていれば、
今シーズンは合格にしてくれる??か??
シュテムターンがとくに
醍醐味がないというか・・あっさりしているというか
これでいいの?
というような感じ。
従来に比べて比較的低いポジションで、
開脚・・引き寄せ。、だけ、、
ストックもつかないし、
動きも少ない。。。
なんか踏み替えの連続のような・・
ターンの特長を見せるのも難しい感じ。
イメージ的だが、、
曲げ荷重・・曲げ荷重の連続で滑っている感じ。
今シーズン受験のみなさんは
いきなりの大改革で困惑するでしょうが、
ひとつづつ滑り方を見ると
根幹の滑りからの種目なので
まずは・・根幹の滑りを習得し
種目を理解して習得がよいと思います。
検定する側も困惑していると思うので、、
まずはある程度のレベル以上ができるように!!
今回の投稿で滑り方など展開していますが、
参考程度として最終的な滑り方、着眼点は
研修会で技術員に確認をとって検定会に向けて
取り組んでください。
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