技術向上は適正な道具の選択から ブーツ選定編


スキーの級別テストやプライズテストの合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさま
ブーツ選び迷ったことはないですか?
選びかたについて自論を展開します。



私はスキーでブーツが一番重要な道具だと思っています。
ブーツの選定を間違えると
技術の低下や不快な状態で滑ることとなり滑りに身が入りません。
ブーツ選びは慎重に進めて下さい。

私のブーツ選びのポイントは

1.硬さ
2.フィッティング
3.カフ、前傾角

により選定しています。

1項の硬さですが、
ブーツのモデルの選定となります。

レース用、デモ用、一般用に分かれていると思います。
級別テストやプライズテストに向けて取り組んでいる人は
レース用かデモ用を選定していることが多いと思います。

ブーツの硬さの目安として
100とか150とかモデル名の中に含まれていると思います。
数字が大きくなるほど硬いブーツとなります。

レースやプライズテスト受験者で150の硬めのブーツも
選んでいる人もいますが、
多くの人が130以下で選定されています。
ブーツの硬さは剛性、足首の曲がり方も硬いほど曲がりにくくなります。

硬さの違いは素材・樹脂の厚さで硬さの違いをだしていると思われますが、
100と130など同じモデルで履き比べてみてください。
足を入れるときから硬さを感じると思います。

同じ数字でもメーカーごとに硬さの設定が違うようにも感じます。
使用している樹脂の温度による硬化具合にも差があると思います。

2項のフィッティングですが、硬さとフィッティングは密接に関係しており、
100より150の方がラスト(足裏の横幅)が狭く作られていることが普通で
例えばデモ用の120よりレース用の120の方がラストが狭く作られています。

私はブーツの硬さを決めて、同じまたは近い硬さのブーツのメーカーを代えて
試着し選定しています。

この項目が最も大事だと思いっています。履きたいメーカーのブーツがあっても
足にフィットしなければ苦痛なブーツになってしまいます。
フィット感 自分の足に合っているかは以下の点を確認してみてください。

イ.サイズは合っているか
  個々に好みはあると思いますが、ピッタリのサイズがわからない人は
  前後のサイズの試履きして確認してください。

ロ.当たって痛みは無いか
  部分的に痛みを感じる圧迫感や当たりはないか。
  当たりの部分によっては、ブーツを加工する当たりだしで改善できる場合も
  あります。店員さんに確認してみてください。

ハ.部分的に浮いているところは無いか
  バックルをしっかり締めて部分的に浮いている箇所はないか、スカスカ感はないか。

ニ.動いて踵が浮かないか
  バックルをしっかり締めて、歩いてみたり滑る体制を作って踵が浮かないか
  ブーツの中で ずるっと前後に動かないか確認してください。

  自分の足形に合ったインソールを作って入れることで改善できる場合もあります。
  店員さんに確認してみてください。

ホ.硬さは妥当か
  スキーで滑る体制を作って硬さを確認してください。

文中にも記載いたしましたが、若干の緩みや当たりはインソールや当たりだしのような
インソールの別注による作成やブーツのフィッティング加工などを施すことで解消され
最適なブーツとすることもできるので店員さんに確認してください。

3項目にカフと前傾角を記載しておいたのですが、
足にぴったり合って、硬さも妥当であっても滑りに影響の出る項目です。

私は背が低くて・・・・残念なことに足も短いので・・

カフ(ブーツの高さ)が高いブーツは脹脛(ふくらはぎ)まで被ってしまうブーツを
履くと力が入らなくなり、細かい動きができなくなってしまうので、
カフの高さが合っているブーツを選ぶか、短くカット加工してもらうこととなります。

レベル的に硬いブーツが履けてもカフの高さによりパフォーマンスが下がることもあるので
確認してください。

あとは、前傾角ですねメーカーごとに設定されている前傾角(足首の角度)が違うので
この部分も滑りに影響が出るので店員さんに確認してみてください。

ブーツのフィッティング時にはレース用のブーツを選ぶ場合であればインナーを外して
紐で縛ってから履くタイプのブーツもあるので実際使用する状態で確認するといいと思います。

文中にも記載しておりますが、ブーツの加工などによる細かいフィッティングの可否は
店員さんに確認して選定してみてください。

また、ブーツの剛性を上げて足首を動きやすくする「BOOSTERストラップ」という
ゴムでできているストラップを付けることでブーツを まろやか(表現合ってるかな?)
にすることもできます。興味があればこちらも店員さんに確認してみてください。

ブーツの選定はすごーく気を使いますね。
間違った選定をすると直ぐに買い替える検討も必要となります。

いろいろ語りましたが、最高のパフォーマンスが出せる「痛くない」「フィットした」
ブーツに出会ってください。。。

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