クラウンプライズ取得のレベル 夢で終わるな!合格を目指した取り組み方


スキー狂のみなさん

スキーの級別テスト(バッジテスト)やプライズテストの合格に向けて
取り組んでいるスキー狂のみなさん
検定の合格に向けて取り組んでいるものと思いますが、
目前の目標と最終的な目標もあると思います。

そうなると最終はSAJの検定による資格の最高峰であるプライズテストの クラウンプライズ
が目標でしょうか。。。

クラウンプライズについて自論を展開します。



クラウンプライズとは

クラウンプライズとは先にも記載いたしましたようにSAJの検定
における技術系の資格では最高峰となります。

取得するには、
級別テスト(1級)→プライズテスト(テクニカル)→プライズテスト(クラウン)

となります。クラウンプライズの受験にはテクニカルプライズの取得が必要です。

1級の検定では概ね10人程度の受験で3人程度の合格者と考え、
この合格した3人が集まりテクニカルプライズでは10~25人程度の受験者で1~3人程度の合格者。

そして、クラウンはこの合格者が10~25人が受験して1~3人程度しか合格しません。

検定は1回の検定で合格者数が限定されているわけではなく、確率的なものでもありませんが、
1級の合格でも大変なのにレベルの高さに圧倒されます。

さすが クラウンプライズ 。

検定種目

クラウンプライズの検定種目はテクニカルプライズと同じ検定種目です。

・大回り

・小回り

・総合滑降

・不整地小回り

となります。
斜面設定はテクニカルプライズと同じ斜面で行われます。

どんな滑り

クラウンプライズではどんな滑りをすれば合格できるのでしょうか。

・対応力

・スピード

・安定性

・表現力

特徴としてはこの4つであると思います。

テクニカルプライズに比べて対応力が必要であるということ、
そしてクラウンプライズでは安定性も必要だと思います。

対応力

対応力とは斜面変化やゲレンデのコンディションにとらわれず
滑り降りてくることができるということです。

・斜度変化

・片斜面

・雪質

・不整地のリズム変化

などへの対応です。
技術と経験にもとづいて滑り降りてくることができる。

板の使い方

道具の特性を理解してそれを使いこなす。

力の使い方

自分の力だけでなく、道具の力、外力を上手に使う。

技術の使い分け

雪質、斜面状況により滑りを変えて適正な技術を選択して滑ることができる。

スピード

細かい説明は必要ないと思いますが、
高いスピードへの対応能力を持っていること。

板の操作において板の横方向へのスキッティング要素は少なく
板の縦方向に使う要素が多く 止める要素は少なく、
種目によってはどのように滑れば減速させないかも考える必要があります。

しっかりターンをしてスピードを維持する必要があります。

ターンがしっかりできずにスピードだけあっても逆に減点となります。

安定性

テクニカルプライズとの一番大きな差はこれだと思います。
「対応力」「スピード」も高い次元の滑りを行うために必要ですが、
これらが安定して発揮できることだと思います。

テクニカルプライズとクラウンプライズは一緒に検定をしていることが多いので
見学して比べてみてみてください。

検定斜面は同じ斜面を滑ることとなります。

受験者はそれぞれの受験している資格を持っているわけではありませんが、
テクニカルプライズの受験者に比べてクラウンプライズの受験者は
暴走や転倒は少ないと思います。

表現力

1級では与えられた検定の斜面を全力を出し切って
暴走しないように滑り降りてくると思います。

テクニカルプライズでも同じですが、
限界のスピードの次元も上がってきているため
基本的にスピードを出していく中でしっかり演技をする。

演技?  そう演技です。

与えられた斜面の中で求められている要求事項にたいして
自分の滑りをどうやって表現していくか。

・滑りを大きく見せる

・迫ってくる感をだす

・躍動感をだす

具体的には
総合滑降での構成や滑っているときの腕の構え、ストックの向き
ターンの左右のサイズ、落差のとり方、谷回りでの上体の落としこみ
などでしょうか。。。

検定であり技術戦ではないので、、求められていることを理解して
表現が必要です。



まとめ

どうやったら取得できるか・・・・ですが、
手前の山が大きくてその後ろに隠れている山が見えない状況かもしれませんが、
1級やテクニカルプライズの合格に向け取り組みながら最終は・・・

心のどこかでクラウンプライズ の取得を目標に取り組むことでもいいかもしれません。

しかし、「上達する」  という気持ちを常に持ち続けること。
そのために謙虚に取り組むことだと思います。

練習もただ滑るだけでなく考えて滑ること。

滑りを構成しているのは手・足・体 各部位が動いて全体を構成します。
それぞれがどうやって動いた結果の滑りであるか。
そして・・それらを効率よく動かすには

・どのような力の使い方

・どこで力を使うか

・どの程度力を使うか

を考えて滑りに落とし込む必要があると思います。

これらの滑りの意識は高速で練習しなくても習得できると思います。

低速のプルークボーゲンにもどり一つ一つの動きの理由を理解することで
高速の動きにつながることもあります。

上手な人に教えてもらえば全ての人が上手になるということはありません。
教えてもらったことを如何に自分の中に落とし込み習得するか。

確実にいえることは、合格に向けて取り組んでいいれば目標の資格に
少しでも近づいていくことは間違いありません。

一般のスキーヤーがクラウンに合格するには
思い・取り組み の日々の積み重ねが滑りの上達につながり
クラウンを獲得できると思います。

しかし、クラウンプライズは取り組んでいれば合格できるというようなものでは
ないと思います。(他の資格も同じ事は言えると思います。)

目標の資格に向けて間違った取り組みのないように見極めて
合格に向けた取り組みを進めてみてください。

そのためにGakuroから少しでも合格に向けての取り組みを投稿していきます。
私がクラウン合格の切っ掛けとなった意識について、力の使い方
プルークボーゲンからの展開など投稿しております。

時間があればご参照ください。
取り組みの参考となり合格となれば幸いです。

スキーの上達に必要な力について3つの意識 今できる滑りから・・滑りの質が向上する

アイソメトリックで意識を変える

スキーの全てはプルークから始まる 1級・指導員系苦手な横滑り対処法/テクニカルに向けた体勢はこれ

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