スキー の切替は重要だ!入れるけど入れないほうがよい・・


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(1級・2級)やプライズテスト(テクニカル・クラウン)
の合格に向けて取り組んでいるスキー狂のみなさん

スキーシーズンは・・と考える雰囲気ではなくなってきているというか・・
大分暑い。。

オフシーズン。どのようにすごしてますか?

滑ろうと思えば、、雪渓やPIS-LAB(ピスラボ)やマットスキー
などで滑ることもできますが。。
滑ることはできなくてもスキーのことを考えない日はないと思います。

昨シーズンも滑りの向上に向けて取り組んでいましたが、
滑りのプロセスの中の 切替 の重要性を凄く感じたシーズンでした。

切替 について自論を展開します。




切替

切替ですが。。。

意識して滑っていますか?

滑りのプロセスの中で必ずでてくるワードですが。。

滑りの技術で板の操作、体の体勢など
順番や力の入れ方などで滑り方は大きく変わると思います。

何をするという訳ではないが
切替 を意識することで
滑りは大きく変わると思う。

以下に項目を示します。

1.プロセス

2.入れるけど入れない

3.効果

以上の項目で展開します。




1.プロセス

プロセスですが。。。

スキーで滑るときのプロセスで大きく3つあります。

身体がフォールラインに落ちていきながら板が進んでいきます。
フォールラインを向くまでが「谷回り」
板がフォールラインを向いてからが「山回り」
スキーのターンは半円をイメージしますが
最初の90度が「谷回り」
後半の90度が「山回り」
のイメージです。

そして、、、前のターンの 谷回り の後に
山回りとなりますが、、、、
この 山回り と 谷回り をつなぐのが
切替となります。




スキーのターンはスタートを切替から考えると
スキーヤーが雪面に垂直に立ち
板のエッジが雪面とフラットな状態からスタートし、
谷回りではスキーヤーが板よりフォールライン側、
谷側に移動し、エッジがたち 板に対して荷重します。
荷重することで板の特性やずれを活用して
ターンが開始されフォールライン方向に丸みを帯びながら
板が進んでいきます。

徐々に板がフォールライン方向に向きながら
外力(重力や遠心力)に対抗するために
スキーヤーは内傾しこれによりエッジもさらにたってきます。
板がフォールラインに向いたところからが山回りです。。
ターンの中で一番スキーヤーが力を必要とする
ターンMAXとなります。
外力に対抗するために身体の軸を意識しながら
板に荷重します。




ターンMAXを越えると荷重を緩めながら
外力に対抗するためにスキーヤーよりターンの外側に
あった板を身体の真下に戻していき切替となります。
この時にエッジも徐々に外れていき
切替では左右の板のエッジは外れ
スキーヤーは雪面に対して垂直に立った状態に戻ります。

その場で立った状態で板を中心に身体の位置を再現すると
板の左右に身体が行ったり来たりします。
板の真上の状態が切替です。

エッジもたっていない。。
荷重もしていない。。
この状態の切替がターンの中では重要だと思います。




2.入れるけど入れない

入れるけど入れない。。ですが。

切替 はターンする中で重要なプロセスの一つだと思います。
切替を入れないとハイレベルなターンはできないと思います。
切替は入れる必要があると思います。

ですが・・・切替は入れないようにするのがいいと思う。。

は??訳わからないんですが・・という感じだと思います。

入れる必要があるが、、入れないようにする。
どっちなんだ・・

しつこいようですが
切替は入れる必要があります。




ターンのプロセスでは切替からスタートすると
切替→谷回り→山回り
となります。

1ターンだけでなく数ターンで考えると
「切替」→谷回り→山回り→「切替」→谷回り→山回り→「切替」→谷回り→山回り
このようになります。

谷回りや山回りでは板のエッジがたって
荷重することでターンを成立させる重要なプロセスです。

切替はスキーヤーは雪面に対して垂直に立ち
雪面に対して板のソールを平行にしてエッジはたてず
何もしていない状態。。

切替は何もしないで板の上に立っているだけの状態。。

谷回り と 山回り はターンの中で仕事をしている感じですが、
切替 は何もしていない感じ。。
無くてもいいのでは?と思ってしまうが、
無いとターンが成立しない。




この何もしていないことが重要だと思う。

山回りではターンMAXでエッジがたち
外脚に多く荷重している状態。。
谷回りではターン始動しエッジがたち
徐々に外脚に荷重していく状態。

左脚を外脚として谷回りでは
左脚のインエッジがたち板に荷重し始める。
山回りではこの左脚の荷重を外力に対抗しながら
強めていく。。。

次のターンは右脚が外脚となるが
左脚のインエッジをかませたまま・・荷重したまま
次の右脚のインエッジをたたせて荷重すること
を考えると。。。




パラレルスタンスでできない。

左脚のエッジがたった状態から
右脚のエッジに変える。。

踏み替えの操作となってしまう。

谷回り→山回り

はパラレルスタンスのままではできない。。

このために切替は必要だが、、、
切替はなにもしていない状態。

練習では切替を長く保ち、入れるという意識をもって
滑るのがよいと思うが、、、

何もやっていない期間が長いと
間抜けなターンになってしまう。。。

切替 入れるではなくて「通る」。
切替の何もしないステップは必要だが
故意に きーりーかーえー としっかり
時間をかけて入れるのではなく、




谷回り から 山回り で一瞬通過させる。

入れるけど 入れないというほど長くなく 通過させる。
必要なプロセスだがじっくり入れない。。

入れないが 必要な操作!!
切替 を入れることでターンの質は向上すると思う。




3.効果

効果ですが。。。

切替はターンするうえで必要なプロセスの一つだと思います。

谷回り・山回り・切替

谷回りはターン全体のスタート部分での雪面のとらえという意味で
重要だし、、山回りはターンの一番中心となる部分。一番雪面との
力のやり取りが多い部分だと思う。

なんとなく谷回りと山回りでターンが連続しているように感じるが
切替部分が上手くできるかできないかでターンの質が変わってくると思う。




雪面コンタクトをとっていくときに
山回り に沢山仕事をして滑る感じだと思うが。。
その通りなのだが、、、

山回り を過大に活用してしまうと
ターン全体のバランスが崩れる。
一番重要で力を沢山使うプロセスだが
必要以上に山回りを引っ張ると悪影響が出ると思う。

急斜面で止めるという意識が多いと
板をフォールラインに向けて横向きにして
エッジングを求めて、、足場を求めて山回りが過剰になることが
あると思う。

足場を作って次のターンに入る・・
山回りから 直ぐに谷回りに入る。。




こうなると横の移動がなくなり、、
谷回りが少しで山回りが沢山のターンになってしまうと思う。

山回り での足場を使ってからの谷回りとなれば
山回りでのターンの外脚に荷重し、、この荷重を足場として
谷回り・・次のターンの外脚に乗るターンになってしまうと思う。

ターンの外脚から外脚・・踏み替えですね。。
上級者であれば踏み替えなくバラレススタンスを維持して
滑れるとかっこいいですよね。

切替をしっかり入れることで
前のターンの外脚のエッジを外して
次のターンに入るので踏み替えがなくなると思います。




そして足場を作って次のターンに移行するわけではないので
切替を入れることで、谷側の足を山回りで頑張りすぎる
Y脚もなくなると思います。

また、、両方の板のエッジはフラットの状態で
前後の重心も板の中心で切り替えていくので、、、
谷回りでピポット的に板の進行方向に対して
板の横方向の要素を入れてやることで
谷回りでずれを入れてスピード制御もできると思います。。

切替を入れていく意識で滑ると
滑りの質は向上すると思います。




まとめ

切替ですが。。
なにもやらない・・
入れるけど入れない・・
無くてもいいような気もするが、、
無いとターンが成立しない。

地味な部分ですが、
超上級者の滑りをスローで見ると必ず
切替は設けられている。

大回り、小回り、、不整地。。
パラレルで滑るときは必ず必要なプロセスだとおもう。

切替を意識して焦ってターンをすることはない。。
切替を通過させることでターンにも余裕ができるし
横移動も大きくなり板の走りも表現できるようになると思う。




通過させるだけなのでじっくり入れてしまうと
間が抜けてしまうので、、、
しっかり入れないで通過がよい。

入れるけど、、入れない・・・

切替 は何もしない状態
ニュートラル・・。

山回りで終盤に外脚の足場を求めない。。
止めに行かない・・
ターン弧を描いている外脚の軌道のまま
踏んでいる力を緩めていく感じ。。




エッジがかかった状態は
板が身体から離れている状態。
切替ではエッジが外れている状態なので
身体の下に板がある状態。。。

スキーの基本の動きなので
この部分を治すだけで滑りが改善することも
あると思う。。

切替。。。なにもしないのだが
凄く重要だ。。

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