スキー の ずれる より ずらす はカッコいい! ずれを極めて滑りに活用


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

上手く滑れてますか???

スキーって難しいですよね。

球技とかは比較的繰り返し練習することが
できると思いますが、

スキーって同じ環境を繰り返し練習するって
なかなかできないですよね。

比較的低速であれば長い距離も必要と
しないので繰り返しも可能ですが、
実践的な種目となると できるところも限られてくる・・
リフトに乗る時間もあるので
時間の間隔を空けないで同じ環境で繰り返し練習する
のはなかなかできないですよね。

小回り や 大回り など急斜面での練習では
1km 急斜面が続いているゲレンデも
そうそうないと思います。




クワッドリフト一本分ずーっと
不整地でコブがあるなんてことも
ないですよね・・

普通コブの練習ではクワッドリフトに乗って、
一部分だけ練習して 緩中斜面を移動して
クワッドリフトに乗って
また練習できるゲレンデについたら
気合入れて滑る。。

なかなか連続して練習って難しいですよね。

更に・・・
カービング や 大回りを練習したい
ときに新雪のパウダー状態になってしまったり、
ゲレンデが混んでいたり。。

コブを練習したいのにコブが埋まっていたり
潰されていたり。。。。

検定会に向けたコブが練習したいけど
モーグル用の凄く細かいコブしか無かったり。。

雪不足でコブが無かったり。。

練習って繰り返しやって
身体に浸み込ませるのがいいと思っているのですが、
スキーって練習するのが難しいスポーツだなって
思います。

まぁ。。。目標とする資格の合格には
そんなことも言っていられないですよね。

このように練習をしにくいスポーツですが
その特性を理解して効率よく、理解、集中して
練習して習得しないと・・ですね。。

一気に話題を変えていきますが・・・・

スキーって難しいスポーツなのですが、
上手い人がやっていることが・・・
どうやって滑っているかわからないということが
よくあります。

急斜面やコブで暴走もせずにすいすい滑っていく。。

当然上手な人も日々の鍛錬や経験、才能、
ベースとなる身体能力も違うのですが・・・・

見ようによっては上手い人は重力の影響が違うのか?

とさえ感じてしまいます。

よく勘違いしてしまうのは
上手い人は全てカービングというか
雪面を切って、ずれが無く滑っている・・
ように見える。

カービング系や高速で滑るときは
確かにずれを極力なくして減速要素をなくしている
と思いますが、
スピードコントロールではやはり
ずらして滑っていると思います。

上手い人ほどずれを上手く活用して滑っている
と思います。

ずれ について自論を展開していきます。




ずれ

ずれ・・・ですが。。

ずれってどんな時に必要か。。
ですが・・。

まずは・・ずらして滑ってますか??

以下にずれについての項目を示します。

1.なぜ ずらす?

2.ずらしてる?

3.ずれてる

4.ずらさない

以上の項目について展開します。




1.なぜ ずらす?

なぜ ずらす??なのですが・・・

ずらすとはどういうことか。
考えたことがありますか??

なぜ ずらすかについては一言で
制動するためだと思います。

基本的にはスピードコントロールだと思います。

ずれていないとはどういう状態ですか?

まずは スキーの板を眺めてみてください。

スキーの板が一番滑りやすい、滑走性がよく
滑っていく方向はどの方向ですか???

トップ方向だと思います。




次にスキーの板が一番滑りにくい、滑走性の
悪い方向はどの方向ですか?

トップとテールを結んだ線の直角方向・・
横方向だと思います。

ずれていない状態は滑り方でいうと
カービングターンなどがそれに当たります。

ずれていない状態はスキーの一番滑りやすい、
滑走性のよいトップ方向に進み
トップとテールが同じライン上を
滑っていくことだと思います。

逆にずれている とは。。
ずれの最大はブレーキングと考えます。。

このブレーキングの時は
進行方向やフォールラインに向かって
一番滑りにくい、滑走性の悪い
板の横方向を向けて止まると思います。

進行方向に向かって
板を真横に向けると止まるほどのずれとなってしまいます。

例えば。。。スキーを初めて履いた日を思い出して
プルークボーゲンを考えてみてください。




プルークボーゲンでどうやって制動、、
スピードコントロールするかなのですが。。

スピードが出すぎないように制動を強めるには
脚を広げて・・テールを広げて・・進行方向に対して
の板の横方向の要素を多くして滑ります。

逆に滑走性を高く滑りたいときには
平行に近くなるように・・脚のひねりが少なく・・
進行方向に対してトップが向いて、
進行方向に対して横方向の要素が少なくなり
縦方向の要素が多くなります。

プルークボーゲンの外脚は
進行方向に対して一番制動力の強い
板の横方向と一番滑走性のある板の縦方向。。
トップ方向に進む
縦方向と横方向の間の領域を使って
制動しスピードをコントロールしています。

(この図はプルークファーレンでの例です。)

滑走させながら板の横方向の要素を調整して
づらして制動してスピードコントロールをしています。

ずれることにより制動しスピードコントロール
を行っている。

ずらすことができないとスピードをコントロール
することは難しくなります。

スキーでは様々な斜面を滑るためには
ずれを活用して滑ります。

どのようにずれを活用するかで
ターンや滑走性も変わるので
ずれの活用が上手い人ほど
スキーも上手に滑れると思います。




2.ずらしてる?

ずらしてる?? ですが・・・。

自分から故意にずれを活用していますか???

ずれる。。ずれてる。。

なんか。。。言葉から考えていくと
元々の位置から動いて移ってしまうこと や
正しい位置から離れた位置にあるとか

なんか故意にやってしまうと
悪い影響が出てしまうような印象です。

スキーでのずれはスピード制御に使います。

スピードが出すぎないように雪面に
抵抗を強めながら滑走します。

私のイメージですが、、、

スキーの縦方向に真っすぐ進んでいくのは
ずらしていない。。。

進行方向に対して少しでも板が斜めになっていれば
ずらしているというイメージです。





先にも展開したように。。
プルークボーゲンの外脚は進行方向に対して
板の斜めの割合、、横方向の要素をどれだけ持たせるかで
制動していると思います。

自分からわざと横方向の要素を入れて
滑ってますか。。。

ずれは初中級のレベルのスキーヤーが
スピードをコントロールするようなイメージのスキー狂も
いると思いますが、
上手な人ほど目立たないようにずれを使っていると思います。

上手なスキー狂はずれているように見えないのですが、、
結構積極的にずらしていると思います。

初中級者のずれは主に山回りでフォールライン方向に
入れていると思います。

さらに板の横方向の要素を凄く多く入れていると思います。

上手なスキーヤーはターン全体に分散させたり
谷回りに板の縦方向の割合を多く、
横方向の要素を含みながらずらしていると思います。

全体にずらしているとあまりずれたように見えない。。。

特に雪煙を見ると山回りでは凄く雪煙はたってしまうが、
谷回りではあまり雪煙が見えない。。というか雪煙が出るほど
たっぷりずらしていないと思います。

スピードコントロールにはずれが必要だと思います。
上手なずれの使い方を習得してください。




3.ずれてる

ずれている・・・ですが。

先の項は故意にずれを使っていくという
ことでしたが、

ずらすつもりはないのにずれてしまう。。。

検定の種目で
大回り や 総合滑降などの
カービングターンを行う際には
ずれ はスピードの減速要素となって
しまいます。

ずらしたくないのにずれる。。。

このようなずれは好ましくないずれとなります。

板のトップをしっかり雪面にかませて
トップからテールまで一本のレールの上をすべるように
細いターン弧を描いて滑ることで
ずれがなく滑走性を上げていくことができると思います。

ずれの調整はずらす調整も重要ですが、
ずらさないように、ずれないように滑ることができることも
滑りの質を上げるためには必要だと思う。




単純に進行方向に対して
トップ方向に進んでトップの通った軌道と同じ
軌道をテールも通っていく、
板の縦方向の要素が多くなるほどずれは
少なくなると思います。

ずれを少なくするにはエッジをたてるという
意識や体勢づくりも必要になってくると思います。

ずらすには進行方向に対して板の横方向の要素
を調整してずれを調整すると思いますが、
ある程度まではこの逆の操作で
横方向の要素を少なくすればずれは減らすことが
できますが、
ずれない からさらに切れを求めていくには
エッジを意識するという 更にプラスした操作が
必要になってくると思う。

カービングターンで滑ることも
単純にエッジに乗って滑り降りてくるのとは
違い板に荷重してたわみを出してターンする
必要があり、ある程度の技術レベルがないと
難しい操作だと思います。

それに比べて ずれ の操作は
スキーを履いたその日から行っている操作で
比較的簡単に導入することができます。

・・ですが。。。

ずれは どこで どの程度 ずらしてくかで
スキーの滑りは全く別な滑り・・ターンとなります。

同じ割合ずらすとしても 谷回りでずらすか
山回りでずらすかで 操作は全く違うし、
難易度も変わります。

ずれ を沢山自分の思い通りに操ることができれば
滑りの幅が広がります。

ずれてしまうずれは、
ずらしたくないカービングターンでは
ずれない体勢を取る必要がありますが、

どうしてもずれてしまうのであれば、
そのまま ずらしていく という操作もありだと思います。

ずれてしまわないように
ずれをコントロールしてみてください。




4.ずらさない

ずらさない。。。

先の項目と似ていますが。。

ずれてしまう状態をずらさないようにする。。。

ずれてしまう状態とは・・・
制動しようとして想定通りに制動しきれない状態。

止めたいのに ずれてしまう。

ずらさないためにはどうするか。。。

どのような場面を想定するかですが・・・
山回りで板を横方向に近く向けて
止めに行ってしまう操作。。。
ワイパーのような・・・





そもそもこの操作を行ってしまう
のはなぜか。。。

スピードを調整するために
山回りで 最大の制動力を持つ
板の横向きにして、そこに荷重してエッジ
をたてて減速しようとする。。。

または、
山回りで 次のターンに移行しようとして
谷脚の足場をもとめてエッジを求めて
いくような・・場面です。

止めに行こうとして、足場を求めに行こうとして
板を横向きに近くしてエッジを求めながら
フォールライン方向に板を踏んでいってしまう。

そうすると ずらしたくないのに、
ずれたくないのに ずれてしまう。

このずれは ずれを上手に活用している訳でなく、
制動に活用しているどころか
この操作をしているスキーヤーからすると制動しない・・

落下が止まらないと思っていることでしょう。

このずれを止めるにはどうするか。。。




ずれないようにするには 簡単です。
荷重しないことです。。。

止めようと荷重するとその方向に進んでしまい
とまらないでずれていってしまいます。

荷重するのをやめるだけで。。

板はトップ方向に進みだします。

このように簡単にこの場合はずれてしまう
のを軽減することができますが、

根本のところから考えると。。

そもそも山回りで止めるという発想を
変える必要があると思います。

まずはスキーは滑り続けさせること。。

ずれてしまうのであればそれを活用して
滑っていくこと。

そもそも スキーは滑ることが楽しいスポーツ
なので一生懸命滑ることをとめることに
集中しないで、
ずれ続けて滑り続けるというように
イメージを変える。

ずれて どんどんフォールライン方向に落ちていけば
いいと思います。

横方向にして止める。。。よりも常にトップ方向に進みながら
ずれ落ちていく。。。

こうすることで
止めることを意識して、止めることに凄く体力を使って、
止まらないことで怖かったものが・・

滑り続けて あまり力も使わず
滑走性もあがり・・ もしかしたら検定での点数も上がるかもしれません。

ずらさない・・止める!!!
というイメージで滑っているのであれば
ずらして 滑り続ける
イメージに変えてみてはどうでしょうか。




まとめ

ずれはスキーで上手に滑るためには
必要だと思います。

このずれがあることで制動もできるしターン弧も
調整できる。

ずれのイメージを持つことで
ターンするのも楽になると思います。

板を自由に操作するためには
エッジがたった状態では思ったように
板は操作できません。

滑るときにエッジをたてる意識を強く持って
いるのであれば、
一度エッジをたてない、面でずれていく
イメージに変えてみると滑りは大幅に変わると思います。

面を意識していても最終的にはエッジは
関係してくるのですが、
そんなに意識していなくてもエッジは勝手に
たってきます。

制動をエッジングして板を横方向に
ずらしていくイメージから
板のトップ方向に進みながら板の横方向の
要素を調整していくずれの意識に変えることで
滑りは大きく変わると思います。

エッジングも重要ですが
それ以上にずれを活用することの方が
滑るときには凄く沢山の部分が関わっていると思います。

ずれてる というと
あんまりカッコいい感じがしませんが、
ずらしている 操作はカッコいいと思います。。

ずれ を極めてみてください。

スキー の級別テスト一級の合格にはどれくらいかかるの? 何をすればいい?

スキーのプライズテスト(テクニカル・クラウン)受験に向けて どんな滑りをすればいいの?

スキー の上達の過程を思い出す ずれる から ずらす に 自分の力 から 外力 の活用へ

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